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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【身体測定】変身？普通？身体測定
◆女子、測定開始
「さぁ、やってきたで！ 身体測定！！ やははー！」
北美浜 薫子は燃えていた。
（今日の為に保健委員になったと言っても過言じゃないのじゃ）
「胸囲の測定を担当するで！」
「胸がＨカップになったので、体重も増えたみたいだねえ」
といっても小柄な上穗木 千鶴、３９キロである。
「測定が終わったので保健委員として手伝いをするよ。長瀬くん、僕も身体測定票の回収係をしよう」
そう言って長瀬の隣にやってきた上穂木。
だが。
「ちょっと待った！ 胸囲の測定忘れとるで」
薫子が追いかけてきた。
「はい、じゃあ胸囲測りますけぇ楽にしててなー」
言うが早いか後ろから抱きついて、柔らかい胸にメジャーを巻きつける。
「えっ、いや僕は胸囲は前回測定済みで……、って、普通は前から測るんじゃないのかい？」
「ええやないか、減るもんじゃなし。また大きくなってるかもしれへん。
うーん、よく見えないのぅ」
クンカクンカ！ と首筋の臭いをかぐ薫子。
「いくら僕の胸が成長を続けてるからって、毎回測らなくても……ちょっと、何嗅いでるんだい……」
千鶴が真っ赤になり、北美浜の手を引き離そうとする。
が、かえってその手は胸に彼女の手を押し付ける結果となり。
「ジュルリ……はい、８４cmじゃね。ごちそうさｍ……お疲れさまじゃ！」
薫子はヨダレを拭きながら、堪能した様子で持ち場へ去って行った。
「まったく、何なんだい……」
千鶴は気を取り直し、長瀬のほうに向きなおり椅子に腰かけた。
「そ、それじゃ、よろしく」
（どうでもいいのだけれど、カフェテリアで体重測定って何だか微妙な気分になるわね）
のんびり屋だったはずの坂上 直は、なんだか予想外にばたばたしていた。
まだ４月だけれど、高校入学を機に勉強も難しくなるから、頑張らなくては。
そう思いつつ、直は身長を測ってくれている鷲尾先生に声をかける。
「先生お疲れ様です。予備日までフルに使っての身体測定ってなかなかないですよね……。今日はこのままつつがなく終わればいいですよね」
「え……、そ、そうね、もちろんよ」
一瞬だけ鷲尾先生の表情が曇りかけた。
（夢よ……あれは夢。だって私が男になるなんてありえない）
ちょっと頭を振ってトラウマの記憶を吹っ飛ばす。
「１６８ｃｍね。２ｃｍ伸びてるわ」
「あまり背が高くなりすぎるのも困るのだけれど、１７０ｃｍには届かなかったですね」
先生の笑顔に送られ、直は次の測定に向かっていく。
（あ、あれは寝子だまりで一緒の浅山さん……）
浅山 小淋を見かけ、手を上げて、軽く挨拶する。
向こうもにこやかに手を振り返してくれた。
いつもと違う空気、入れ替わり変わる周りの生徒たち。
そわそわきょろきょろ……
（うぅ、落ち着かないよぅ……。だ、誰かと一緒に居たいなぁ～……っ！）
虎渡 からんは傍目にもわかるほど緊張していた。
そんな姿を見かねて、浅山 小淋は声をかけようか迷っていた。
声をかけると言っても、小淋は言葉を発することができない。
スケッチブックを見せて筆談することになる。
何と書こうか考えていると、
「あの、どうかしましたか？」
先に綾辻 綾花が声をかけた。
「ひっ！ あ、わ！ え、えとえと……！」
あわてた様子のからんだったが。
「よ、よかったら、でいいんだ。
一緒に……からんと一緒に順番待ちしない、してくれない……か？」
綾花はにっこり微笑んで言った。
「いいですよ」
最近メガネをかけなくなった綾花は、前以上に優しくとっつきやすい印象になったようだ。
ちなみにお肌の手入れもしっかりしているので、前より肌がきれいになったような気がして嬉しい。
そんな二人の様子を見て、小淋もスケッチブックを見せた。
『あの、私も一緒に順番待ちさせてもらっていいですか？』
昔は人見知りが激しかった小淋は、からんの気持ちが手に取るようにわかったのだ。
「た、助かった……。１年９組、虎渡 からん、だ。人見知り、なかなか治らないけど、前よりマシになったような気がする」
『１－２、浅山 小淋です。あ、私も、この学校に来てから普通に人と話せる機会も多くなった気がします。人見知り克服、出来たって事なのでしょうか』
からんの言葉と小淋の文字に、綾花は微笑んで相槌を打つ。
「私は１－４の綾辻 綾花です。身体測定ってドキドキしますよね」
『高校生になった事ですし、今年は身長が伸びているといいのですが……』
「あ、浅山さんの番みたいだぞ」
２人に手を振って身長測定へ向かった小淋の結果は156㎝だった。
【なんだか思っていたより伸びていたようですね…ちょっと嬉しいです】
「さぁ、やってきたで！ 身体測定！！ やははー！」
