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ムーンライツ・ムーンドライブ III
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今夜のドライブは少し特別だ。寝子島大橋を渡りしばし
早川 珪
の愛車でひた走る。本土は藤沢市のとある公園にてちょっとしたイベントが行われているということで、プチ遠出を決めた。
ぼんやり灯る街灯の明かりに
綾辻 綾花
の胸は弾むし、隣に彼がいて、彼が運転する車に乗っているのだと思うだけで何やら嬉しくなってくる。
「綾花さん、寒くないかい?」
「はい、大丈夫です。ぽかぽかですよ」
彼の横顔は月の明かりにぼんやりと照らされて、いつにも増して素敵だ。思わずじっと見つめてしまいふと彼がこちらを向いた拍子にばちりと目が合うと、綾花は飛び跳ねるようにして赤くなってしまう。付き合い始めてもうしばらく経つというのに相変わらずなのだ。
街道を走っていると少し向こうに藤沢市駅前のビル群が見えてきた。と同時に綾花のお腹がきゅるるとか細く音を立て、慌てて両手で押さえ込む。綾花はぽっと頬を赤くしたが、そこは珪の紳士的な質が顔を見せた。
「綾花さん、お腹空かないかい? 僕は少し空腹かな」
「あ、じゃあ、私も……お腹が空いたかも?」
「うん。それじゃどこかで食べていこうか。何が食べたい?」
「そうですね。この前のデートはイタリアンでしたから……あっ。今日は中華なんてどうですか」
「いいね」
流れる景色の中に見つけたのは何の変哲もない街中華の看板だ。お洒落で気取ったレストランもいいが時にはこんな風に下町へ溶け込む庶民の台所も味わい深い。
近くの駐車場に車を停めるとさっそく赤い暖簾をくぐった。
「うん、いい雰囲気だね。さて何を食べようかな……」
「わ、メニュー、すごいですよ。美味しそうなのがいっぱい!」
麻婆豆腐。若鶏の唐揚げ。海老のチリソース炒め。焼売に水餃子……いずれも定番・安定の品々だ。店内に漂う香ばしい香りやスパイスの風味が実に食欲をそそる。メニューと首っ引きでいくつかを選び二人でシェアすることにした。
やがて卓の上に注文の品が並ぶと、何とも豪勢だ。牛肉とピーマンの細切りオイスターソース炒め、蟹肉入り春巻き、八宝菜。酢豚。奮発してフカヒレの姿煮醤油煮込みも頼んでしまった。味覚のみならず視覚、嗅覚でも楽しめる絶品ラインナップとなった。
「うん、これは美味い! 春巻き食べてごらんよ」
「アツアツでジューシーですね。この酢豚もほろほろでとろとろで、最高ですよ」
「うん、本当だ。どれどれ、フカヒレもいってみようか……ああ、たまらないねこれは」
「どれもこれも美味しいです。でもちょっと、頼みすぎちゃいましたかね? あはは」
などと言っていたが、何だかんだぺろりと平らげてしまった二人である。
「うーん。あと半年……」
「ん?」
向こうの席で美味そうに紹興酒を飲む客たちを横目に綾花はつぶやいた。
「早く珪さんと飲みにいきたいです」
「はは、そうだね。楽しみだ」
その時が来たならばきっと、二人の新たな世界も開けるだろう。
空腹が満たされたところで再び車に乗り込み、市街地を抜けて走る。件の公園へ近づくと早速イベントの片鱗が見えてきて、綾花の胸は高鳴った。
「わぁ……!」
車を降りるとすぐにも感嘆の声が漏れ出した。
お目当ては銀杏並木のイルミネーションだ。黄色く色づいた銀杏の木が美しく幻想的にライトアップされていた。胸を打つ。青赤黄と灯る電球の細やかな配置が宵闇へ樹々の雄々しさや繊細な枝振りを克明に浮かび上がらせ、煌々と演出した。
「素敵です……!」
綾花の言葉に返答はなく、珪はただ微笑み浮かべて綾花の手を取り、じっと眼前の様へ見入っていた。風が吹き、零れた銀杏の葉が足元を滑るように舞い散る。綾花が珪の腕を抱き込み全身を預けると、彼はしっかりと肩を抱きとめてくれた。そのまま二人、しばし黙したまま銀杏並木を眺めた。
夜のドライブがもたらしてくれる予期せぬ感動を彼の温もりと共に綾花は胸へと抱き締め、刻み込んだ。時には少しばかりの夜更かしもいい。こんなにも心打つ光景が待っているのだ。夜の深さと秘めたるエモーショナルに綾花の感情は静かに揺れた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
NPC交流
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年11月23日
参加申し込みの期限
2025年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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