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【体育祭】七色のパン食い競争 黒猫組サイド
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【跳躍する者達(3)】
小倉 もなか
さんは大きく口をあけて思いっきりジャンプを続けていました。
(格好悪くたっていいじゃないっ! 今日は体育祭! みんな頑張ってるもの! 私もやれることはしっかりやらないとなのよ!)
自分に言い聞かせるようにぴょんぴょんぴょんと何度もジャンプ。
やがて、
「……ふぉれた(とれた)!」
ようやくキャッチに成功した黄色いパンに満面の笑みを浮かべるもなかさん。
「美味しい! あんパンじゃないのが残念だけど、これなら牛乳でお腹いっぱいでも食べられそう!」
もなかさんは順位よりも気持ち悪くならないことを優先し、歩いてパンを食べながらゴールを目指すことにします。
飛吹 勘助
くんはイルカさんの気持ちになって跳びました。
参加選手の中でもダントツの長身を竹のようにしならせてジャンプする姿はなかなかにダイナミック。
ですが、やはりまだ2.5m以上もある黄色のパンにはそう簡単には届きそうもありません。
(……やっぱり……駄目、か……)
勘助くんが諦めかけようとしたそのときでした。
「諦めるな、飛吹! お前のぶんの牛乳は俺が飲んでおく! 諦めずにそのまま跳び続けろっ!」
みんなのぶんの牛乳を飲んでまわっていた
八神 修
くんが、勘助くんの背中に向かって叫びました。
「……や、八神、くん!」
チームメイトからの温かい言葉に思わず瞳を潤ませてしまう勘助くん。
「真央ちゃんも牛乳飲んで援護するのだ♪ そのまま行け行けゴーゴー勘助ちゃんなのだ♪」
同じく牛乳支援組にまわっていた
後木 真央
さんも勘助くんの背中に熱い声援を送ります。
「……う、後木さんもっ。ありがとう、二人ともっ……!」
彼らの気持ちを無駄にしてはいけない。
熱い声援に背中を押されるようにして、勘助くんは今一度海で出会ったイルカさん達と跳んだときのイメージを思い出しながら大きくジャンプします。
(……と、届いたっ!)
今度こそ成功です。
「よし!」「やったのだ!」
修くんと真央さんがハイタッチ。
「……二人とも、ありがとう!」
「礼は後で良い。今はゴールまで向かって走れ!」
「……う、うん!」
修くんに促され、勘助くんはパンを一生懸命に齧りながらゴールを目指して走ります。
(……っ!? か、辛い! お、俺、辛いの好きだけど、ここまで辛いと死んじゃうよっ……!)
舌を焼くような辛さの激辛カリーパンに思わず涙する勘助くん。
それでも、勘助くんは走る足を止めません。
協力してくれた仲間のために、そして頑張ると決めた自分自身のために。
彼は一生懸命に走り続けるのです。
「おー、勘助ちゃん。速い速いなのだ♪」
勘助くんの後ろ姿を見送って、真央さんが楽しそうな笑みを浮かべて言いました。
「よし、真央もそろそろレースに戻れ。お前の足ならいまからだってまだ上位に食い込める」
「えっ? でもでも、修ちゃんはどうするのだ?」
「いいから行くんだ。俺はここでもう少しみんなのサポートをする。……一位、目指すんだろ?」
「……っ、わかったのだ!」
修くんの言葉に、真央さんはこくりと頷いて、再びコースに戻って走ります。
パンの高さはもはやジャンプするまでもないところまで下がっていました。
真央さんはそれをパクっと口に放り込んで、
「……!? ~~~~~~~っ」
あまりの辛さに、そのまま数メートル地上をゴロゴロ転がりました。
彼女のパンもまた勘助くんと同じ黄色の激辛カリーパンだったのです。
「……真央!? どうした、しっかりしろ、真央ォォォォ!?」
真央さんの常軌を逸脱した行動に修くんが思わず叫びます。
「……も、問題ないのだ! ちょおぉぉぉぉーーーーーとだけ辛かっただけなのだっ……!」
しかし、真央さんもまた気丈にすぐに立ち直って見せ、そのまま脇目も振らずにゴールに向かってダッシュを再開しました。
「真央、頑張れよ……」
そんな真央さんを修くんはとてもいい笑顔で見送ってから、
「あ……」
地面にぽとりと落ちた自分の黄色いパンを見て、
「いかん、下げ過ぎた……」
さすがに飲み過ぎたか、と小さく天を仰ぐのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月25日
参加申し込みの期限
2015年01月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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