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■2:00 Nekoshima Bridge
二台の車が橋まで辿り着いた。ゾンビにぶつかったり、細い路地を走ったりした車は塗装が剥がれ、数箇所へこんでいる。
「あとは、ここを渡れば……」
「……オラは、ここに残るっちゃ。残って、天動さんとあの車が無事に本土まで向かえるよう、殿を務めるべ」
記士郎の呟きに反応するように、海斗が口を開いた。
「ここまで連れてきてくれて、助かったべ。ありがとう、天動さん」
止められることが分かっているからだろう、返事を聞く前に海斗は車を降りる。露草は引き止めようと手を伸ばしたが、その手が海斗に触れることはなかった。
「……聞いてくれますか。私は、あの車を本土へ行かせるために足止めをしようと思います。ですから、お二人はなんとかあちらの車に乗せてもらって下さい」
記士郎も口を開く。この状況は、予想より悪いと言えるだろう。確実に助けを呼ぶためには、自分が囮になった方がいい。しかし、それに露草と武道を付き合わせるわけにはいかない。
「どういうことですか!? それは……」
「分かっています。ですが、可能性が高まるならその方がいい、ですよね」
記士郎の言葉には、確かな覚悟があった。クラクションを鳴らし、圭吾とねむるの乗る車に連絡事項があることを伝える。
「すみません、こちらの二人を、そちらの車に乗せてもらえませんか」
声を張り上げて呼びかける。圭吾は、クラクションを一度鳴らして了承の返事を返すと、その場にいるゾンビを轢く。記士郎は車を寄せ、スピードを落とす。
「今です、お二人が出たらすぐ発車します」
圭吾と記士郎の車が近付いたのを見て、記士郎が声を掛ける。露草と武道は飛び出すようにして圭吾の車に乗りこむ。
二人が後部座席からいなくなったのを見て、記士郎は安心したように口元を緩めた。
そして、一気にアクセルを踏み込んでゾンビが蠢く橋に突っ込んでいく。ゾンビを轢くことも厭わず、救助への道を作るために。
「……やっぱり、そういうことか」
圭吾はひとりごちると、記士郎の作ってくれた道を進む。ゾンビを跳ね飛ばし、真っ直ぐに本土へ向かう。これで、多くの人が助かると信じながら。
圭吾の車が見えなくなったのとほぼ同時に、記士郎の車は動きを止めた。正確には、動けなくなったといった方が正しい。夥しいゾンビの群れに、記士郎は諦めたように息を吐いてハンドルから手を離す。
煙草を咥えるとライターで火を点け、立ち上る煙を眺めながら、これからの自分の運命を悟った。
「お手柔らかに……」
■2:15 Nekoshima Bridge
海斗は圭吾の車に張り付くゾンビへスコップを振り下ろす。自らのろっこんを使用し、アドレナリンの作用を増幅しながら、疲労を紛らわせてひたすらにスコップを振るい、ゾンビを倒していった。
しかし、たとえ武器を持っているとしても数が数だ、海斗一人では対処しようがない。それでも、自分の目の前で誰かを死なせるよりはと必死にスコップを振り下ろす。返り血や汗で皮膚が汚れているが、それすらも気にならない。
後ろから、ゾンビに組み付かれた。ここまでか――と、死への覚悟を決めた時、それは起こった。ゾンビが、海斗に組み付いたゾンビに食いついたのだ。
身体を解放され、海斗は振り返る。そこには、些か大きな制服を着たゾンビが立っていた。宗治郎である。
美しい自分を食する、というゾンビへの強い思いを抱いた彼は、ゾンビと化しても同族を襲い続けていた。ゾンビのいる方へ彷徨い歩くうちに、いつの間にかここまで来ていたらしい。
暗い炎を瞳に宿らせ、橋にいるゾンビを攻撃していく。
彼に続くようにして、海斗もスコップを振るう。思いがけぬ援軍に闘志を震わせ、必死に生き延びようともがいていた。
■4:40 Nekoshima High School
天井裏は暗く、埃っぽいが文句を言う人間は一人もいなかった。
焔は、携帯を取り出して現在時刻を確認する。気がつけばもう朝になろうとしている。神経が昂ぶっているのか、眠気は感じない。無事に救助が来たら、まずは風呂に入ろうと心に決めた。
「……あと二十分で夜が明けるわ」
焔の呟きに天懸が反応する。何でもいいから、気を紛らわしていたかった。
「夜が明けるとどうなるんだ?」
夜が明けたからと言って、自分たちを取り巻く状況が変わるわけではない。日が出る分、行動はしやすくなるかもしれない。映画やゲームの世界では、日が出ると行動が出来なくなるゾンビというのもいた気がするが、この島で発生しているゾンビ達が同じとは限らない……いや、あれは作り物だから、別と考えるべきだろうか。焔には何か考えがあるのかと、天懸は問い掛ける。
「知らないの?」
暗闇の中で焔が小さく笑った気がした。
「日が昇るのよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月06日
参加申し込みの期限
2014年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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