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寝子島高校
【体育祭】ネココー式借り物競争 ~白猫組サイド
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【はじめてのデスメタル】
寝子島高校の体育祭を見物に行く、という
曖浜 瑠樹
の付き添いでやって来た、彼の叔父さん。パンフレットから現れた虹色のカードに記されたお題を見て、思わず、うーんと頭を抱えました。
「デスメタルバンド……って、何だろうねぇ。あれぇ、叔父さん、どうしたの?」
こくり、と首をかしげた瑠樹。けれど叔父さんのリアクションは、無理も無いと言えましょう。可愛いものが好きなのんびり屋、大事な甥っ子が借りに行かなければならないものが、よりにもよって、『デスメタルバンドのCD+ヘッドホン』なのですから……まだ幼い子供に、退廃的な音楽が与える影響が、懸念されるところであります。
ただ、幸いにして目的地はここからそう遠くは無く、ひとまず瑠樹一人でもたどり着くことはできそうです。
心配そうな叔父さんへ、
「それじゃ、オレ、行ってくるねー!」
軽い調子ながら、瑠樹はやる気十分! 手をふりふり、たったかと軽快に走っていく甥っ子の小さな背中を見送る叔父さんの心労は、いかばかりでありましょうか……!
CDショップ『Pioggia d'aprile』
は、シーサイドタウンの街中に軒先を構える、ごく小じんまりとしたお店です。
(わぁ……素敵なお店ね)
ちょっぴり息を弾ませながら、
羽生 碧南
が扉をくぐりますと……店内に並んだ棚の中には、数え切れないほどのCDたち。
いくつか手にとって見れば、それは国内の著名なアーティストのものだったり、あるいは海外の名も知らない、けれど何だかカッコイイ洋楽のジャケットだったり。国籍を問わず、ラインナップは実に様々です。中には、今では希少となったレコード盤なども置いてありました。
どちらかと言いますと、あまり知られていないような、マイナーなものが多いでしょうか? 碧南は店主さんのセンスの良さに感心しながら、何だか弾むような気分で、さっそく目的のCDを探します。
と、
「……あら? あなたも借り物競走の出場者?」
「あっ、こんにちはぁ。へへ、そうだよぉ」
体育祭のパンフレットと、虹色のカードをぴらりと見せてくれるのは、笑みを浮かべた瑠樹でありました。
「でもデスメタルって、良く分かんないんだぁ」
「私もなの。ねえ、一緒に探してみましょうか?」
「うんっ!」
どちらも明るく、人当たりの良い性格。目的も同じとあって、二人は協力して事に当たることにしたようです。
ひとまず手分けして探すこと、しばし。
刻々と時間は過ぎていくものの、売り物のCDは、これが膨大な数に上りまして。この中からぴたりとお目当てのジャンルを探し出すのには、どうやら、いささか骨が折れそうです。
「うーん。どれがそうなのかしら……」
「店員さんに、聞いてみよっかぁ」
仕方なく、二人は店番をしているアルバイトらしき若い店員に声をかけて、目的の品を探してもらうことにしました。
「あのねぇ、体育祭の借り物競走で、デスメタルのCDとヘッドホン、借りなきゃいけないんだー。貸してくださーいっ」
パンフレットなど見せつつ、ぺこりっ、と瑠樹が頭を下げますと。
話の早い店員さん、嬉々として了承してくれた……のは良かったのですけれど。幸か不幸か、臨時のバイトだというこの店員さん、どうやら大のデスメタル・ファン! であったようでありまして……何を勘違いしたのか、二人もまた、熱狂的な同好の士だと勘違いされてしまったようです。
やれ、あのバンドがオススメで、こっちのは紛い物だとか。こっちのバンドはパフォーマンスがアグレッシヴで最高だとか、このアーティストのデス・ヴォイスには魂が震わされるとか何とか……凄まじい熱の入りようで、まくしたてるように、語るわ語るわ……もう、延々と!
「なるほど、こっちのこれがオススメで、こっちのはいまひとつで……」
「いっぱいあるんだねぇ、デスメタルって。あっ、これカッコイイ!」
なんて、人の良い碧南と瑠樹もついつい聞き入ってしまい、ついつい、そんな風に良い反応を返してくれるものですから。
気を良くした店員さんの、実に決め細やかで分かりやすいデスメタル入門講座は、二人がハッと本来の目的を思い出すまで、しばらく続きました。
「随分、時間がかかってしまったわね……」
「でも、面白かったねぇー」
快く貸してくれたCDにヘッドホン、それに、これが無きゃ始まらないでしょ! と言って渡されたCDプレイヤーも抱えて、慌てて店を飛び出した碧南と瑠樹。
寝子高からは比較的近場ではあるものの、ロスしてしまった時間を取り戻せるかどうかは、この後の走りにかかっておりまして。
「さあ、頑張って走らなきゃ! 瑠樹君、大丈夫? 走れる?」
「大丈夫だよぉ、頑張ろうねぇ!」
ヘッドホンを首に引っ掛けた瑠樹は、ぐっと握りこぶし。余力は十分! バスケ部に所属する碧南だってアスリート、もちろん負けてはいられません。
「よーし、それじゃ行くわよ……!」
「負けないよぉー!」
だっ! と、二人は並んだまま、勢い良く駆け出していきました。
と……そんな彼らの背中を、物陰からこっそり、見守る人影が。
ふう、と安堵の息を吐いたのは、ひっそりと後をつけてきた、他ならぬ瑠樹の叔父さんだったりしました。やっぱり、心配ですものね!
甥っ子のお小遣いなど承知している叔父さんは、いざとなったら代金を立て替えるくらいのことはしてやろう、という心積もりだったようですけれど。どうやらその必要はなかったようで、一安心。
遠ざかっていく小さな背中。道行く仲間も出来て、楽しそうな甥っ子の後ろ姿には、心配しがちな叔父さんも、ほっと胸を撫で下ろすのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月22日
参加申し込みの期限
2014年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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