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【体育祭】ネココー式借り物競争 ~一般参加サイド
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【ゴーイング・マイ・ウェイ ~ただし三輪車で】
旧市街へ向け、疾走するバイク。向かい風に乗って流れていくBGM。自身にとっては過ぎ去ってしまった時を象徴する、広がる青空のように爽やかな青春パンクは、うら若き少年少女たちへの応援ソング!
広村 正敏
、39歳。若人たちの輝かしい青春を後押しする、ワイルドで、パンクでロックなオジサンです。
「……おっ、キミ、やるねぇ!」
に、と不敵に笑う正敏のバイクに並んだのは……なんと、一台の自転車。スポーティなシルエットのシクロクロスを駆り、うおおおっと追いついてくるのは、本競技の出場者たちの中でも屈指の肉体派。
北 玄
!
サイクルウェアの背中に備え付けられたポケットから、栄養タップリの補給食を取り出し、ぱくり。自前の経口補水液でお口を潤して、いわゆるカーボ・ローディング、ウォーター・ローディングによる自己管理も完璧!
「今日の僕は全身全霊、本気ですよ! 必ず、名誉ある勝利を……あの人に捧げますよ!」
そう。白猫組にいる、愛しい人のため。玄はこの競技に全てを賭け、全精力を注ぎ込んでいるのです!
「おぉ、青春してるじゃねーか! いいねぇ、ロックだねぇ……よぉし、こりゃオジサンも負けちゃいられねーな!」
豪快に笑う正敏。情熱的な若人に触発されて、自身もまた、熱く燃え上がってしまったようです……まぁ玄さん、この童顔で、三十路越えてらっしゃるんですけれども!
そこはひとまず、さておきまして。どるるん! 加速し、直線で引き離しにかかるバイク。小回りを生かして、コーナーで追いすがるシクロクロス!
両者一歩も退かず。二台はそのまま、旧市街へと突入していきました。
「あら、呉井先輩も三輪車?」
「圭花ちゃんもかぁ、奇遇だねぃ」
電車と走りで到着した
桃川 圭花
は、店先で
呉井 陽太
とばったり。同じ白猫組ということもあり、互いにひとつ、笑みを交わします。
目の前には、
サイクルショップ『CatBiCycle』
の看板。通称『かっとびさいくる』とか、『かっとばしっくる』とか呼ばれていたりする、寝子島島民の足回りを支える自転車屋さんです。
「携帯と財布取ってきたら、ちょっと遅くなっちゃったわ。出遅れちゃったかしら」
「まだまだ、分からないよぅ。とりあえず、入ろっか?」
陽太に促され、圭花はうなずき、お店の扉を開きました。
途端。
「……つーわけで、俺たちも一般枠で参加しててな。お題がここの、『キャラクターもの三輪車』ってわけだ!」
「勝ったら店の宣伝になるですよ、売り上げ倍増ですよ! だから僕に三輪車、貸すですよ!」
正敏と玄が、店員さんと交渉の真っ最中でありました。
思わず顔を見合わせた、陽太と圭花。
「うかうかしてられないね、こりゃ」
「そうね、いきましょ。その話、私たちにも乗らせてもらえるかしら?」
と言って乱入すると、
「おっ。キミたちも借りに来たのかい?」
「白猫組さん、協力するですよ!」
もとより白猫寄りな玄はもちろん、飄々とした正敏にしても、この場で協力しあうことに異議はありません。
集まった四人でしばし、店員さん説得タイム!
いつになく真剣な表情の陽太は、
「……お借りした三輪車は、必ず返しに来ます。もしもの時は、ここへ連絡を入れてもらっても構いません。よろしくお願いします」
す、と取り出した生徒手帳を提示して、身元を保証。
圭花は、持ち前の度胸と勢いのままに、
「お店の商品の宣伝をしてあげるから、ちょっとの間だけ! 貸して欲しいって言ってるの。損はさせないわ、いいでしょ? ね?」
そんな風に、幾つかの案がやり取りされた後。最終的には圭花、そして玄の言った通り、お店の商品でトラックを走ることが宣伝になる! という言葉が決め手となり、また事が済むまでは預けておくという、陽太の手帳の担保もありまして。どうにか、しばらく貸してくれることになりました。
「金ねぇし、ここはお情けで。な!」
というオジサンの切実なオネガイも、どうやら多大な効果があったようですけれど!
