にゃあかわ　～なんかねこっぽくてかわいい連中～｜リアクション

にゃあかわ　～なんかねこっぽくてかわいい連中～

柚瀬玲音はにゃあかわのグッズを求めてニャレバンへ向かっていた。
「おこづかい貯めててよかったぁ」
　目当てはにゃあかわの缶バッチだ。
　数種類あり、銀色の袋に入っているので買うまで中身が分からない。
「お、結構残ってる！」
　小さな銀色の袋が籠いっぱいに入っている。まるでくじ引きだ。玲音としては何が当たっても良いのでわくわくが止まらない。
（わんつよでもいいなあ）
　なんて思ったりする。
（なんかいぬっぽくてかっこいいやつら……結構好きなんだよね）
　籠の中を見回して、そっと手を中へ埋める。
「来いっ」
銀色の袋を取り出す。
「よし、可愛いのが当たりますように」
　購入しなければ開けることができないので、もう少し見ることにした。
「あ」
　キャスケット帽が飾られていたのだ。イラストが刺繍されているわけではなく、にゃあかわの顔がそのまま帽子になったようだ。
　試しに被ってみる。
「んー。可愛いけど」
　あまりにもにゃあかわ過ぎて、猫かぶり状態である。
「でもサイズぴったり……」
　非常に迷ったがコラボ店はまだ開催している。気が向けばまた買いにくればいいだろう。
他のコラボグッズもじっくりと見て、いよいよ缶バッチのイラストを確認するさぎょうだ。
「ありがとうございましたー」
　一度店の外に出て、銀色の袋を開けてみる。
「かわよっ」
　それはサバシロだったが、表面がキラキラしていた。
「激レア……？」
　まるでガチャのようだ。
「ふふっ」
　にゃあかわではなかったが、サバシロの缶バッチポーズが可愛いらしい。
　玲音はそれをキャスケットにつけ、近くにあった柱の鏡で確認する。
　中々可愛らしい。
「さーてと」
　ニャレバンをもう一度見て回ることにした。何か面白いものを見つけたいところだ

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