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Ciger Bar 「琥珀」
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■
大勢で飲んだ後には、一人の自宅に戻る前にどこかワンクッション置きたくなる。
天動 記士郎
が「琥珀」を訪れたのは、そういった理由からだった。
重厚な扉を押すと、店内はほぼ満員。空いている席を見つけ、そこに腰掛けてから店内を見回す。
ふと視線を巡らせた先には、いつも煙草を購入する店の店主、瑛華の姿。記士郎の視線に気付いたのだろう、愛飲している煙草のパッケージを掲げて会釈をしてみせると、瑛華も会釈を返す。
その隣にいるのは、いつか九夜山で見た女性――理紗子の姿。向こうがこちらを覚えているかは分からないが、視線が合うと、記士郎は笑みを浮かべながら頭を下げた。
理紗子も、見覚えのある男性の姿に慌てて会釈を返した。
「ウィスキーを、ロックでお願いします」
「かしこまりました」
普段吸っている煙草をしまい、代わりに丸い缶を出す。『ガラム・スーリニャ』と書かれた缶の蓋を開け、中から一本取り出す。
ウィスキーと共に吸う時は、必ずこれである。フルーティーな甘い香りのするそれを、酒が出てくるまでの間手慰みに弄りながら店を満たす音に耳を傾ける。
微かに聞こえる音楽、煙草について語らう声、近況報告らしき会話を重ねる二人……目を細める記士郎の前に、静かにグラスが置かれた。
「ありがとうございます」
店主に礼を言い、ゆっくりとグラスを傾ける。大勢で飲むのも良いが、こうして一人で飲むのもまた違った味わいがある……ぼんやりと、そんなことを考えながらグラスを置く。
「マスターは外国に行った経験がおありで?」
「ええ、学生の頃にロンドンへ数週間」
「なんとなくそんな気がしたんだ。ロンドンも歴史ある良い場所だ」
一颯と店主の会話を聞きながら、記士郎は煙草に火を点ける。
火が煙草に移ると、パチパチと弾けるような音がした。
その音につられたのだろう、隣に座っていた一颯の目が記士郎へと向けられる。
「おや……ガラム・スーリニャとは珍しいものを吸っているね」
「ええ、最近は缶入りの煙草を扱うお店は減ってきていますからねぇ」
軽く吸い込むと、クローブの香りが広がる。指の間に煙草を挟みながら、記士郎はのんびりとした声音で答えた。
他の煙草と比較して甘い香りではあるが、嫌煙家にしてみればどれも同じに感じてしまうかもしれない。堂々と煙草が吸える場所に感謝しながらグラスを手にすると、氷が転がり小さな音を立てた。
「愛煙家には、厳しい時代だね」
「そうですねぇ……店内で煙草が吸えるお店は少なくなりましたからねぇ」
口を噤んでグラスを置く。まだ煙草は十分に残っている。
燃え尽きるまでこの雰囲気を楽しもうと、記士郎は煙草に口をつけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月25日
参加申し込みの期限
2015年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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