改めて、ぐるりと見回せば、種類も様々なたくさんの自転車が売り出されております。中でも三輪車のコーナーは、端のほうの一角に、こじんまりと設けてありました。
とは言いましても、種類はなかなかに豊富。お目当ての『キャラクターもの三輪車』も、幾つかの選択肢があるようです。
「俺はもちろん、一番デカくてカッコ良くて、パンクでロックなのを選ぶぜ!」
「パンクでロックな、三輪車……?」
首をかしげた陽太に、正敏はニヤリ。
「フィーリングだよ、フィーリング!」
良く分からない答えが返って来ました……けれど、そこに理解を示す人も。
「ふふっ。オジサン、分かってるじゃない? そう、パンクでロック! 私が選ぶのは……これよ!」
圭花が手をかけた、一台の三輪車。ショッキングピンクの車体に、前かごのパネルには、可愛らしい女の子のイラストがぺたり。
『サンマキャッチ☆ネコキュア』! それも、圭花が幼い頃にすこぶるのめり込んだ、思い出の初代ネコキュアバージョンです。
「パンクで……ロック?」
一層細まる、陽太先輩の目を置き去りに。
「なるほど、そう来たか! それじゃ、俺はコイツを選ぶぜ。フィーリングで!」
「僕はこれですよ、あの人のために戦うヒーローの僕にぴったりですよ!」
三輪車を選ぶオトナたち、何だか楽しそうです。
正敏が選んだのは、アノ国民的有名モンスター。近年、海外での映画化も記憶に新しい、カッコカワイイ『大怪獣ゴアラ』のモデルです。
隣の玄さんはと言いますと、特撮モノの代名詞、30年を経て未だ続く戦隊ヒーローの系譜、その最新作『超戦隊サイレンジャー』がモチーフの、カラフルな一台をチョイス!
他の面々が三輪車を選ぶ中、うーんと首を捻った陽太。イマイチ、ピンと来るものが無かったりしましたけれど、
「んー。じゃ、オレはこれにするよぅ」
選んだのは、『ニャンビッチ』の囚人猫の片割れ、緑と白の『ニャーチン』モデルでありました。手先が器用で、工具一つで何でも作り、直してしまうというそんなキャラクターは、粘土細工や陶芸などモノづくりが得意な陽太には、これが案外、マッチしていたのかも知れません。
首尾よく三輪車を借り受けることができた彼ら。
三輪車の運搬について、玄が店員さんへ尋ねてみますと、『CatBiCycle』さんのご好意で、乗ってきた自転車と一緒に、寝子高まで車で運んでもいいとのこと。宣伝にもなるからという理由ですけれど、そんな嬉しいお言葉に、
「これはラッキーですよ! 僕の勝利に、また一歩近づいたですよ!」
玄と陽太、それに圭花は、ありがたく乗らせてもらうことにしました。
自前のバイクがある正敏は、後部座席に三輪車をくくりつけ、一足早くご出発。
「お先に行かせてもらうぜ。悪いね!」
「いえいえ、まだ勝負は分かりませんよぅ?」
「ははは、その意気だ! お互い頑張ろうぜ、それじゃーな!」
どどどどど、と疾走していくバイクを見送ってから。
圭花は寝子高へと戻る前に、ちょっぴりネコキュア三輪車へ試し乗り。けれど、
「……の、乗れない。漕げない!」
女の子としては比較的長身な圭花。加えて身体の柔軟性の問題なんかもありまして、まともに乗るのは難しそうです。とはいえ、
「ま、先にそこへ気付けたのは良かったわよね。それに、乗れないなら乗れないで、何かやり方をひねり出すだけ……あ、そうだわ!」
車を待ちながら、圭花は携帯電話で、何やら検索し始めました。
いつだって前向きな彼女。どうやら、とっておきの方法を思いついたようです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月22日
参加申し込みの期限
2014年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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