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寝子電、ラッピングコンテスト!
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●寝子島発フンドシスト行き
同じ日の夕方、寝子高の裏の森を少し分け入ったところにある猫鳴館の一室で二人の少女が頭を突きあわせ、口元をニマニマさせていた。
後木 真央
と
桃原 空音
である。
「空音ちゃんならこの燃え盛る萌えを分かってくれると思うのだ! レッツトライ萌えの世界なのだ~!」
「わかる、わかるよ真央ちゃん! 超萌えなんだよ!」
『寝子電ラッピングコンテスト』。
鎌倉から寝子島までを走る寝子電の車体を描いてみよう、という市民公募は、ささやかながらみんなに知られつつあった。今回のテーマは3つある。ひとつは「寝子島」、ひとつは「秋」、そして最後が……。
「褌!」
リッカルド町長の誤解が生んだ謎テーマ。
しかし、それによってハートに火がついちゃった女子高生たちがここに居たのだ!
空音はどんどんと熱くテーブルを叩きながら語る。
「魅惑のプリプリ御尻! あの色気がたまんない!」
真央も同じように熱弁を振う。
「フンドシ列車の絵が採用されると寝子島のみんなの褌への理解が深まるのだ小まめな活動大事なのだ!」
おお、同志(とも)よ!
がっしりと力強く交わされる握手。
いまこのとき、ふたりの少女による
『褌布教し隊』
が爆誕した!
彼女たちは、そりゃあもう熱く語りあいながら白い車体を如何にするかアイデアを練って行った。
ふたりが頭を寄せ合う真央の部屋の温度は、おそらく廊下より3度は高くなっていただろう。
「フンドシ穿いたミニキャラで元気に行進とかイイと思うのだ。電車の元々の空色、寝子島の空と海っぽいのだ生かして描くのいいかもなのだ」
「いいねー。元の電車のデザインも活かした、てくてく可愛い褌マーチ電車♪」
アイデアを出すのはふたりで。絵を描くのは同人作家でもある空音の担当だ。
空音は白い車体に3頭身のミニキャラのラフをさっと配置してゆく。
そのミニキャラがあまりにかわいいので、真央はわあっと感嘆の声をあげる。
「寝子島発フンドシスト行きなのだ!」
空音はちょっと照れくさそうにえへへ、と笑い、ミニキャラのまわりに肉球を描く。
「猫の足跡や寝子電の文字も入れて寝子島アピール!」
「おおー。肉球は寝子島あるあるって感じなのだグーなのだ!」
「あはは、真央ちゃん、グーって死語だよー」
「グーググーグググー! なのだ!」
こんな具合に笑ったり萌えたりしつつなので、作業は捗りそうで捗らない。
「褌バリエーションは無限大! 女の子にはサラシもあるよ! ……と。あ、そうだそうだ」
褌姿のミニキャラを仕上げようとした空音がふいに手を止めた。
「褌の構造、資料じゃいまいちわかりにくいから、真央ちゃん締め方見せてくれない?」
大胆なお願いである。その上……。
「別にやましいことなんてこれっぽっちも
ぐへ、ぐへへへへへ……!
」
持ち前の妄想力のせいで笑い方が怪しいことになっているが気にしてはいけない!
すくなくとも真央は気にしてない!
「確かになのだ、描く前のフンドシ実演大事なのだ!」
寮のみんなとお風呂にはいるときと同じように恥ずかしさなんかこれっぽっちもないのだ。
すっくと立つや、どこから取り出したのか真っ赤な褌をちょいっと引っ掛け。
「こーやって、こーやって、こーなのだ!」
手慣れた真央に掛かれば、褌を締めることなんか朝飯前である。
「サラシの方はこーやってぐるぐるぐるーっとしてここできゅっとリボンにすると可愛いのだ!」
ブラーボゥ!!!
空音、スタンディングオベーションである。
「はぁはぁ、やっぱり褌は素晴らしいのだ! 美味しいのだ! 褌の素晴らしさを再確認したのだ!」
感涙とか涎とかいろんな汁に塗れてる気もするが気にしちゃダメだ!
「ちょっと真央ちゃん、こーいう格好してみてくれる?」
荒い息を隠そうともせず、空音は真央にあれこれポーズの注文を付けてはさらさらとスケッチしてゆく。
「凄いのださすが空音ちゃん描くのに慣れてるのだ~」
「いや~それほどでも~。あ、この子、真央ちゃんにしちゃっていい?」
「いいのだ。そしたら、こっちはいずみんセンパイ(泉先生)で、その後ろはリッカルド町長がいいのだ!」
「おっけー、まかせて!」
あっというまに人間キャラを仕上げて、空音はまた手を止める。
「そーいえば……猫とかサンマとかサンマとか……どうやって褌締めるだろう?」
さすがにそれは実演してもらうわけにはいかなそうだった。
「……気合?」
……たぶんそうだ。空音は頷くと、真央の猫がおーとサンマさんにも褌を締めさせて行進に加える。
「ん、これで下絵はいいよね。じゃあ真央ちゃん、色塗り手伝って!」
猫の絵が描かれたマグカップ。アイスティーに浮かんでいた氷がすっかり溶けてしまった頃、ふたりの愛と情熱と萌えの結晶たる褌電車のラッピング案が完成した。
「ありがとう空音ちゃん!」
真央は感激した面持ちで空音をぎゅっと抱きしめた。
「フンドシを寝子島から世界へ発信するのだ。フンドシストの夢を乗せた列車なのだ!」
「こっちこそありがとうだよ。真央ちゃんのかわいい褌姿で全国に褌布教するのだー!」
おー! と拳を突き上げたところで、空音はそのままばったりと仰向けに倒れる。
「ふわー疲れたあ! ごめんちょっと寝かせて……」
「どうぞなのだ。これは真央ちゃんが出しておくから心配ないのだ」
云い終るか終らないかのうちに、すうすうと寝息が聞こえ始める。
真央はしばらく空音の寝顔を眺めていた。
「空音ちゃん、頑張ってたのだ……あ、そうだ!」
突然ニカッと笑みを浮かべると、クレヨンを取り出し、完成したはずの図案に手をいれる。
「えへへ~。真央ちゃんからのサプライズプレゼント、きっと喜んでもらえると思うのだ♪」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月30日
参加申し込みの期限
2014年11月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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