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【休息日】
寝子暦1374年1月の末のこと。
稲積 柚春
と
ウォルター・B
は、星ヶ丘のステッラ・デッラ・コリーナに泊まっていた。
4年前――寝子暦1370年の12月に出会った二人は、昨年の12月にウォルターがプロポーズしたことで関係が動きだした。ビデオ通話で互いの両親に挨拶したり、いつ引っ越すかを決めたりと、忙しい日々が続いた。
それがようやくおちついたので、慰労もかねて二人でここに宿泊して休息を取ることにしたわけだが……朝起きたら、一面の銀世界になっていた。
ホテル側は、交通事情も相まって、サービスが行き届かないかもしれないと、各部屋に詫びを入れて回っている。
「外に出られそうもないし、どうする?」
それを気にしないでと受け入れて、柚春はウォルターに問いかける。
「なら、ホテルの中を探索するのはどうかなぁ。こういう所って、ゆっくり見て回ることってあんまりないし」
「それもいいね」
ウォルターの提案に、柚春もうなずいた。
そこで二人は、ホテルの中を見て回る。ロビーやラウンジなどを巡ったあと、彼らは中庭へとやって来た。ここも一面真っ白だ。庭に降りるのは無理なので、庇のおかげで雪のないテラスから周囲を眺める。
「すごいね」
柚春は思わず目を見張る。生垣も木々も小さな橋も全て雪に埋もれていた。橋の下の小さな池は、凍っているようだ。
そんな中、一羽の鳥が木の枝に止まっているのが見えた。雪の中に赤く見えるのは木の実だろうか。鳥はそれをついばんでいる。
それに気づいて柚春は、再び目を見張った。夢中で鳥を眺めている彼女を、ウォルターが優しいまなざしで見つめている。
鳥に夢中の柚春は、そのまま庭へと降りて行きそうになった。
普段なら、テラスに用意されたサンダルを履いて散策もできる中庭だが、雪が深く積もった状態では危険だ。
「気をつけて」
ウォルターがそっと声をかけて、彼女の体を抑える。それで、柚春も気づいて足を止めた。何か言おうとして、小さくくしゃみする。
その彼女に、ウォルターは自分の上着を脱いで肩にかける。
「そろそろ中に入ろう。風邪引いたら大変だからねぇ」
「そうだね」
言われて柚春もうなずいた。
部屋に戻る途中で二人は、ロビーに混浴の雪見露天風呂の案内が出ているのを見つけた。ホテル側が、外に出られない客のために、急きょ用意したようだ。
「混浴なら、一緒に入れるね。あ、でも水着着用だって。残念?」
柚春は案内の中にある注意書きを見て、からかうようにウォルターをふり返る。
「ホテルの規則だからねぇ」
いつもと変わらないのんびりした調子で返す彼を、柚春はなおもからかいの目で見やった。
「楽しみはあとにとっておくものだよ」
「ふうん?」
そんな彼女に、少しそっけない返事のウォルターの目は、真剣だった。
「そうやって、大人を試すものじゃないねぇ。とはいえ、体が冷えたのは本当だし、ルールを守って温まろうか」
「なんだか、今のワットは先生みたいだね」
彼の諭す口調に笑って言う柚春に、ウォルターは小さく吐息をつく。
「もう君の先生ではないけれどもねぇ。今は、大切な婚約者だから」
言って軽く彼女の額にキスを落として、続けた。
「だいたい、混浴ってことは他に客がいるかもしれないだろう? 水着着用は当然かなぁ」
「あ……」
言われて初めて柚春は、宿泊客が自分たちだけではないことに気づく。そして、混浴ということは、他のまったく知らない男性も一緒に入る可能性があるということだ。
(水着着用は当然って……そういうことじゃん。あ、でも……僕の裸を他の男に見せたくないっていう嫉妬? 独占欲? そういうのもあったりして?)
胸に呟き、柚春は彼の気持ちがうれしくて、ついついにやけてしまう。
そのまま「じゃ、まずは水着買いに行こうか」と、彼の腕に腕を絡ませる。
わかってくれてよかったと一つ吐息をこぼして、ウォルターはそんな彼女をそのままに、ホテル内の店へと歩き出した。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年01月13日
参加申し込みの期限
2025年01月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年01月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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