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【体育祭】七色のパン食い競争 黒猫組サイド
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【跳躍する者達(2)】
さて、選手達の挑戦はまだまだ続きます。
久良木 優菜
さんはお嬢さんなりに慣れないジャンプを必死で続けていました。
「えいっ! やあっ! とおっ!」
最初はなかなか届かなかったのですが、こっそり黒組に混じって
八神 修
くんと
後木 真央
さんに牛乳を飲んで貰った甲斐もあってついに彼女の口がなんとかパンに届きます。
「ふぁ、ふぁんとかなりまふぃた……(な、なんとかなりました……)!」
思わずパンを口を放すのも忘れて小さくガッツポーズする優菜さん。
ですが、
「……きゃあん!? まず、不味いですよこれ!?」
ようやく手に入れたミドリムシパンはやっぱり美味しくなかったのでした。
(え、えっと苦手なものを食べるときの対処法は……飲み物で流し込むんですね!)
「牛s――じゃなかった、サンマさんもう少しミルク下さいっ!」
「あいよっ!」
威勢のいい声とともに牛乳を差し出すサンマさん。
優菜さんはその牛乳で涙目になりつつ、ミドリムシパンを必死に流し込むのです。
「ふっ。動物に好かれるイケメンなんて、また寝子高のレディ達の好感度を上げちゃったかな?」
明るく染めた髪をふぁさっとかきあげて、そう呟いたのは
八十八旗 信彦
くん。
レディ(牛)のハートをわし掴みにし、牛乳もたっぷり飲んで、あとは下がってきたパンをキャッチするだけという状況。
そんな信彦くんを見て、ニヤリと悪い笑みを浮かべたのが
宇佐見 望月
くんでした。
(チャラ彦は今調子に乗っている! チャンスはいましかないっ!)
望月くんは大きく息を吸い込むと適当な方向を指差して、信彦くんに向かって大声で叫びました。
「ああっ、あんなところに可愛いおにゃのこがっ!!」
「なんだって(キリッ」
信彦くんが春の風のような速さと爽やかさで、望月くんの指差した方を見やります。
「よし、いまだっ……!」
刹那、望月くんは助走をつけて大きくジャンプ、信彦くんを踏み台にしようと企てたのですが。
「……っ!?」
そのとき、奇しくも望月くんがデタラメに指差したその先で、ある女の子が本当に大変な状況になっていたのです。
その少し前。
巫部 紫苑
さんはおっとりマイペースでまだ牛乳を飲み続けていました。
「あら、そろそろパンを手に入れられた方もいらっしゃるんですのね……。さすがに私ももう少し急いだ方がいいんでしょうか……?」
そう考えて、紫苑さんが一気にコップの牛乳をあおったときに事件は起きました。
「……っ」
慣れない一気飲みに咽てしまった紫苑さんが体操服に盛大に牛乳をぶちまけてしまったのでした。
『……っ!?』
乳白色の液体をわがままボディに飛び散らせた紫苑さんの姿に、一部のサンマさん達と男子生徒達が思わず息を詰まらせて硬直してしまいました。
ちょうどそのとき、信彦くんを踏み台にしようとしていた望月くんもその例外ではありませんでした。
「……っ!? うおわっ……!?」
衝撃的な場面を見てしまった望月くんは顔を真っ赤にして空中で固まり、そのままバランスを崩して信彦くんもろとも地面に倒れ込んでしまいます。
「のあっ……!? モ、モッチー、なにするんだよっ!?」
「……う、うるせぇ! お前が姪っ子にコナをかけるから悪いっ!」
「だから、それは誤解だってっ! 俺はレディに対して常に紳士的な振る舞いを心がけているだけで――」
微妙に噛みあってない言い争いをする信彦くんと望月くん。
一方、当の紫苑さんはというと、
「あらら、やっちゃいましたね」
と、特に困ったようでもなく呟いて、何の躊躇いもなくびしょ濡れになった上着の裾に手をかけて、下着姿になろうとしたのです。
『…………っ!?』
あまりにも予想外な行動に、実行委員のサンマさん達も含めて誰もがその場で石のように固まりました。
「……っ、ちょっと待ったぁぁぁぁぁ!」
そこで、誰よりも早く立ち直ったのが、ほかならぬ信彦くんでした。
「え……?」
紫苑さんは驚いて、上着を半脱ぎの状態でその動きを止めました。
そこにすかさず信彦くんは近づいて、すぅっとおへそがチラリズムしていた体操服をそっと元の位置まで戻してやり、
「レディがそんなはしたない格好をしちゃダメじゃないか。あ、そこの実行委員! ぼぅっと突っ立ってないで、何か着替え持ってきて!」
「お、おうっ! わかったぜぇっ!」
兵役逃れをした自分のことはさらりと棚に上げて、てきぱきと指示を飛ばしていく信彦くん。
ほどなくしてサンマさん達が移動式のお着替えカーテンと予備の体操服を持ってきてくれました。
「助かりましたわ。八十八旗さんはお優しい方ですのね」
「あははっ、そんなことなくもないよ! いやいやそんなお礼だなんて――」
「それではお先に失礼しますわ」
短くお礼を言って、そのまま小走りにパンのところまでいってしまう紫苑さん。
「……あれ?」
ポツン、と一人残された信彦くんがそこはかとなく哀れを誘うなかで。
(……やっぱただチャラいだけの奴じゃないんだよなぁ。だが、しかし姪っ子にコナをかけることは許さんっ!)
望月くんは少しだけ信彦くんのことを見直しつつ、相変わらずの姪っ子馬鹿ぶりを発揮し続けているのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月25日
参加申し込みの期限
2015年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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