北美浜 薫子は燃えていた。
（今日の為に保健委員になったと言っても過言じゃないのじゃ）
「胸囲の測定を担当するで！」
「胸がＨカップになったので、体重も増えたみたいだねえ」
といっても小柄な上穗木 千鶴、３９キロである。
「測定が終わったので保健委員として手伝いをするよ。長瀬くん、僕も身体測定票の回収係をしよう」
そう言って長瀬の隣にやってきた上穂木。
だが。
「ちょっと待った！ 胸囲の測定忘れとるで」
薫子が追いかけてきた。
「はい、じゃあ胸囲測りますけぇ楽にしててなー」
言うが早いか後ろから抱きついて、柔らかい胸にメジャーを巻きつける。
「えっ、いや僕は胸囲は前回測定済みで……、って、普通は前から測るんじゃないのかい？」
「ええやないか、減るもんじゃなし。また大きくなってるかもしれへん。
うーん、よく見えないのぅ」
クンカクンカ！ と首筋の臭いをかぐ薫子。
「いくら僕の胸が成長を続けてるからって、毎回測らなくても……ちょっと、何嗅いでるんだい……」
千鶴が真っ赤になり、北美浜の手を引き離そうとする。
が、かえってその手は胸に彼女の手を押し付ける結果となり。
「ジュルリ……はい、８４cmじゃね。ごちそうさｍ……お疲れさまじゃ！」
薫子はヨダレを拭きながら、堪能した様子で持ち場へ去って行った。
「まったく、何なんだい……」
千鶴は気を取り直し、長瀬のほうに向きなおり椅子に腰かけた。
「そ、それじゃ、よろしく」
（どうでもいいのだけれど、カフェテリアで体重測定って何だか微妙な気分になるわね）
のんびり屋だったはずの坂上 直は、なんだか予想外にばたばたしていた。
まだ４月だけれど、高校入学を機に勉強も難しくなるから、頑張らなくては。
そう思いつつ、直は身長を測ってくれている鷲尾先生に声をかける。
「先生お疲れ様です。予備日までフルに使っての身体測定ってなかなかないですよね……。今日はこのままつつがなく終わればいいですよね」
「え……、そ、そうね、もちろんよ」
一瞬だけ鷲尾先生の表情が曇りかけた。
（夢よ……あれは夢。だって私が男になるなんてありえない）
ちょっと頭を振ってトラウマの記憶を吹っ飛ばす。
「１６８ｃｍね。２ｃｍ伸びてるわ」
「あまり背が高くなりすぎるのも困るのだけれど、１７０ｃｍには届かなかったですね」
先生の笑顔に送られ、直は次の測定に向かっていく。
（あ、あれは寝子だまりで一緒の浅山さん……）
浅山 小淋を見かけ、手を上げて、軽く挨拶する。
向こうもにこやかに手を振り返してくれた。
いつもと違う空気、入れ替わり変わる周りの生徒たち。
そわそわきょろきょろ……
（うぅ、落ち着かないよぅ……。だ、誰かと一緒に居たいなぁ～……っ！）
虎渡 からんは傍目にもわかるほど緊張していた。
そんな姿を見かねて、浅山 小淋は声をかけようか迷っていた。
声をかけると言っても、小淋は言葉を発することができない。
スケッチブックを見せて筆談することになる。
何と書こうか考えていると、
「あの、どうかしましたか？」
先に綾辻 綾花が声をかけた。
「ひっ！ あ、わ！ え、えとえと……！」
あわてた様子のからんだったが。
「よ、よかったら、でいいんだ。
一緒に……からんと一緒に順番待ちしない、してくれない……か？」
綾花はにっこり微笑んで言った。
「いいですよ」
最近メガネをかけなくなった綾花は、前以上に優しくとっつきやすい印象になったようだ。
ちなみにお肌の手入れもしっかりしているので、前より肌がきれいになったような気がして嬉しい。
そんな二人の様子を見て、小淋もスケッチブックを見せた。
『あの、私も一緒に順番待ちさせてもらっていいですか？』
昔は人見知りが激しかった小淋は、からんの気持ちが手に取るようにわかったのだ。
「た、助かった……。１年９組、虎渡 からん、だ。人見知り、なかなか治らないけど、前よりマシになったような気がする」
『１－２、浅山 小淋です。あ、私も、この学校に来てから普通に人と話せる機会も多くなった気がします。人見知り克服、出来たって事なのでしょうか』
からんの言葉と小淋の文字に、綾花は微笑んで相槌を打つ。
「私は１－４の綾辻 綾花です。身体測定ってドキドキしますよね」
『高校生になった事ですし、今年は身長が伸びているといいのですが……』
「あ、浅山さんの番みたいだぞ」
２人に手を振って身長測定へ向かった小淋の結果は156㎝だった。
【なんだか思っていたより伸びていたようですね…ちょっと嬉しいです】
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年02月02日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年02月09日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年02月09日 11時00分
