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【絵本は何がいい?】
1375年の2月のある日。
稲積 柚春
は、ベビーベッドですやすやと眠る赤ん坊の寝顔を眺めていた。
赤ん坊は、彼女が生んだ子供だ。出産したのは昨年末で、女の子だった。
昨年の5月に妊娠が判明したあと、彼女と夫の
ウォルター・B
は、子育てについて勉強した。
胎教に早すぎることはないとか、どんな玩具が何歳向けで、何を伸ばすかといったようなことを学んだのだ。
柚春にとって、ウォルターと一緒に勉強する時間は、うれしくて幸せなものだった。
そんな中で目に着いたのは、絵本だった。
(優しく物語を読み聞かせてあげるのは、お腹にいる時から幼児まで長く続けられるし、絵が飛び出すとか音が鳴るとかは、触れるようになってからが楽しいだろうし……。英語に親しんでもらうのもいいよね)
そんなふうに考えて、彼女は赤ん坊がお腹にいる時から、胎教にいいといわれる絵本を読み聞かせたりしていたものだ。
柚春が、赤ん坊の寝顔を眺めながら、そんなことを思い返していると、ウォルターが部屋に入って来た。
「よく眠ってるねぇ」
「ほっぺをつついたりして、起こしたらだめだよ」
ベビーベッドの中の赤ん坊を覗き込んで言う彼を、柚春は軽く睨むようにして言う。
「わかってるよぉ」
ウォルターは涼しい顔でうなずくが、彼はすでに常習犯だ。柚春が気にするのも、しかたがない話なのだった。
それでも彼女は、一応はその返事を信じて、別の話題をふる。
「この子にこれから読み聞かせる絵本、ワットはどんなものがいいと思う?」
柚春は以前から、娘に読み聞かせるための絵本について、彼に訊いてみたいと考えていた。
ウォルターは教師なので教えることは得意だし、教材としてならいろいろ知っていそうだけれども、父として、読み聞かせたい本とかあるのだろうか――と気になったのだ。
単純に児童文学としてなら、メイドの
メアリ・エヴァンズ
の方が詳しいのかもしれないが、ウォルターと育てる子だから、彼と一緒に決めたいという思いもある。
問われてウォルターは、考え込んだ。
「まだ0歳の赤ん坊だからねぇ」
ややあって顔を上げると、彼は続ける。
「シンプルな絵や文で、繰り返しの展開になる絵本とかがいいんじゃないかなぁ」
「うん。僕もそれは思うけど……ワットは、どんな本を読み聞かせたいとかある?」
柚春はうなずいて、再度問うた。
「そうだねぇ……。僕自身は、幼児のころはマザーグースとか好きだったけど……」
ウォルターは再び考え込んだあと、子供のころの記憶をたどるように答える。
「マザーグース。ええっと、ハンプティ・タンプティとかこまどりとかの、あれ?」
柚春は、小さく目を見張って、問い返す。
マザーグースは、イギリスでくちづたえで伝わって来た童謡の総称だ。日本でも翻訳されて知られているものがいくつかあって、柚春もそれらを一応知っている。
「そう、あれ」
彼女の言葉にうなずいて、ウォルターは続けた。
「いろんなのがあるし、日本語訳されて売られてる絵本もあるから、年齢に合わせてそろえられて、いいんじゃないかなぁ。そういえばたしか、アルファベットをうたったものもあった気がするねぇ」
「そうなんだね。……でも、ワットには、その……思い入れのある絵本とかって、ないんだ?」
うなずきつつも、自分の問いの答えではないことに少しだけ焦れて、柚春は改めて尋ねた。
「う~ん、マザーグースぐらいしかないねぇ」
しばらく考えてから言って、ウォルターは笑う。そして、彼女を安心させるように言葉を重ねた。
「保健師さんも言ってたよねぇ。絵本の読み聞かせで大事なのは、僕たちの声で安心させることだって。年齢に合ったものを選んでいれば、そこまで神経質にならなくても、大丈夫だよぉ。それに、物心がついてくれば、特別本が好きでなくても、お気に入りの絵本はできて来るだろうから、それでいいと思うよぉ」
「ん。……そうだね」
特に神経質になっていたつもりはないのだが……と思いつつも、柚春はうなずく。
結局彼にとっては、幼いころに読み聞かせてもらった絵本は、子供のころの思い出の一つにすぎないのかもしれない、とも柚春は思った。
「じゃあ、マザーグースの絵本の中からいろいろ見てみることにして……この子が次の本を待ち遠しくなるような、最高の本を選んで読み聞かせようね!」
「いいねぇ」
ウォルターの顔を見上げて言う柚春に、彼も楽しげにうなずく。
それから彼は、柚春のこめかみに軽いキスを落として告げた。
「ところで、しばらく僕がついてるから、くつろいで来るといいよぉ」
「ありがと」
柚春は、素直にその言葉を受け取って、彼にキスを返すと部屋を出て行こうとした。だが、ふと足を止めて、ふり返る。
「ほっぺをつつくのも、足の裏をむにむにするのもなしだよ」
「大丈夫だよぉ。僕を信じて」
言ってウォルターは満面の笑顔でうなずいた。
柚春は、そんな彼をうろんな目で見やって、一つ小さな吐息をつくと、部屋をあとにするのだった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年02月01日
参加申し込みの期限
2026年02月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年02月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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