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ジ・オータム・ボディタッチ日和
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これは困ったと
綾辻 綾花
は切なげにまつげを震わせた。瞳は潤み頬は肌は熱を帯びて朱に染まる。
「前にもあった、あの感覚が……」
くるり部屋へ目線を巡らせる。
早川 珪
の部屋に彼の姿はない。ちょっとした買い出しに出ている彼を求めて心は逸る。あとどのくらいで戻るだろう。胸の鼓動が早鐘を打つ。いてもたってもいられない。
珪と恋人となってしばしの時が経ったが、寝子島に暮らしているとこういう日がたびたび訪れる。奇妙なことだが桃色の風が吹くと抗えぬ程の人恋しさに襲われるのだ。誰かにくっつきたい、抱き着いてむぎゅっとしたい。そのぬくもりを全身で感じたい。頬をすりすり唇をはむはむ頬をむにむにしたくなりれろれろしたりあむっとしたくなるのである。実に何とも口憚られる、そして抵抗を許さない程に強烈な衝動だった。
「珪さん……早く帰ってこないかな。珪さん。珪さん……」
かちゃりと玄関のドアが鳴った。綾花は小走りに出迎える。
「珪さん! おかえりなさい! ってびしょぬれ!?」
「ああ、ただいま綾花さん。まいったよ、急に降られてしまってね。悪いけど夕飯の支度をしてくれている間に、風呂をもらってもいいかな」
「え、あ、はいっ。もちろんですよ、ゆっくりあたたまってくださいね!」
しとど濡れた恋人の放つ芬々たる色気を堪能する間もなく、彼はバスルームへ駆け込んでいった。よほどに寒かったのだろう、唇が青くなって震えていた。
綾花の心は宙ぶらりんとなった。今すぐにでも彼へ抱き着いてすりすりっと、あむあむっとしたかったのに。ちょっともう耐えがたいくらいの衝動に苛まれているというのに。いっそ風呂へ乱入してしまおうか、すぱっと服を脱ぎ去り素肌もこの感情もさらけ出して甘えてしまおうかという気持ちが膨張してゆく。しかし綾花の理性と常識、彼への想いが上回った。今は夕食の準備だ。腹を減らしているだろう彼のために手料理を完璧なまでに用意しておくこと、それが恋人として今この瞬間にすべきことではなかろうか。
「珪さん……」
頭を振り雑念を払うと綾花は家事へと立ち向かう。耐えることもまた良き恋人の条件だろうと鉄の意思で手を動かした。
「「いただきます」」
湯上りで頬を上気させた珪とともに食卓へつく。今日のメニューはハンバーグだ。デミグラスソースと和風おろしソースの二種類を選べるようにした。さっそく一口珪が頬張ると「うん。とても美味しいよ」と笑み、綾花も微笑を返す。
そろそろ限界ぎりぎりといったところであった。綾花の理性は。箸を扱う彼の指先に異様な艶やかさを感ずる。鼓動は肩を弾ませんばかりに強まった。
「どちらのソースも美味しいよ。さすが、綾花さんの料理の腕前は素晴らしいね」
「そう、ですか? 良かったです……」
「うん……それにしてもなんだか、暑いね。風呂上がりだからかな? さっきまであんなに寒かったのに……」
珪の頬が紅葉めいて赤く見えるのははたしてそればかりが理由だろうか。綾花の閃きが頭を占めていく。もしかして彼も、なのだろうか? 綾花が耐えているこの衝動が彼もまた侵しつつあるということだろうか。暑い。蕩けてしまいそうだ。
「今日のメニューも絶品だったよ。ありがとう綾花さん、ご馳走様……」
「け、珪さん!」
食べ終わるやいなや立ち上がる。
「うん? どうしたんだい、綾花さん」
彼の手を引きリビングのソファへ。臨界点はとうに突破していた。気力のみで押し留めていた欲求が煮えた鍋蓋から沸騰した蒸気が漏れ出すかのように溢れた。
「け、珪さんも、ですか?」
「…………」
「さっきから、人肌恋しくて。珪さんに触れたくて、触れたくて……もしかして珪さんも?」
彼をソファへ押し倒さんとしたところ、あれよという間に立場が逆転した。
「ああ。そうだとも。僕だって限界さ。君に触れたくてたまらない……」
彼の手のぬくもりが綾花の頬を包み込む。すりすりする。むぎゅとくっつき全身でぬくもりを分かち合う。キスをかわしながらに綾花は窓へ手を伸ばしカーテンを閉めた。ここから先は恋人達のみの時間である。
「私に触れてください、珪さん」
「綾花さん……」
ああボディタッチ日和。桃色の風は狂喜乱舞し、寝子島の隅々にまで吹き荒ぶ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年11月11日
参加申し込みの期限
2025年11月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年11月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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