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寝子島高校
【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
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(さて、そろそろかの)
三つの部すべてを取材した駒鳥は、土を蹴って夏朝を追いかける。いつのまにかラッセルを追い抜き、夏朝をも追い抜いた(その風で鬘がとびかけ、「あなたも走りたかったの?」と小芝居したがこれが観客に受けた事を夏朝は後で知る)。
駒鳥には目的があった。それは、『最後の決定的瞬間を撮る』ことだった。
「待たせた!」
「ううん。ありがとう」
維剣 姫乃
は首を振り、ぱっ、と駒鳥の腕章を外して彼に渡す。そして、今度は駒鳥が姫乃へと巻き、「いってきます」と彼女がスタートする。それを見送ると、駒鳥はじゃまにならない位置へ移動し、夏朝がアンカーの
桃川 圭花
の所へ来、よろよろと演技をする姿をまずパシャリ。
「わ、私はもう限界です……。あとは、よろしくお願いします」
圭花は恭しく受け取ると鬘を被り、優雅に手袋を装着するとびしっ、とゴールの方向へと手をさしのべる!
「勝利を、栄光を、最もふさわしい場所に!!」
――元からバトンは自由に選べるなんてルールのこの競技、本当の勝者は目立って会場を沸かせたチームってことじゃない?――
圭花は高らかに宣言し、不敵な笑みと共に走り始めた。
そして、生物部が到着。ラッセルは速やかにアンカーの
屋敷野 梢
へと名誉顧問を渡す。因みに彼女、ホスト部に対抗して(?)お姫様抱っこで運ぶ模様。
「部長、頼んだぞ!」
「任せて下さいね」
内心では「デッドヒートの時に順番が回ってくるとか、本気で走らないといけなくなるのでやめてください」とか思っていたが、そうでもないようだ。
(順位やタイムは微妙そうです。責任重大ですねぇ)
因みに、彼女が持つ100m走の記録は14秒後半(自己申告)。
(ほら、空気抵抗になるような胸もないですしぃ……って何言わせるんですかぁ!)
と、思わず自分のスレンダーな身体を思い出してノリツッコミ。あれ? この流れ第3レースでも見た気がする……? というのはさておき、梢もまた気合いを込めてレーンを走っていくのであった。がんばれ、
屋敷野 梢
! 君はまだ成長期だ!!
なかなか苦労した昌也であったが、ラッセルから少し遅れて到着し、アンカーの
桐野 正也
へ。
「きりのん先輩、あ、後お願いしますっ」
まゆ先生への笑顔も忘れず、最後まで心配させまいとどうにかスマートに立ち振る舞う昌也。正也は僅かに苦笑いしつつも、表情を引き締める。
「まゆ先生、すみません。なんかまきこんじゃって……。でも、楽しんでもらえるようがんばりますよ!」
まゆは1つ肯き、「ラスト、がんばって!」と応援してくれるのだった。確かに人を抱えながら華麗に走るのは厳しい。それでもその華麗さを失ってたまるか! と正也は強い意志を持って優雅に華麗に、エスコートするのであった。
その全ての様子を写真に収め、駒鳥は瞳を細める。
「いい瞬間が撮れたのぅ……」
そして、夏朝は駒鳥や昌也、ラッセルに「おつかれさま」と健闘をたたえるのだった。
色々と迷っていた姫乃だが、その走りに迷いは一切無かった。理由は2つ。『全てを承知の上で彼女にアンカーを任せた事』と『新聞部である事』だ。
(重要なのは『私がアンカーでいいのか』ってことじゃなくて、『なんで私がアンカーなのかってこと』……)
春賀 幽
が、カメラを向けてながら応援している。真央の声が、護と駒鳥の声が聞こえる。姫乃は仲間の声に後押しされ、ゴールを目指す。
(体育祭が終わったら、みんながこの『なんで?』についても考察したくなるような……そんな記事を書くんだ。その為に私は)
――ゴールを目指している。皆の思いを乗せたバトンと一緒に。
姫乃は、僅かに微笑み、走っていくのだが……胸が痛い。というか、視線が熱い。気付けば男子生徒の視線が何故か姫乃の胸に向いている。
(……ってそんな注目するのーっ?!恥ずかしくて走りづらいけど、そんな事言ってる場合じゃないっ! みんな、力を貸して!!)
