this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
<< もどる
1
…
21
22
23
24
25
…
26
つぎへ >>
(うぅ、越されるかもしれないっ)
護は真央が稼いでくれた距離のお陰でどうにか1位をキープしていた。けれども、魔法少女『ターコイズ・アニィ』ことアニエスは徐々に追い上げてきている。
(細かいルールは解りまセン。けれど……!)
スカートを摘まんで、お嬢様らしく走るアニエス。けれどもいつの間にか、護のすぐ後ろまで迫ってきている。
(ちょっと遠い……? ううん、まだ追いつけるわ!)
骨格標本を抱え、美野梨が走る。すばるから学んだ事を生かし、『自分は足が遅い』という思い込みからの脱却を図る。すると、練習したフォームでスムーズに走っていく。
(さすがに、すばるくんは普段着ぐるみで動いてるから体力は十分だったようね。桜井くんは羽のほうが鍛えられてるかもだけど……演劇部のチームじゃなくこっちに来てくれたことを後悔させたくはないわ)
第1走者と第3走者のことが脳裏をよぎる。そして、アンカーの部長のことも。美野梨はさらに気を引き締めて、名誉顧問を抱えなおす。
その光景を見ながら、恩は確かな走りでまゆを運んでいた。ふと、爽やかかつほんのり甘い香りが恩の鼻をくすぐり、ちょっとこんな事を言ってしまう。
「このいい香りはシャンプーかしら? それともほんのり香水が香ったの?」
「最近使ってるシャンプーのかしら……。おすすめなのよ」
まゆがにっこり笑って言えば、恩も「素敵」と微笑み返す。そうしながらも、まゆが思った以上に軽いわね、とも思う。独特のノリと空気を纏ったまま、恩はまゆのエスコートに勤めるのだった。
第3走者の面々も、それぞれスタンバイしていた。演劇部の
恵御納 夏朝
は桃色の豪奢なドレスを思わせる衣装を纏い、片手には扇子を持つ。最初「バトン以外の物を持って大丈夫?」と不安に思ったが部活の備品という事で持つことを許可されたのだ。
(さすが信彦君。先生をバトンに口説いてきただけあって走りながらもしっかりエスコートしてるぜ♪ 恩先輩は体力なさそうだし大丈夫かな? でも優しそうな感じに話しかけてるし、頑張ってくれてるっすね♪)
ホスト部の
八城 昌也
は信彦と恩を応援しつつ、次に備えようと襟を正す。その傍らで、直前までメモをとるなどして取材をしていた新聞部の
立井 駒鳥
が柔軟を終え、カメラを一旦付属のクリップで服に留めて深呼吸。
「さて、俺も頑張らねばな」
レーンに目をやれば、どうにかこうにか護がトップをキープしている。でも、アニエスが徐々に追い上げ、並びそうだ。彼同様体を良く解した生物部の
桜井 ラッセル
もまた、レーンを走る美野梨を見て応援する。
(もう少しだ。あとは俺が走る!)
それぞれの思いが交錯する中、護とアニエスがバトンパスで並んだ!
「お願いします!」
「ありがとな」
打ち合わせどおりにテキパキと腕章を取り付ける護。礼を述べた駒鳥は、楽しげに笑う。
「さぁさ! ちと突撃タイムじゃの!」
と、走るその横ではアニエスと夏朝のバトンパス寸劇。
「さぁ、お姫様。運動会の時間デス」
「ありがとう……ございます、素敵な魔法少女さん」
アニエスが恭しく夏朝へと鬘を渡せば、無表情だった夏朝はそれを被ったとたんに笑顔を見せる。そしてスカートの裾を摘まんで高らかに声を上げる!
「今日はこの高校の運動会……。全身全霊、優雅に走らせていただきますわ!」
と、スタート。ところが、すかさず駒鳥が併走した。不思議に思っているとエアマイクを突きつけた?!
