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お猫様を探して
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●
「……待っていろ、必ず僕が探し出してあげるからな」
旧市街。
その商店街で要院 音子に出遭った
ヨハン・プレストン
は、彼女の涙を人差し指で拭う。
無表情で冷たい印象のする彼に、戸惑う音子。
「……写真はあるか? ないなら特徴を教えてくれ」
怖い印象こそあれど、涙を拭ってくれた指先の温かさと、真剣な眼差しに、音子は携帯を取り出す。
「五匹もいるのか……よし、……『たま』を探すとしよう。……魚好きか……罠を張るか」
行方不明の猫のうち、たまを探す事にしたヨハンは、側にいた音子のメイドの一人に協力を求めた。
「罠を作りたい。……いや、誤解だ。怪我をさせるようなものではない。紙と、そうだな、ペンを借りれるか?」
罠、の言葉に驚くメイドに、ヨハンは訂正する。
メイドから紙とペンを借りて、さらさらと罠の形状を説明。
イラスト付きのそれは解りやすく、いわゆる落し籠。
小鳥を捕まえる時によく使われるものだが、ヨハンは籠ではなくザルを使用するようだ。
「たまの好む魚はあるだろうか」
音子と別れ、メイドの一人と商店街の魚屋へ。
「秋刀魚、鯖、鮭、鯡、鰯、鮪……つまり、魚ならなんでも好きなんだな」
メイドの説明にヨハンはふむと頷く。
その隣では、
新井 瞬平
が魚屋の店主と魚について熱く語っていた。
「この春サバ、油の乗りが最高だ! こいつを一匹もらってくか」
そんな元気な瞬平の言葉につられて、ヨハンも鯖を含めた数種類の魚を購入する。
(上手く罠にかかってくれれば良いが)
新鮮な魚を手に、ヨハンはメイドと共に罠の作成を始めだす。
音子が再び泣きながら歩いていると、
新井 米太郎
が通りかかった。
「お、お猫様……が、いなくなっちゃったんですか、大変だね……。あ、え、わわっ、な、泣かないで! 僕も手伝う、手伝いますから!」
より一層激しく泣き出した音子に、米太郎は大慌てで両手をぶんぶん振り回す。
「えっと、僕はその、実は正義の味方なんです! よ!」
メイドさん達の視線をかわしつつ、米太郎はあらこめレッドを名乗ってみる。
「ほんとう……?」
正義の味方という言葉に、大きな瞳を輝かせて、真っ直ぐに米太郎を見つめる音子。
「う、うん。う、嘘じゃないです……本当なんですよ、だから大丈夫」
視線に恐怖を感じながら、それでも、小さな少女を安心させる為、米太郎は精一杯胸を張る。
(あらこめレッドなんて、嫌いだけど。あ、あんな、強引な性格、僕なんかじゃないです……。で、でも……音子ちゃんの力になれるなら、何だって)
小さな少女の為に、大っ嫌いな別人格をも肯定して見せて、米太郎はひきつりそうな笑顔を作る。
音子の視線も、本当は怖い。
大人の女性のメイド達の目なんて、間違っても見れない。
でも、頑張る。
「おじいさんが退院したとき、音子ちゃんが笑顔じゃないときっと心配するだろうから、ね?」
撫で撫で。
米太郎に撫でられて、音子は少し泣きやんだ。
大好きなお祖父ちゃんを、絶対に悲しませたくないのだから。
米太郎も音子から猫達の写真を転送してもらって、全力で走り出す。
運動神経にだけは、自信があるのだ。
「退院する爺さんのためか……」
音子の事情を聞いた
笠原 ひびき
は、自慢の黒髪をかきあげる。
「メイドさん、どの辺りを探したんだ?」
ひびきは捜索範囲を確認する為に、音子の側にいたメイドに声をかける。
「ん、あ、私ですか?」
突然声をかけられた
アガサ・プレラチ
は、小首を傾げる。
「あんた以外に誰がいるんだ。さっさと教えろ。こっちも暇じゃないんだぜ」
軽くため息をつくひびきに、アガサは控えめに首を振る。
「……メイドさんではありませんよ?」
「え?」
「あ、申し遅れました。アガサです」
ぺこりとお辞儀をするアガサは、ひらひらのメイド服。
たまたま、音子の側を通りかかり、立ち止まっただけらしい。
なぜに私服がメイド服なのか。
「まあいいか。どっちにしろ、あんたにも手伝ってもらうぜ。人手が欲しいんだ」
「良く分かりませんが、とにかく猫さんを探すんですね? まぁ頼まれたからには探しましょうか……」
さばさばしているひびきにつられるように、協力するアガサ。
「こうお人好しが多いのは、この島の良いとこだよな。よし、あたしたちが絶対見つけてやるから泣くなって。あんたがそんな顔してたら、爺さんだって元気なくなっちゃうよ?」
「見つけても私の体力だと捕まえられるか不安なもので……え、これを私がもつのですか……? 持ち続けられるでしょうか……でもありがとうございます」
音子を慰めるひびきと、本物のメイドから、空いているキャリーバックを押し付けられるアガサ。
キャリーバックの重さによろめくアガサを見ていると色々と不安になるが、行動派のひびきが一緒ならきっと大丈夫だろう。
「どうしたのかなぁ?」
剣道場に向かっていた
伊藤 佳奈
は、不安そうにしている音子に気づいた。
(あんまり、見かけない子だねぇ)
とりあえず、事情を聞いてみる。
何人かの寝子島の人たちのお陰で泣き止んではいたものの、それでも不安は消えるはずがない。
「そうかぁ、猫が行方不明なのねぇ。大丈夫、きっと見つけてあげるから泣かないでほしいなぁ」
ほわほわ、にこにこ。
佳奈は音子を安心させるように笑って、猫の写真を携帯に転送してもらう。
もともとこの辺り一体は、佳奈の庭のようなもの。
生まれ育った街なのだ。
観光客はまずわからないような細かな道も良くわかる。
佳奈は音子と別れて、狭く、人気のない路地裏に来ると、猫の写真をじっと見つめる。
「ロロレンロ」
ちいさく呟かれた秘密の言葉は、会いたい人に会える魔法の言葉。
でも。
「やっぱり、だめかなぁ」
相手が人じゃなく猫だから、方向が良くわからない。
でも旧市街にいる可能性は高いわけだしと、佳奈は、全力で旧市街を走り回る。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月25日
参加申し込みの期限
2013年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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