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気の早い冬菫を待ちながら
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決して本意ではない。朝方の澄んだ空気の心地良さに代え難いものがあろうというのには同意しなくもないがそれにしたって、
水槻 清恋
が望んだ非番の日の過ごし方ではなかった。
「ああ、水槻さん! 来ていただけましたか。こりゃあ助かりますな。おかげさまで、絶好のボランティア日和となりまして。今日はどうも、よろしくお願いしますよ」
「ええ……微力ながら、頑張ります」
それでも「何で私が」と少しも口に出さないのは、清恋なりの矜持というものだろう。いささかにいかめしく眉を寄せたとて清恋にも街を綺麗にとか、人に優しくとかそういった日本人的美徳であったり普遍的な道徳観の持ち合わせはある。冷たい現代のリアリズムに流されない高潔を湛える、彼女は警察官なのだった。
にこやかに笑む中年の男にそう深い縁も恩もあるわけではない。ただいきつけの喫茶店にてよく顔を合わせる相手が地元の商店会会長であり、彼がすこぶる弁の立つほうで、主催する早朝のゴミ拾いボランティアへの参加者を募っているところへ清恋が奇しくも出くわした。というだけのことだ。あまり気の進まないことではあったがさりとて協力を固辞する程面倒に感ずるわけでもない。
「参道商店街も近年はおーばーつぅーりずむっちゅーやつで、まー心無い観光客も中にはおるもんです。おかげで道端にはゴミも落ちているわけでして。残念なことですが、嘆いてばかりもいられません。今日はね、皆さん、拾って拾って拾いまくりましょう」
メガホンを構えた会長の声が響くに参加者たちは、「おーっ」と拳を振り上げた。やる気に満ちる者、付き合いで訪れた者、様々であるがともかく頭数は足りていよう。
「さて……」
トングとゴミ袋を受け取り清恋も早速ゴミを拾い始めた。空き缶、空き瓶。ペットボトル。コンビニのレシートを丸めた紙ゴミ。惣菜弁当の空容器。落とし物らしきハンカチ、手袋、なぜだか片方しかない靴下。よく見る物から何の因果でここにそんなものを捨てたのか? と疑問が頭を巡るような奇怪な代物まで、実に多種多様なゴミが袋へ詰め込まれてゆく。
「……こんなものまで? 一体何を考えてるのかしらね」
清恋も首を捻らずにいられない。
とはいえ早朝のゴミ拾いは、これがやってみたなら存外の爽快である。日の光に照らされ煌めく参道商店街は趣あって美しく、青空や白雲と相まってえも言えぬ風情が満ちた。
「ま、たまにはこういうのも悪くはないかも」
会長に上手く乗せられたとも思ったが、そう悪い気はしない。うっかりのめり込み、気が付けば四十分程もゴミ拾いに没頭していた。袋はとうに満タンだ。
「皆さん、お疲れ様でした! おかげで今日も、健やかな気持ちで一日へ臨めますな。さて、参加者にはささやかながら朝食を用意しておりますから、どうぞ食べていってください。ご遠慮なく、さぁどうぞ!」
提供されたのは鮭にぎり、いくつかのお新香の盛り合わせ、温かい味噌汁だった。清恋もトレイを受け取りいただくことにする。
「ああ……温まる」
味噌汁が冷えた身体に染み渡る。素朴な朝食だがちょっとした労働の対価たるに十分で、清恋は充実した心地で深く息をついた。
清々しい朝の余韻が残るまま、その日の夜には森谷 錠と待ち合わせた。いわゆるセフレというやつであるが会うなりホテルへ直行、などと野暮なことはすまい。お互い絶妙な距離感を楽しむ大人の付き合いである。
「へぇ、ボランティア。いいじゃないか」
「始めは嫌々だったけどね。やってみたらそれなりに、気持ちがいいものだったわ。あなたもやってみる?」
「そうだなぁ、興味はあるよ」
日本酒でまずは乾杯を。薬膳火鍋『炎(いぇん)』は星ヶ丘に先頃オープンした高級志向の中華料理店で、名の通り火鍋が売りとなっている。二人の目の前でくつくつと煮立つ鍋はまるで、白湯と麻辣湯の二種のスープが描く陰陽図のごとしだ。
湯気立つスープに浸かる肉に野菜にと楽しみながら、会話も弾むように巡った。本土住まいの錠との月に一、二度程度の逢瀬だが、これが案外身体のみの関係性には終始せず彼との軽妙なトークも清恋にとっての楽しみとなっている。彼も彼で、警察官という清恋の身の上から発せられる話題の突飛さを楽しんでいるようだった。
「仕事にボランティアに、頑張る君はさぞお疲れだろう。今日の店のチョイスは正解だったね」
「医食同源ってよく聞くけど、これって効いてる? 美肌や疲労回復にいいって言うけど」
「もちろん。ほら、君の肌はこんなにも艶めいてる」
「ふふっ。よく言うわ」
思わず噴き出した。
辛い物が苦手な清恋だが錠の勧めるままに麻辣湯も口にしてみれば、これがまた美味であった。身体の芯から火照り活力がどくんどくんと胎動する。おかげでその日の夜はいつになく情熱的に盛り上がったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年02月15日
参加申し込みの期限
2026年02月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年02月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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