this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【体育祭】ネココー式借り物競争 ~白猫組サイド
<< もどる
1
2
3
4
5
…
15
つぎへ >>
【クールにハイテンション!】
いつもクールな優等生、
八神 修
。彼ももちろん、出場することになったからには、持てる全てを用いて勝ちを拾いにいく所存です。
さっそく取り出したスマホで、ぴぴっと連絡を。
「……校門前へ、車を頼む。大至急だ!」
いくらもしないうちに、ずざざざざ! 校門前へと走り込んできた車へ、修は素早く乗り込みました。
この競技における修の力とは、即ち持ち前の財力と、この自家用車による機動力! お付の運転手、風間さんのドライブテクにかかれば、目的地まで一足飛びなのです。
「星が丘のガラス工房まで、大急ぎで」
修の指示に、車はぶおんとエンジンを吹かして走り出します。
事情も聞かずにやってきてくれるありがたい運転手さんへ、修は車中で、手短に状況を説明。
「これはいわば、借り物ならぬ買い物競争! ならば俺にこそ、勝ちの目があるというわけだ」
いつになく熱く語る修。一度やると決めたなら、一直線!
風間さんも、彼のそんな奮起に応えようとしてくれてのことでしょうか。心得たとばかりにアクセルを踏み込み、車はどぎゅんと急加速!
「おおっ!?」
がくんとシートにめり込む修。もっと速く出来る、とは風間さんの言葉ですけれど。
「出来るだけ急ぎつつ、安全運転で頼むよ。ここは日本だからな……おや?」
ふと、スピードを上げた反動で、修の膝の上へころんと転がってきて乗っかったのは、子猫のパトラ。修の小さな家族は、運転手の風間さんにも懐いておりまして、どうやら一緒についてきてしまったようです。
にゃーん! と機嫌良く鳴いたパトラへ微笑んで、あごの下を指先でひと撫でしてやってから。修は、再び取り出したスマホで電話連絡。相手は目的地である、
glass studio 『Kaleidoscope』
です。
「……ええ、寝子高体育祭の借り物競走で、ガラス細工の猫が入用なんです。あるだけ用意しておいていただけますか。ええ、お願いします」
さすがの彼のこと。こうして事前の根回しにも、抜かり無し! なのでした。
しゅた! と飛び乗って、
橘 明里
はきょろきょろ。一段高くなった視界に、首をくるると巡らせて、
「ええっと、確か……こっちが近道なの!」
ぴょんっと軽快に飛び降り、振り向くと、
「おじさん、ありがとうなの~♪」
にっこり! ぱあっと輝く、天使のごときその笑顔! 彼女に足場にされてしまった通行人のおじさんだって、そりゃあもう、クツ跡のついたはげ頭をつるんと撫でながら、思わず許しちゃうのです。
にこにこと楽しそうな明里のお題は、
villa L'eremita
のアンティークオルゴール。
お題そのものにも、浮き浮きとしてくる響きがありましたけれど……とはいえ。彼女には、借りてくるもの自体は、実は何だって良かったりします。
こうして何かのために動いたり、皆と競走したり。仲間たちと協力したり。体育祭の賑やかな雰囲気そのものが、明里には楽しく、うきうきと心躍らせてくれるものなのでした。
明里は、民家の垣根をするりとくぐり、ぴょいっと小川を飛び越えて、迷い無く突き進みます。目的地である『villa L'eremita』は、彼女が住む星が丘寮への帰り道に比較的近く、半ば勝手知ったる道と言えました。
「ぴぎゃー!? ……あ、危なかったなの」
……時折、飛び越え損ねて、川に落ちかけたりもしましたけれど!