顔が真っ赤になりつつも、腕章ごと腕を掴む姫乃。無自覚だがなかなか豊満なバストの持ち主で、それ故に揺れて思春期真っ盛りな男子たちの注目の的になっていたようだ。
その背中を追いかける圭花は鬘の縦巻きロールを靡かせ、颯爽と走っていた。
(これを機会に、演劇部の事を皆に知ってもらえたらいいけど)
そう願いながら走るその姿もまた、かっこよく決まっている。こちらは女子の視線が集まっているようだ。僅かにずれた眼鏡を正しつつ、姫乃の後を追う。距離は縮まったり離れたりを繰り返し、中々追いつけない。
(皆の思い出に、私達の勇姿を焼き付けますよー! 勿論、部員募集アピールも忘れませんけどね!)
名誉顧問を抱え、突き進む梢はじわじわと圭花へと近づいていく。生物部の活動として野山を駆け回っていたのは伊達じゃない、と言わんばかりの走りを見せ、観客たちは感心する。
(まゆ先生第一に考えて、尚且つスマートに。今は、それが1番だ!)
正也がまゆをしっかり抱えて走っていく。担任という事もあり色んな意味でどきどきはするが、きりっ、とした表情は崩れない。彼は頼もしさを滲ませる笑顔で少しでも距離を縮めようとする。その間にも、姫乃はゴールへと近づいていた。
(あと少しで……)
そのまま、姫乃は、白いゴールテープへと飛び込んだ。パァン、とピストルがなって、姫乃はそれで我に返る。無我夢中だったようだ。「やったのだ!」と真央が歓声を上げれば、護たちも笑顔で姫乃を出迎える。
次にゴールした圭花は鬘を徐に外し、ラフに纏めた髪を風に靡かせる。そうしながらも声援に答えて手を振り、さながらその姿は王子様だ。
(せっかくかっこよく決めてるんだもん、最後まで貫いていいでしょう?)
自信に満ちた瞳で見渡し、優雅に一礼する。一部の女の子たちから黄色い声援があがり、内心で照れたのは秘密だ。
そして、名誉顧問を抱えた梢もゴール。頭が飛びそうな勢いで掲げれば、生物部メンバーがそろう。
「胴上げ、しましょう!」
梢が音頭をとれば、皆で名誉顧問を胴上げ。これもなかなかインパクトがあり、印象に残ったらしい。しかし、ホスト部のパフォーマンスには敵わなかった。ゴールした正也から下ろされたまゆは、ずっと抱えていた瓶を信彦に手渡す。そしてコルクを抜けばシュワッ、と音をたてて溢れる炭酸飲料。けれどもまぁ、想定の範囲内だったようだ。
「それじゃあ、いってみようかーっ!」
と、用意されたグラスのタワーへと注げば見事なシャンパンタワーの完成だ。既に回復していた昌也が観客にも声援を頼み、いよいよコール!
「体育祭盛り上げにー、ホスト部参上!」
「「参上!!」」
信彦、正也、恩も負けじと声をあげ、昌也はここ一番の笑顔で続ける。
「皆さんの活躍と体育祭の成功を祈ってー……レインボー!」
「「レインボー!」」
「レインボー!!」
「「レインボー!!」」
昌也の音頭に、ホスト部が、観客が、一体となってコール! これには夏朝も思わず「凄い」と絶句するのであった。
こうして全てのリレーが終了する。あとは……結果発表を残すのみとなった。さぁ、勝利の栄冠はどの部に与えられるのだろうか?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
64人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月20日
参加申し込みの期限
2014年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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