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ムーンライツ・ムーンドライブ IV
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「わぁっ、かわいい!」
あどけない少女は修とあおいの姿に喜んだが、二人はどうにも複雑だ。修は狐、あおいは兎の着ぐるみをすっぽりと着こんでおりお互いの顔も見えないし、これが中々に重たく動きづらい。
「本当? ふふっ、良かった♪」
「あっ、中身は大人のお姉さんなんだ? 子供の国へようこそ~。楽しんでいってね!」
ただあおいの声は弾むようだ。状況をどうやら楽しんでいるらしい。
街並みは遊園地。大きなアトラクションの合間合間に可愛らしい小さな店や、こじんまりとした家がぽつぽつと建っている。住人は確かに年端もゆかない子供ばかりであるが、ところどころに着ぐるみを来た者たちの姿も見られた。観光客か住みついているのか、いずれにせよ大人たちもいないではないらしい。
「わぁ、狐さんに兎さんだ~!」
「かわいいねぇ。もふもふだねぇ」
「きゃっきゃっ」
鈴の鳴るような声が集うと二人はあっという間にもみくちゃだ。子供たちは物怖じせず、幼い故の無垢と危なっかしさを併せ持つ。
「幼稚園や保育園で何度か、手伝いをしたことがあったろう。あの時を思い出すな」
「あったねぇ~。ふふっ、修君はてんやわんやだったよね」
「慣れていなかったからな。今じゃ子供の扱いだってお手のものだよ」
幾人もの子供たちへ修は、動物らしく愛らしい様を演出する。実のところそんな仕草は他ならぬあおいから学んだものだ。たくさんの弟妹たちに囲まれて育った彼女は子供の扱いに長けており、修はその卓越した手腕に感心したものである。そんな風に彼女から得たエッセンスを自分なりに再構築したのが、修流狐の着ぐるみの振舞いというわけだ。
「さぁ、狐と兎のダンスだよ。みんなで踊ろうか」
「狐さんがお手本を見せてくれるからね、真似してみてね!」
きゃっきゃとはしゃぐ子供たちと輪になって踊る。ぐるりぐるりと巡るうち、修は何やら自身の子供時代を想起した。あまり良い思い出は無く何とも可愛げのない子供であったように思う。
まさしく兎めいて跳ねるあおいはどうだっただろう? 幼い弟妹たちの面倒を見る、良くできた姉を演じていただろうか。それとも案外泣き虫だったのかも?
「ふふっ、楽しいね、修君♪」
着ぐるみの下、彼女の顔は見えないがもしかしたらそこには、あどけない少女の微笑みがあったかもしれない。
この国において大人たちの存在とはつまり、子供たちを世話し楽しませるために在るようだ。
「子供だけでどうやって国が成り立つのかと思ったけど」
珪の何気ない疑問に、彼と手を繋ぐ子供たちがまくしたてるように次々と口にした。
「もちろんねぇ、ぼくたちがこの国を動かしてるのには変わりないんだよ~」
「そうだよ、ダイトウリョウだっているし、センキョだってあるんだぜ!」
「わたしはお菓子屋さんをやってるし、おともだちはケーキ屋さんをやってるのよ」
「おれはおもちゃ屋さん!」
少年少女たちの表情はころころとめまぐるしく変わり、眺めていて飽きない。綾花も両手に彼らの体温を感じながらに足取りは思わず弾んだ。
綾花は白猫、珪は黒猫。着ぐるみも何だか着慣れてくると暖かくて悪くない。無表情な黒猫もその下に珪の少々困り顔が収まっているのだと思えば、彼には悪いが何だか楽しくなってきてしまう。
「お菓子にケーキ、おもちゃ屋さん……あなたたちが作ってるの?」
「えっ?」
「作れないよ~お菓子なんて!」
白猫と黒猫は首を傾けた。子供たちは咲くような笑顔のままに言う。
「ここにはね、まいにちまいにち、たくさんの大人たちがやってくるんだ」
「お兄さんとお姉さんみたいにね」
「お菓子もケーキも、オモチャだってぬいぐるみだって、大人たちが持ってきてくれるんだよ」
「それは……どうして?」
綾花の問いに、幼い笑みはきらり輝きながら深まった。
「だってわたしたち、かわいいでしょ?」
「子供を楽しませて、しあわせにするのが大人の役割じゃないか。それって当たり前のことだよね?」
この子供の国を成り立たせているのはどうやら、不特定多数が流動的に訪れる大人たちのもたらす物資であるらしい。子供たちを愛で慈しみ、健やかに育まんとする大人たちの無償の奉仕があってこその子供の国なのだ。
「何だか……ヘンな国なんですね」
「国というか、壮大なおままごとというか。どこか歪に感じないでもないけれど。うぅむ」
まがりなりにも教育者として珪には思うところもあろうが、ともあれ今は二人もまた子供たちのため、この場を訪れた大人に他ならないのだ。
「というわけで、お兄さんとお姉さん。何か買ってよ!」
「あま~いキャンディに、サクサクのクッキーはどう? ケーキもあるよ」
「オモチャも買って! お兄さんとお姉さんの子供にさ、お土産ってことでさ~」
そんなことを言われて、綾花は思わず白猫の着ぐるみの下で頬を赤らめた。
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担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
NPC交流
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2026年01月16日
参加申し込みの期限
2026年01月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2026年01月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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