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ムーンライツ・ムーンドライブ III
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ウォルター・B
がどうにもはしゃぎ通しである。家族三人でドライブへ出かける予定なのだ。といって車に乗るのはウォルターでも、
稲積 柚春
でもない。
「ほーら香凛、君の愛車だよぉ」
「気に入った? ふふっ、良かったね」
きゃ、きゃと笑う。父ウォルター、母柚春がどちらもメロメロな愛娘香凛のベビーカー。初お披露目だがどうやら気に入ってくれたらしく、娘はリラックスした風でとにかくしきりに笑っていた。
ところで夜である。散歩は日課だが本日昼間、柚春はがっつりと昼寝をしてしまった。ほとんど気絶のような爆睡であった。
「無理もないよぉ」
とウォルターは言ってくれたが柚春は反省することしきりだ。香凛を産んで一年弱、今はお腹に第二子もすくすく育っているところである。育児に加えて出産にまつわる体調不良、体調管理にてんてこ舞いであり睡眠時間も削られがちだが、それでも自分はやれると自負があった。育児を楽しんでいるしウォルターも彼にできる最大限の支援をしてくれている。しかし知らず知らずと疲れは溜まるし柚春の体力気力にも限界があろう。必要に応じて休むなり
メアリ・エヴァンズ
に協力を申し出るなりすべきであったかと柚春は少しばかり己を責めた。
「柚春は良くやってくれてる。僕が保障するよ。何かあればいつでも、僕やメアリに言ってくれていいんだからねぇ」
「ん。ありがと、ワット」
くよくよしてばかりもいられない。こうしている間にも娘たちは健やかに育ってゆくのだ。
そうした中で柚春のちょっとした気晴らしとしてウォルターが急遽立ち上げた企画こそが香凛を連れての夜歩き、いや夜のドライブだ。
「でも大丈夫かな? 赤ちゃんを連れてこんな暗い中お出かけなんて」
「そのへんを一回りするくらいにしておこうか。なるべく車の来ないところをね」
まずは閑静な住宅街をぐるり巡ってみることにする。星ヶ丘の静けさ満ちる街並みのどこまでも澄み渡る様は何だか、清浄な空間のように思われた。
ベビーカーはかたかたと車輪を鳴らし、香凛も手足をぱたぱたと動かし喜んだ。
「あはは。みんなでお出かけ嬉しい? 良かったね」
「夜が全然怖くないんだなぁこの子は。頼もしいねぇ」
もっとも街路にはこの時間にも案外と明かりが灯っている。煌々と輝く不夜城とかいった雰囲気ではなく落ち着いてほうと安堵するような静かな夜だ。民家の窓はちらほらと明るいが早めに寝静まっている家々も少なくない。星ヶ丘の人々は早寝早起きが多いのだろうか。
ベビーカーはあっという間に住宅街を一周してしまったが香凛の瞳はぱっちりと明朗でありまだ眠るそぶりではない。
「海のほうでも行ってみようかぁ」
「賛成」
さざ波寄せるマリーナへ出てみると大小の船たちがいくつも波間に揺れている。海の近くは少し冷え込んで、柚春はベビーカーを押しながらもウォルターに寄り添う。もうすぐ冬だ。これからどんどん寒くなってゆくだろうと思えばいささか辟易としないこともないが、こうしてぴたり密着していられるのは寒さのメリットでもあろうか。
「クリスマスもこんな風に過ごせたらいいな」
「ふふ……そうだねぇ。香凛はメアリにちょっとだけ預けて、ふたりで街へ出ようか」
柚春の肩を抱いたウォルターの微笑みへ怪訝そうに香凛が首を傾ける。何事にも興味津々なお年頃である。
「あ、そろそろおねむかな?」
香凛が寝入ってしまってからも少しばかりドライブは続いた。ゆったりと歩き海岸沿いのちょっとした公園にまで足を延ばしてみる。ベンチへ腰掛けるとウォルターがベビーカーを揺すって快適な眠りを演出する間に、水筒から温かいお茶を注いだ。ふうふうと冷ましながらすするとじんわり染み渡る。
「香凛の初ドライブだったね。楽しかったかな?」
「明日もまた行きたい、ってせがまれちゃうかもねぇ」
「ふふふ!」
彼の腕をそっと抱き込む。見上げた瞳を揺らし、何とはなしに腹をさすりながら言った。
「すぐにもう一人増えて、ワットも大変になっちゃうと思うけど……ちゃーんと僕にも構ってね」
「もちろん。パパは頑張るよぉ」
むんと力こぶを作ってみせた彼の仕草に、柚春はくすりと笑った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
NPC交流
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年11月23日
参加申し込みの期限
2025年11月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年11月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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