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【体育祭】七色のパン食い競争 白猫組サイド
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【疾走する者達】
さて、ついに競技もクライマックスです。
ここでトップグループの順位に大きく異変が起きたようです。
「……っ、鼻血が……」
御剣 刀
くんは、つい先ほど後ろの騒ぎに振り返ったときに見てはいけないものを見てしまい、鼻血が止まらなくなってしまいました。
(くそっ……。走るだけなら鼻血ぐらいどうにでもなるのに……)
刀くんはサンマさんがそっと差し出してくれたティッシュを鼻に詰める作業で大きくタイムを浪費してしまいます。
(……これはもしかしてチャンス!?)
その隣を全速力で駆け抜けていったのは二番手につけていた
鴇波 羽衣
さん。
華麗なジャンプで応援席を魅了した彼女はそのまま勢いに乗って、トップに躍り出ます。
さらにその後につけていたのは
ティナ・フォルトゥス
さん。
(あまり気持ちのいい抜き方ではありませんが、運も実力の内ですわっ……!)
持ち前の持久力をいかして、前半とほぼ変わらぬ速度で羽衣さんの背中を追いかけます。
「鼻血かー。私もたま~にパスに失敗して、やっちゃうけど意外と辛いのよね……。ガンバレ!」
バレー部である
羽生 碧南
さんもまた刀くんに労わるような声をかけつつ、勝負の世界は非情と言わんばかりにその横を全力で通り抜けていきます。
「……くそっ! まだだ! まだ勝負は終わってないぞっ!」
そこでようやく立ち直った刀くんが持てる力を振り絞って、遅れを取り戻すべく走ります。
勝負の行方はまだまだわかりません。
「……(若干)餡子は苦手なんだがな。四の五の言っていられないか……」
灯 斗南
くんは再び走り始めた刀くんのやや後方をゴールに向かって走っていました。
片手にはパンを、もう片方の手にはイザというときのために残しておいた牛乳を。
(……よし、あとは牛乳で流し込んでラストスパートをかける!)
斗南くんが残ったパンを牛乳で胃に流し込んで、地面を蹴る足を強めようとしたまさにそのときでした。
「うっ……!?」
ぐきゅるるるるるる、と彼のお腹が人体が発してはいけない類の音をあげました。
(……やばい。精製していない牛乳を一気飲みしたせいで腹が……)
脂汗を浮かべて、あたりを見まわす斗南くん。
現在、彼はかなりいい位置につけていました。
それは、いつもは面倒くさがりの彼がクラスに、ひいては白組に貢献しようと頑張った結果にほかなりませんでした。
しかし、腹痛は予想外に激しいものでした。
斗南くんは恥辱と耐え難いほどの痛みを心の天秤にかけて――、
(もう駄目だっ……)
彼はここでリタイアすることを選択しました。
断腸の思いで、斗南くんはコースを離脱してトイレのある校舎へと駆け込みます。
「おや? 彼はお腹の調子でも悪いのかな?」
同じ白組の斗南くんが校舎に消えていく背中を、すぐ後ろを走っていた晴海 飛鳥さんは小さく首を傾げなら見送りました。
(不運だけど、これも運命だから仕方ないね……。君の分まで僕が頑張ることとしよう)
志半ばに果ててゆく戦友に心の中で敬礼をしながら、飛鳥さんは牛乳で残ったブルーベリーパンを胃に流し込みます。
(パンに何の面白みもなければ、華麗な跳躍を決めたわけではないけれど、僕は今この順位にいる。このまま一気に決めさせてもらうよ)
飛鳥さんは最後のひと踏ん張りをするべく、大地を蹴る足の力を強めます。
「か、辛いよぉう……!?」
澪乃 澄佳
さんはあまりに辛すぎるカリーパンに涙さえ浮かべながら、それでも必死に牛乳を片手に残り半周を走り続けていました。
(コクもあるし、シンプルなパン生地とあってはいるけど、それでもやっぱり辛すぎるようっ……)
思わずサンマさんのところに取りに戻った牛乳で、飲み過ぎないように注意しつつ、辛さを緩和しながら澄佳さんは走りました。
「はうううう、辛いようぅぅ……」
思わず涙をぽろぽろと零しながら、それでも彼女は頑張って走り続けるのです。
飛吹 勘助
くんもまた辛さに耐えつつ、必死で走り続けていました。
(辛いし、ツラいけど……俺を助けてくれた二人のためにも……まだ倒れる、わけには……)
一人で戦っているのではない。自分達はチームなのだ。
その想いを胸に、勘助くんは最後の力をしぼって走り続けます。
「真央ちゃん、フルスピードなのだぁぁぁっ!」
後木 真央
さんもまた初志貫徹するために、全速力で残り半周を駆け抜けます。
(パンは辛かったけど、命の水のおかげで元気100%なのだ! 最後まで諦めずに一位目指すのだっ!)
真央さんは獲物を狙って走る黒猫のように、ノーブレーキで最後まで突っ走ります。
夏夜さんはそんな同級生達の様子をどこか遠くに見つつ、他者回避を優先しながら自分のペースで追走を続けていました。
(……みんな普通に楽しんで(?)いるな。やはりクローネの仕業というのは僕の考え過ぎだったか……)
ふぅと小さく息を吐いて、夏夜さんは自分の取り越し苦労に小さく苦笑します。
(夏朝だったら、こんな無駄な心配はしないで、普通に競技を楽しんでいたかもしれないな……)
それが夏朝の願いなら、自分もそのために今は走ろう。
薄い茶の瞳に決意の明かりを灯し、夏夜さんもまた残りわずかな時間に全てをかけて走ります。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月25日
参加申し込みの期限
2015年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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