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大雪が降った日
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【小学校にて】
平日の朝。起きたら、大雪であたり一面が真っ白になっていた。
秋瀬 鶫
は驚くと共に、学校は休みかもしれないとも思った。だが、なんの連絡もないので、いつもより厚手のコートを着て小学校へと向かう。
雪の積もった道を歩くのは大変で、登校にはかなり時間がかかった。校門が見えていないうちに、始業のチャイムが鳴るのが聞こえる。
少し焦りながら鶫が校門の近くまで来ると、教師の
蒔上 澄人
に出くわした。
教師や学校職員らは出勤してほしいと言われて、澄人も出て来ている。
ちなみに学校自体はこの大雪で臨時休校の予定だが、生徒たちには現在連絡中だった。
登校して来る生徒には、帰るように言う必要がある。また、校門付近の雪かきも必要ということで、澄人は今ここにいるのだった。
「おはようございます。こんなに積もったの初めて見ました」
鶫は澄人に声をかける。
「おや、秋瀬さん。おはよう」
挨拶を返して、澄人は軽く眉をひそめた。
雪の中を歩いてようやく学校に着いたのに、またすぐに歩いて帰れというのは、生徒に対して酷くはないだろうかと感じたのだ。それに。
(この子はちょっとこちらから構ってあげる方がいいタイプだし……罪悪感も消してあげるために、何かお願いしようかな)
学校の方針とは違うけれど……と思いながら胸に呟き、彼は言った。
「雪かきを、これからしようと思うんだけれど。良かったら、先生のこと手伝ってくれるかな?」
「お手伝い……。私でよければ」
憧れの先生から頼みごとをされるなんて……とひそかにワクワクしながら、鶫はうなずく。それへ澄人は心配して尋ねた。
「大変かもしれないけど……できそう?」
というのも、澄人は彼女があまり健康ではないことを知っているからだ。
だが、鶫は再度うなずく。
「そっか、ありがとう。助かるなぁ」
ホッとして澄人は笑顔になると、彼女に礼を言った。
澄人は用意してあった大きなスコップを手に取り、実演しながら鶫に使い方を教える。
「大きいスコップはね、こういうふうに使って、力を入れて……」
鶫は教えられたとおりに、スコップを使って雪をすくう。
とはいえ、これまで雪かきをした経験はなく、スコップ自体はもちろんその上に乗った雪は想像以上に重かった。息が上がり、なんとなく視界がくらくらする気がする。
「……そう、上手だね。重かったら一緒に持つからね」
そんな彼女に、澄人は自分も雪をかきながら、声をかけた。
「はい」
うなずいて、鶫は賢明に腕とスコップを動かす。
空気は冷たく、吐く息は真っ白だ。頬や鼻頭が赤くなっているのが、自分でもわかった。おまけに耳も冷たい。
(帽子、かぶって来たらよかったです)
ふと思うが、澄人が傍にいて彼と話せるのが楽しく、次第にそうしたこともどうでもよくなって行った。
しばらく夢中で雪かきをしていると、澄人が声をかけて来た。
「うん、だいぶ道、きれいになって来たね。秋瀬さんのおかげで早く進んだよ。助かったよ、ありがとう」
「いえ……」
鶫は雪かきの手を止めて、かぶりをふる。
周囲を見回せば、たしかに校門までちゃんと道が見える状態になっていた。
澄人も同じように周囲を見回してから、鶫をふり返る。彼女の上気した頬や赤くなった鼻の頭を見て、言った。
「体を動かすとちょっとあったかくなるけど、寒いから無理したらだめだよ」
「はい」
鶫がうなずいて、スコップを澄人に返す。
それを受け取り、彼は再度あたりを見回した。鶫以外にやって来る生徒の姿はない。また、他の教師たちも連絡に忙しいのか、出て来る様子はなかった。
それでなんとなく、澄人は鶫に尋ねる。
「秋瀬さんは、雪は好き? 先生は子供のころは好きだったな。なんとなくわくわくして」
「雪……。降ってる時も綺麗で、積もって周りが真っ白なのも、なかなか見れないから……好き……かもしれないです。それに、夏よりは過ごしやすいです」
鶫はそれへ、ポツポツと答えた。
(蒔上先生が好きと言ったから、雪がもっとキラキラに見えるのです)
胸の中で、そう付け加えながら。
彼女の答えに、澄人はふと思いついて訊いた。
「雪だるまとか、雪うさぎ、作る?」
「雪だるまを、作ってみたいです」
鶫が言ったので、雪だるまを作ることになった。
小さな雪玉を作り、それを二人でころがして大きくしていく。
(雪玉、丸くするのは意外と難しい……)
鶫はそんなことを思いながら、雪玉をころがしていく。
それでもなんとか、大きな雪玉を二つ作れた。大きさは不揃いだが、上に乗せるのは小さい方がいいので、ちょうどいい。
澄人が小さめの雪玉を持ち上げて、大きい方の上に乗せる。更に、落ちていた木切れを使って、目と鼻と口をつけた。
「子供に戻れたみたいで、楽しいな」
完成した雪だるまを見やって呟き、澄人は額の汗を拭う。
(少し歪だけど、なんとなく可愛いです)
鶫も雪だるまを見やって、胸に呟き、笑顔になった。
それが完成したこともうれしいが、ずっと澄人と一緒なのもうれしい。彼女のテンションは今やマックスといってもいいぐらいに上がっていた。
そして、テンションのままに叫ぶ。
「蒔上先生! 次はあの雪山でかまくら作りたいです!」
彼女が指さした先には、二人でかいた雪が作った山がある。
「かまくらか。作ったことないけど、やってみようか!」
澄人も、彼女のテンションにつられたようにうなずく。実際彼も雪遊びがすっかり楽しくなっていたのだ。
二人はそのまま、雪の山へと突進する。
だが彼らは知らない。かまくら作りは、雪だるま以上に体力が必要だということを。
そののち鶫は、はしゃぎすぎて倒れ、澄人が大慌てで介抱することになるのだった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年01月13日
参加申し込みの期限
2025年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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