それでも明里は鼻歌交じり、楽しげで軽妙な足取りで歩を進めるうち……やがて、無事にお店へと到着。
地中海の空気を感じるその外観に、わくわく。さっそく店内へ入り、展示品の数々を目にしますと、
「ふわぁ、綺麗なのー……!」
明里はきらきら、瞳を輝かせました。
店主が、イタリアのヴェネツィアで買い集めたというアンティークな品々たちは、素人目にも美しく、優美で小じゃれていて、雰囲気たっぷり。眺めているだけでも、楽しくなってしまうのです。
お目当てのオルゴールも、もちろん、そこにはありました。美しい象嵌細工の箱型オルゴール、深みのある滑らかな造形が、明里の目を惹きます。
「あのっ、これ、貸して欲しいなの! 壊さないように頑張るから!」
それなりに値の張る品でありまして、さすがに、手放しですぐに……と言うわけにはいきませんでしたけれど。
熱心に頼み込む明里の様子には、やがてその誠意も伝わったのでしょう。しばし頼み込んだ末に、くれぐれも大切に扱うようにね? と言い含められた上で、明里は無事、オルゴールを借り受けることができました。
「やったぁ、ありがとうなの! 大切に、大切に、お借りしますなの!」
満面の笑顔で、さっそく、ぱかっとオルゴールの蓋を開いてみますと……ぽろん。ぽろん。ゆったり優しい音色が箱からこぼれ出し、明里を包み込みました。
籠の中に敷いたタオルの上、並んだ精巧なガラスの猫たち。『Kaleidoscope』の品はみな店主さんの手作りだそうで、その素晴らしい腕前には、美術品にも造詣が深い修とて、嘆息するばかりでありました。
「……っと、見惚れている場合では無かったな。ありがとう、助かりました。代金はこれで……急いでいるので、釣りは結構! それでは!」
修はお礼を言って踵を返すと、籠を手に再び車へ乗り込み、一路、寝子島高校へと引き返します。
視界の端にちらり、修とは縁の深い
星ヶ丘ホースクラブ
の見慣れた看板が流れていき、ちょっとばかり気を取られた途端。運転手、風間さんのドラテクは確かながら、がくんとなかなか激しい揺れに、修は慌てて籠の中へ、対衝撃用タオルを追加!
パトラがにゃおんと鳴いて、興味深げに籠の中を覗き込むのを、微笑ましく眺め……と。
「うん? あれは……風間、ちょっと停めてくれ」
窓の外に見かけたのは、道端を行く見知った顔。いつになく真剣な顔つきで足を進める、明里でありました。
ドアを開くと、ぽろんぽろん、素晴らしいオルゴールの音色が耳に届く……のですけれど。彼女ときたら、優しいBGMが流れる中で、跳ぶ! つまづく! 走って跳んで、またつまづく! となかなかに危なっかしく、見れば道行く人々の注目をにわかに集め、はらはらとさせていたりするのでした。
見かねた修は、
「……橘! 学校まで、乗っていくか?」
「あっ、やがみー君なの!」
貴重な品を持ち運んでいるとあって、明里も修の申し出に、ありがたく乗っかることにします。
車に乗せてもらい、明里はぷうっと安堵の息をつくと、
「ありがとなのーやがみー君、助かったなの!」
「同じ黒猫組同士だ、協力しないとな。さて……」
ひとつ、落ち着いたところで。修が取り出しましたのは、
「やがみー君、それ、何なの?」
きょとんとする明里の前で、ぱこん。修の頭には……なぜか、猫耳! 腰には猫しっぽ! ついでに両手には、ぷにっとニクキュウ付きの猫ミトンまで装着!
「……わ、笑うなよ。仕方ないだろう、アピールも込みの競技なんだから」
「ううん、やがみー君、とっても可愛いの!」
黒猫組の勝利のためにと、やたらに気合の入った修のコスプレ! 確かにそんなパフォーマンスも、かの借り物大魔神のお眼鏡に叶えば、得点になるのかも知れません。
ぱちぱち、手を叩く明里の笑顔に、
「よし。財力、機動力のカードは切った。後は……演技力だな」
修はきりりと顔を引き締め、クールに言いました。猫耳をぴこんっと揺らしながら!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【体育祭】ネココー式借り物競争 ~白猫組サイド
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月22日
参加申し込みの期限
2014年12月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!