this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
旅に出ようよ
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
念願のカッパドギア旅
――ここは同じ地球の上なのだろうか。
お付き合いさせていただいている
野々 ののこ
嬢が足を怪我してから1年と数か月後。アルバイトなどをしてようやくお金を貯め、念願の地を訪れた
佐藤 英二
の感想は、まずそれだった。
トルコの中央部、アナトリア高原にある世界遺産『ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群』。ふたりがこの地に特別な想いを抱いたのは、ののこが入院中に差し入れした「世界の絶景」という写真集で、薄紫の美しい朝焼けに浮かぶあまたの気球と幻想的な奇岩群が織りなす絶景の写真を見たことがきっかけだった。この絶景を、いつかふたりで見てみたい。しかも、カッパドギアも寝子島のように猫がたくさんいるというではないか。これはなんとしても行かねば!
――あのとき夢みたことが、とうとう現実になったのだ。
「来たよ……ついに念願かなってカッパドギアに来れたよ」
「うん……! わあ、見てあの岩。アレみたいだね、おち……むぐぐぐっ!」
『おち』からはじまる例えはよくない! 英二は慌ててののこの口をふさぐ。
「せめてキノコって言おうか、ののこさん! 女の子だから! ね?」
「う、うん。それにしても、どうして岩があんなふうにキノコみたいな形になったのかなあ?」
「待ってね。ガイドブックによると……数百万年前の火山噴火で堆積した柔らかい凝灰岩の層の上に、硬い玄武岩の層ができて、そのあと下の柔らかい層が風雨で浸食されていまのかたちになったらしいよ」
「ほへー。自然ってすごいね」
乾いた風の匂いは、日本とはまるで違う。
もしかしたら火星に来ちゃったんじゃないかしら。英二は改めてそう思うのだった。
さて、遠目に全貌を楽しんだあとやってきたのはギョレメ地区。この渓谷にはかつて迫害されたキリスト教徒が隠れ住んだ歴史があり、岩をくりぬいた教会や修道院がいくつもあるという。イスラム教徒とキリスト教徒が共存して暮らしていたという洞窟集落の跡は野外博物館として公開されているし、今宵ふたりが泊まるホテルも洞窟ホテルだ。
そんなドワーフの街めいたこの地には、寝子島と同じくらいたくさんの猫がいた。
「ああああっ、かわいいっ! 茶トラの猫だー」
「キジトラっぽいのもいるね」
自分たちはよそ者さんなので、ちょっと離れたところで佇み、猫たちを見学。猫たちはちょうど日向ぼっこタイムらしく、窓の桟のところでうとうとしたり、店先でぐでっとしたりしている。
「撫でたいなあー」
ののこがうずうずした顔をしていると、三毛の猫が近づいてきて、無遠慮に足にまとわりついてきた。
「へえっ。案外、人懐っこいんだね」
「撫でるよ? 撫でるよ? ……ふおーっ、もふもふだー」
ののこは満面の笑顔で、猫もとっても気持ちよさそう。英二も思わず嬉しくなって、カッパドギアの風景をバックに、ののこと猫の写真を撮りまくった。
翌朝は、早起きをして熱気球で夜明けを見るツアーを予約していた。朝4時、まだ暗いうちにホテルに迎えに来た車に乗り、気球の離陸ポイントへと向かう。気候次第では飛ばないこともあるというが、ふたりが訪れた日は絶好のコンディションで、たくさんの気球が夜明けの時間目がけて地上から飛び立った。
気球が膨らみ、ガスバーナーの勢いがつくと、地面が意外に速く遠ざかっていく。
「え、え、英二くん……!」
ののこがぎゅっと目を瞑って、英二の腕にしがみついてくる。
「大丈夫、ののこさん。怖い?」
「うん……でも……」
ののこは思い切って目を開け、遥か遠く、朝日が昇ってくるほうを見た。
「すごい……!」
この景色を、なんと例えればいいだろう。
写真集で見たあの景色、というとその通りなのだが、身を切るような上空の風や、ごうごうというバーナーの音、次々と昇ってくるカラフルな気球たち……それらすべてが圧倒的な実感となって、身を震わすような感動が襲ってくる。
空の色が変わってくる。
ラピスラズリと琥珀と紅水晶を、それぞれ砕いて撒いたような、複雑な色合いが広がっていく。
世界中のここでしか見られない奇岩群の彼方から、太陽が顔を覗かせはじめる。
「ああ……!」
ため息。
それ以上の言葉は何も出てこない。
英二はぎゅっと、ののこの手を握りしめた。
ののこもまた、英二の手をぎゅっと強く握り返す。
太陽は、奇岩の地カッパドギアに、力強く昇りつつあった――。
<了>
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
笈地 行
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございます。
大切な人との夏の旅、お楽しみいただけましたでしょうか。
わたしも、みなさんといっしょに九州に行ったり北海道に行ったり海外に行ったりした気分になりました。
九州のシーンを書いているときにちょうど熊本で大きな地震があり、
みなさまが安全にお過ごしかどうか心配になったりもしました。
お近くにお住まいの方、大丈夫でしたか?
いろんなことがありますが、いつまでも、旅ができる世界でありますように!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
旅に出ようよ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年07月20日
参加申し込みの期限
2026年07月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年07月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!