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貴方の声が聞けるなら
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【未来を紡ぐ 貴方の為の声】
『それでは、お代に貴方の声を頂きます』
お約束の言葉を継げた兎が、ふと不思議そうににんじんを見やった。
それに気づかないまま、
夢宮 瑠奈
は声の主を待ち続ける。そこには、わくわく感も、期待に胸膨らますどきどき感も無い。
それは、背徳。何かあるだろうと思いながらも、兎の言葉に頷いてしまった自分への。
それでも瑠奈には聞きたい声があった。
もう一度聞きたい声があった。
「ここに何しにきたの?」
濃霧の中どこから響いているのかも分からない。
しかし、間違いなく瑠奈の方に向けられた声。
「(………………)」
口調はとても優しいのに、その声には『なぜ戻ってきてしまったの?』そう悲しみの感情を深く、深く含んでいるように聞こえて。
──もう、いない瑠奈の母親。
瑠奈は小さな自分を庇っていなくなった、母親の歌声をもう一度聞きたかった。
あたしはもう一度──もういちど?
いや、違う。アイドルを目指し始めて、もう後ろは振り向かないって決めてからも、思った以上に寂しくて。
もう一度と言わず、何度も何度も後ろを振り向いては、ママの事を思い起こして。
──だから、ママの声が聞こえた時には、叱られる事すら嬉しいくらいに、本当に、本当に嬉しくて。
けれども、その声は言った。今にも泣きそうな声で、それを叱るような。
しかし、それ以上の優しさをもって。
「瑠奈、戻ってきちゃ、ダメじゃない……」
「(ママ、あのね……あたし、どうしてももう一度──)」
喉が鳴らない。伝えたい言葉がどんなに必死になっても伝えられない。
「あなたの未来に必要な物を、私のために差し出すなんて……」
そんな瑠奈をその声が叱る。
怒っているのに、その口調はとても優しい。
瑠奈も、声を出せない、言葉を掛けられない事が悲しかったが、その言葉をもらえるだけで嬉しかった。
「(……嬉しいけれども、……違うよね……)」
瑠奈は思った。
かすれ声すら出なくなった自分の声。何度も振り返って、実際に過去を振り返れた結果がこれだとしたら。
──お母さんのように、歌で皆を幸せにしたい。この未来はどこに言ってしまうのだろう。
ここにいれば、母の声が聞こえる。
ずっとこの世界にいたい。だけれども、ここには未来が無い。
母の代わりに……否、母のように皆を幸せにするような声がこの世界には無い。
思考を巻き込むように霧が瑠奈を包み込んで消えていく。
目を覚ますと、朝の光が差し込んでいた。
「……あ、あー……」
声が出る。どうやら完全に夢の中から抜け出したようだった。
朝日が迎え入れるように瑠奈を包む。それはこれからの未来を示唆するかのようにとても新鮮で。
「……歌おう。あたしが、皆の為に……」
決意する。それは夢の中ではかなわなかった、未来を生きる存在の証明。
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担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月07日
参加申し込みの期限
2014年06月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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