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ムーンライツ・ムーンドライブ II
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夏はいつだって輝いていた。しかし今年の夏はプリズムカラーだ。色鮮やかさが違う。
「綺麗な満月ですね。珪さん」
「うん。見事な正円だ」
綾辻 綾花
が
早川 珪
と恋人同士となり始めて迎えた夏は多様な色彩を帯びていた。彼と共にいるだけで世界はこれまで見せてくれなかったような一面を覗かせる。月の黄金にすら虹色が弾けるようだった。
イエローのお洒落な車で綾花の自宅まで迎えに来てくれる彼はまるでどこか某国の王子様だ。助手席へエスコートしてくれる様など実に絵になるのだ。肝要なのはそれを彼が演じているのではなくあくまで自然体であることで、別段飾らなくとも様になってしまうのが珪という男なのだった。そんな彼が恋人となったのだから、綾花の何気ない日々とてこれでもかと輝こうというものだ。
イエローの車は月光と同化し煌めきながらに夜を走る。海岸の道は空いていて静かだ。窓を開ければ入り込む潮風が車内を純化し熱帯夜にも心地よい。ちらとハンドルを握る彼の手指が目につく。シンプルなデザインの
リング
は彼とそして綾花自身の指にも鮮明な光を宿していた。それらが在るべきところに在ることが綾花にとってたまらなく嬉しかった。
「何だか……」
「うん?」
彼の横顔を夢見心地に見つめると夢現が曖昧になるかのようだ。思わずつぶやいた。
「月に向かって、走っているみたい」
道は星ヶ丘へ向かって続く。天上に灯る星々を冠した地区だから、まさしく月下の都と呼ぶにふさわしかろう。事実今夜の街並みは月明かりを浴びて黄金に染まっていた。
道なりに走れば月光に何もかも溶けてゆく。綾花の想いも光を帯びて漏れ出すかのようだった。
波音囁くテラス席にて二人、何ものにも脅かされず穏やかに食事を楽しむ。二人だけの貸し切り席には給仕のスタッフが顔を見せるのさえ最低限で、見守るのは変わらず煌々とまばゆい月だけだ。
「こうして二人で月を見ていると、私のお誕生日をお祝いしてくれたことを思い出します。あの夜は、ストロベリームーンでしたね」
「うん。いい夜だったね」
綾花にとって彼と過ごす一時はいずれも思い出深く記憶に刻まれるものだが、前回のバースデーは格別の色合いをもって鮮明に残るものとなった。今夜もきっとそうだろう。
ポワソンの柔らかな海老を口へ運ぶとその絶品に舌鼓を打つ。珪は白ワインを傾け、綾花はノンアルコールのスパークリングを静かに含んだ。いつか彼とお酒を楽しむ時も来るだろうが、もうしばらくはお預けだ。
「珪さんのお誕生日も、月が出ているといいですね」
「そうだといいね。ほんの少しだけ雲がかかって、ほんの少しだけ雪が降っているとなおいい」
「ふふ、楽しみです」
彼の誕生日がある12月に寝子島へ雪が降ることは稀だが、無いではない。雪空の合間に見える月を背に微笑む珪を想像し、綾花の胸は暖まった。
料理は至極ゆっくりとしたペースで運ばれ、間を繋ぐソルベの如く二人の会話は小気味よく軽やかに続き絶えることはなかった。
食事を終えると車に乗りドライブを再開する。
「あの。少し遠回り、しませんか」
綾花の提案の意図を彼は察したことだろう。いつまでも気づかぬ振りはしない。今は恋人同士なのだ。
「山裾のほうを巡っていこうか」
共に過ごす時間が長いのに越したことはない。
星ヶ丘寮のあたりまで坂道を上ると街並みが良く見えた。窓には無数の火が灯り、集っては美しい夜景を成す。世には「何万ドルの」とか「世界三大夜景」とか呼ばれる風景もあるが寝子島だって負けてはいないと綾花は思う。声を大にして言いたいものだ。この夜景の下にはどれだけの猫たちが丸まって寝ているものかと。
山道の舗装路の脇へ停める。車の通りはほとんどなく、満天の星たちを二人きりで占有した。シートを倒し寝転がるようにしてそれを眺めていると、世界にお互いだけとなったかのようだ。
「珪さん?」
「うん」
「……大好き、です」
答えの代わりに珪の手が綾花の手をつかまえ握り込む。ぬくもりに包まれるまま彼の穏やかな微笑みを見つめ、小さなキスを交わした。打って変わって言葉少な、しかしそれが良いのだ。
銀河に浮かぶ黄金の真円へ、綾花は心内に感謝した。夏も、月も、いつだって綾花の想いを後押ししてくれた。故に願う。これからもよろしくお願いします、と。
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担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
NPC交流
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年08月11日
参加申し込みの期限
2025年08月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年08月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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