this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【体育祭】ネココー式借り物競争 ~一般参加サイド
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
15
つぎへ >>
【彼らの輝き ~その1】
「……む!」
グラウンドのトラックにて、選手たちを待ち受ける借り物大魔神。
「いよいよ、選手たちが戻ってきたようだ。観客たちよ、盛大な拍手で、彼らを出迎えたまえ!」
魅惑のヴォイスと共に、芝居がかった大仰な仕草で、ば、と短い着ぐるみアームを振りかざせば、その先に……姿を現す、選手たち! 各々に借り受けてきた品を携えて、彼らは今、寝子高へと舞い戻ってきたのです。
トラックへと入った選手たちは、周囲を囲む観客たちの激励の拍手の中を走り始めます。
まず、先頭を行くのは……黒猫組、
志波 拓郎
! 白猫組、
風雲児 轟
! そして一般参加、
檜扇 唱華
! いずれも借り物として、出来立てドーナツを引き当てた三人です。ドーナツが出来上がるまでにいささかのタイム・ロスがあったものの、場所的には最も近場であり、更には彼ら自身の身体能力や、移動の足の確保などが功を奏したようです。
拓郎はトラックへ入るなり、背負ったリュックからドーナツショップのロゴが入った袋を取り出して、手に携えます。
「借り物を……見せなきゃ、意味が無いから……な!」
まだあたたかいドーナツの熱を感じながら、拓郎は陸上部で鍛えた軽快な走りを、存分に披露!
轟の運び方は、もっと豪快です。お店のトレイに積み上げたドーナツ、美味しそうな香りがふわり。絶えず立ち昇る湯気を目にすれば、観客たちも思わず、ごくり! 喉を鳴らしてしまうのです。
「……っとと。よし、行くぜ! ドーナツショップ『Departure』のドーナツを、よろしく! 出来たてのクラシックグレーズが、俺の一押しだぜ!」
何かにつけて剛毅な轟ですけれど、今回ばかりは慎重。急ぐあまりに、ドーナツを土の上へとぶちまけてしまっては、元も子もありませんから。
お店の宣伝も忘れずに……これを機に、皆にお店のことを知ってもらいたいという、彼の配慮でありました。
続く唱華もまた、手にしたドーナツを高々と掲げながら、
「寝子高から徒歩数分、学生の皆さまの放課後の楽しみ、買い食いには最適! でございます。ドーナツショップ『Departure』を、どうぞごひいきに。よろしくお願いいたします!」
きっちりと宣伝を。ついでに、視界の端でちらり、手を振る女生徒……唱華へ自転車を貸してくれたあの子へも、にっこり! 柔らかい微笑を届けます。
ひた走る三人、そこへ追いすがりますのは……颯爽とメイド服を着こなした、
伊藤 恵美
! 天使のような愛らしさ、
橘 明里
!
二人を演出するBGMは、明里の手にしたオルゴールが奏でる、ゆったりとした繊細なメロディ……なのですけれど。
「……サンタマリアの名に誓い。全てのライバルへ、鉄槌を!」
ぱん、ぱぱん! 手にした二丁のオートマチック……もちろん、ホビーショップで買い求めたモデルガンですけれど。乾いた音を響かせ火を噴いて、鉄人メイド恵美、ここに推参!
彼女につきましては、グラウンドへ至る直前、少々勢い余って、がんっ! と壁に激突したもののけろりとしており、それを目撃していた観客に、あのメイド、一体何で出来ているんだ……? なんて言わしめ、グッと余裕のサムズアップで返した。なんてエピソードも伝わって来ております。
「わ、わ! び、びっくりしたの……!」
モデルガンの火薬音に驚き、わたたた! と躓きかけたのは、併走する明里です。抱えた貴重な逸品を、何としても落とすまいと集中する彼女の耳に届く、銃声。ぱたぱたぱた、一生懸命に走るその姿を彩る、ゆったりのんびりなオルゴールの楽曲。
美しいバックミュージックに乗せて展開される、激しいアクション! 明里と恵美、二人の走りはまるで、ちょっと小洒落た欧州映画のワンシーンのようにも見えたとかなんとか。
そんな光景には、
「わぁ……皆が笑ってて、楽しそうで賑やかで。何だかあかりも、とっても楽しいの!」
「あら、やるわねー天使ちゃん! さあ、もっともっと、盛り上がって行くわよー!」
観客のウケだって、バッチリだったりするのでした。
続きましては、この四人。
黒猫組、
御剣 刀
!
