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双界の祝祭 ~はなむけのフラワーレイン~
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>大切な思い出を心に刻み込んで
花がいたるところに飾られた街を見渡し、双子の少女たちは感嘆の声をあげた。
「綺麗だね」「あぁ……」
天使の翼を生やした
恵御納 夏朝
と魔族の翼を生やした
恵御納 夏夜
はどこか優しい香りのする花々やたくさんの人でにぎわう様子を見ながら街を行く。
歩いている内に、夏朝はなんとなく思ったことをぽつり、と漏らす。
「もしかしたら、『ソング・オブ・ケイオス』の中に僕等が入って遊べるの、今日が最後かも」
「となると、僕等が実際にこの世界を体感する最後かもしれないのか」
「うん。ほら、グラトニエルを倒して、混霊界も平穏になったし。それに、ののこちゃんは『神様じゃなくなったから』ね」
夏夜の言葉に夏朝は頷き、どこか寂しそうな顔になる。夏夜は「そうか……」と小さく呟くと花のあふれる祭の会場を見渡して瞳を細めた。
「……後悔のないように楽しもう?」
「そうだね。混霊界側がくれた最後の機会かもしれないからね」
そういって二人は手を繋ぎ、祭の会場を回り始めた。
屋台を回っているうちに、美味しそうな匂いがした。自然と足がその方へと進んでいく。
「あれ、何だろう?」
「こっちも気になる……」
夏朝が首を傾げる傍ら、夏夜も別の屋台を見て眼鏡を正す。二人は顔を見合わせて頷き合い、それぞれ食べたいものを買ってみることにした。
夏朝が選んだのは、カレーに似た料理で、夏夜はオムライスのような物を選んだ。
ベンチに座って食べてみると、カレーのような物は程よい辛さとデミグラスソースににたコクがある。使われている野菜もトロトロでナンのような薄いパンにつけて食べると口の中でじゅわっ、と広がる。
オムライス風の料理はふわふわもちもちの薄焼き卵の中にお肉とお野菜が詰まっている。ほんのりコンソメ風味の味付けに胡椒がちょうどよい。お米も丁度いい柔らかさで、素材の味がよくしみ込んでいる。どっちも量がそこそこあるように見えたが、気づけば二人ともあっ、という間に半分ほど食べていた。
「これ、おいしいっ! 口の中でお肉がホロっ、と崩れていい感じ」
「こっちもなかなか美味しいよ。ソースがくどくなくて食べやすい。……そっちのも気になるし、一口交換する?」
夏朝が歓声を上げ、夏夜はそんな彼女に提案する。夏朝は「いいの?」と瞳を輝かせた。
お互いの美味しい物を交換しお腹を満たした後は、装備などを屋台で見、踊りの会場へ。楽しそうな音色に合わせ、花冠を被った冒険者たちが躍っている。
おもしろそう、とみている夏朝を見た夏夜は、彼女の耳に可愛いイヤリングが揺れている事に気づいた。
「それ、可愛い。屋台で買ったの?」
「うん。お揃いで買ったからつけよっか?」
夏朝の言葉に、夏夜はこくん、と頷く。
花のイヤリングをそっと耳につけると、夏夜ははにかんだように笑って「似合うかな?」と問う。夏朝が満面の笑みで頷くと、夏夜は小さな声で「ありがと」と頬を赤くした。
賑やかな踊りの輪に加われば、二人で手を繋ぎ軽やかにステップを踏んでいるうちに、心も軽やかに弾んでいく気がした。
よく見れば、顔見知りも来ているようでお互い手を振ったり、声をかけあったり、と楽しさを共有すれば、笑顔もあふれる。
(なかなか賑わってるね。久々のお祭りイベントだからかな?)
夏朝が辺りを見渡しながら考えていると、何かがひらひら飛んでいるような気がした。よく見れば、蝶のような羽をもつ妖精が何匹も踊りの輪に混じっている。
「もしかして、妖精……?」
夏夜が眼鏡を正しながら注目していると、一匹の妖精と目が合った。妖精は微笑むと夏夜と夏朝へとキラキラ輝く粉を振りかけた。途端に二人の身体がふわりと浮き上がる。
「「ありがとう!」」
二人の声が重なり、妖精たちが嬉しそうに羽根を震わせる。夏朝と夏夜は頷き合うと高く、高く空を昇っていく。
ある程度の高さまで上ると、花の祝祭で賑わう街の他過去に向かった場所も見えてくる。
「広いね」「……うん」
脳裏に様々な思い出を巡らせながら、二人はこの光景を目に焼き付けようと景色を見つめていた。
(写真、とれるかな……)
ふと、夏夜がそんなことを考えているとどこからともなくカシャッ、と乾いた音がした。帰宅後、彼女のパソコンに『ソング・オブ・カオス』の世界のスクリーンショットが残っているのだが、まだその事を知る由もない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年05月18日
参加申し込みの期限
2025年05月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年05月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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