「こんにちは、演劇部さん! 突撃インタビューじゃよ!」
「えっ? ご、御機嫌よう?!」
突然の出来事にちょっとうろたえつつも夏朝はお姫様になったつもりで挨拶をする。
「演劇部のバトンは、その可憐な鬘じゃな。リレーのなかにも芝居を仕込む、面白い取り組みじゃ!」
「いかに演劇部らしくアピールするか、に重点をおいてみました、の。皆様、今後も演劇部の活躍を期待していてくださいまし!」
内心で必死になりつつもどうにか演技のまま答える夏朝。その姿に駒鳥は「なるほどのう」と相槌をうちつつ尊敬の眼差しを向けつつしめる。
「では次じゃな、この記事はのちほど!ご協力ありがとうのぅ!」
僅かに減速していく駒鳥。夏朝は「新聞部のパフォーマンスなんだね」と納得し、そのまま優雅さを念頭に置きつつ走るのであった。
そんなインタビューがあっているうちに生物部もバトンパス。美野梨から名誉顧問を受け取って背負ったラッセルは笑顔で言った。
「よくやった、神野!」
「……! うん、ありがとう!」
そのまま走り去るラッセルを見送り、ふとうかんだ涙を美野梨は作業着の袖で拭った。そうしている間にもラッセルは駒鳥から突撃取材を受ける。
「続いては生物部じゃ! 今回のバトンはなんと骨格標本じゃ!」
「生物部の名誉顧問なんだ。みんなよろしくな~」
ラッセルは僅かに苦笑しつつそう答え、「生物部はいつでも新入部員を歓迎します」とアピールしたのだった。
そして、恩も到着。恩は少し疲れたようだったが顔には出さず、優しく昌也へバトンパス。その頃には流石にまゆも恥ずかしさもちょっとは克服したようだった。彼は恩へ「先輩、おつかれさまです」と労うと凛々しい笑顔で
「では、まゆ先生ここからは俺との時間を楽しみましょうね♪」
とエスコート開始。そしていつぞやのお礼も忘れない。
「初夏の早朝ランニングではお世話になりました。その成果も見せないといけませんね♪」
「無理はしちゃダメよ?」
まゆが優しくそういえば、昌也は「はい」と静かに肯いて走っていく。その背中を見送って、恩は微笑む。
(女の子は皆お姫様だけど、私のお姫様は『まだ』いないのよね)
実は女性と二人きりだと怯えてしまう昌也。そんな彼としてはなるだけ他の選手の傍で走りたかった。そんな時にタイミングよく駒鳥登場!
「最後はホスト部じゃ! 今回はなんと、体育の相原先生がバトンを勤めておるんじゃ!」
「まゆ先生にはちょっとした物を持ってもらっている。ゴールした後も、ホスト部のパフォーマンスに期待していてくれよ?」
とかっこよく決まれば歓声もあがる。駒鳥は「それは楽しみじゃ!」と興味があるようだった。
「これで全部かの? それじゃあ、あとは走るだけじゃ!」
駒鳥は遅れを取り戻そうと突っ走る。どうにか追いつきたい一身で昌也も走るが、スピードを取ればまゆに負担がかかる。でも、女性と2人きりだと……。
(ピンチだけど、仕方が無いのか?)
駒鳥が走る先、ラッセルが骨格標本を背負って走っている。女子の選手である夏朝はトップを走っており、並ぶならラッセルか駒鳥がいい、と(振動を気にしつつも)昌也は走る!
「だ、大丈夫?」
おもわずまゆが声をかけるも、昌也はイケメンなスマイルで「心配しないで」と答える。そして、どうにかこうにかラッセルへと近づいた。そんな彼は金の髪を靡かせ、真剣に走る。
(『やる気が足りないから遅い』ってのもあったんだ。負けん気だした方がきっといつもより走れる!)
本番前、そう考えていたラッセルは今、無心に走っている。フォームとかは気にせず、がむしゃらに前へ進もうと。背中で名誉顧問が跳ねる。その音を聞きながら、ラッセルは前を行く夏朝を追い抜こうと走り続ける。そうすればそうするほど、昌弥は必死に焦りを隠し、ほどほどの距離を保ちつつまゆへの負担をかけないよう走っていった。
<< もどる
1
…
21
22
23
24
25
…
26
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【体育祭】部活対抗リレー ―つないで、魅せて、走りぬけ―
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
スポーツ
定員
64人
参加キャラクター数
64人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月20日
参加申し込みの期限
2014年12月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!