奈良橋 博美
! 白猫組からは、
マリナ・M・マディソン
!
常闇 月
! いずれも各組双方が誇る、身体能力には自信アリアリ! な面々であります。
刀と博美が手に持った皿の上には、ぷるぷるぷるぷる。美味しそうな豆乳プリン、もちろんバケツサイズ!
「くっ、揺れて……運びづらい……っ!」
「こぼして台無しとか、食べ物への冒涜も良いところだからね……慎重に行こう」
借り物のお題がお題だけに、持ち前の脚力、体力を存分に発揮できず、もどかしい二人。
マリナが両手に抱えているのは、ブリキのカラクリ人形。ともすればカタカタ、何もしていないのに勝手に動く人形に、
「……サイボーグに、カラクリ人形。インガな取り合わせデスね」
マリナは何だか、親近感や愛着の情が湧いてしまうのです。
ちらりと黒猫組の二人に目をやると、マリナはそっと人形を下ろして、
「この隙に追い抜くデス。一緒に行くデスよ……『マリナ2号』! TAKE OFFデスッ!!」
ばびゅん! 勝手にそんな名前を付けたカラクリ人形と共に、マリナは猛然とダッシュ!
「……っ。私も、やるしかありませんね!」
仲間のそんな活躍を目にしては、月もまた、奮起しないわけには行きません。
度が合わない眼鏡をかけた月は、あえてペースを落とし、彼女にしてはスローペースでここまでやってきました。けれど、それもこの瞬間に全力、本気で走り抜けるための、下準備。
ふらつく足、視線を前方へ、きっ、と定めて。月は本来の力を解放し、疾走!
猛然と追い上げてくるマリナと月の圧力を背後に感じ、ここで刀が、とっておきの一手に打って出ます。
「よし。喰うか!」
「えっ?」
聞き返した博美の前で……刀は、かぷり! バケツ豆乳プリンにかぶりつくと、スゴイ勢いで食べ始めました。運びづらいなら、その要因を無くしてしまえばいいとばかりに……なんという、逆転の発想!
「うん、美味い。美味いぞこれ! 西野町とうふ店のバケツ豆乳プリン、うまーい!」
「なるほど、宣伝も兼ねるのか。確かにこれなら、借りてきたお題を生かしてることになるよな。美味い……いや、上手い手だな!」
思わず感心してしまう博美、けれど彼女には、走りながらプリンを食べまくるという器用な芸当は、ちょっと出来そうにありません。
「なあに。俺は俺で、黒猫組のため……全力で頑張るだけだぜ!」
カタカタカタっと『マリナ2号』が博美の脇を走り抜けていきますけれど、焦らず。相手に不足は無いとばかりにか、博美はにっと白猫組の二人へ笑うと、揺れるプリンのバランスを巧みに取りながら、ゴールを目指します。
「よし、完食! 美味かった! こっからは全力だ……速さでは誰にも、負けるつもりは無い。何人たりとも、俺の前は走らせない!」
「私も、勝ちを譲るつもりはありませんよ……!」
「サイボーグとカラクリドールのコンビネーション、見せるデス!」
足先で地面を掴むイメージ、空になった皿を小脇に、急加速する刀。眼鏡のハンデを完全に自分のモノにした月。『マリナ2号』と体を入れ替えながら、まるで一心同体のマリナ。決してペースを崩さず、一心に前を見つめて走る博美。
四人はまさに、一進一退! きわどいレースを展開しつつ、トラックを走り抜けるのです。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【体育祭】ネココー式借り物競争 ~一般参加サイド
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月22日
参加申し込みの期限
2014年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!