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にょろっと巳(み)ラクル!新春☆初夢フェア2025 茄子編
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にゃんにゃんにゃんちゅう!
「な、な、な……!」
なんでこんなことに? などと野暮なことを聞いている場合ではない。
「ウォルターさんがッ、猫耳ですーーーーー!!!!」
念のため言っておくが、
倉前 七瀬
はふだんこんな風に叫んだりするキャラではない。
その七瀬が叫んでいるのだ。それだけに、ことの重大さをお察しいただけるだろう。
目を見開いてふるふると震えている七瀬の目の前にいる
ウォルター・B
は、スノーブルーの薄手のセーターを羽織って、あろうことかその首に、ピンクの水玉模様の鈴つき首輪を嵌めていた。
「ピンクの水玉首輪が似合う三十代男子って……最高ですか! はっ、まさか僕を悶え殺すおつもりで!?」
猫耳ウォルターの姿が素晴らしすぎて、何を口走ってるのかもわからぬままおののく七瀬。
「いやあ、そんなおつもりは毛頭ないけどねぇ」
ウォルターは髪と同じ陽だまり色のお耳をぴくりと動かす。
「さ、触ってもいいですか……?」
七瀬はおずおずと手を伸ばし、ウォルターの頭に触れる。さらさらとした髪の感触。そのまま手を滑らせて、ぴんと立ったお耳の付け根へと指を這わせた。
「わ、わ、くっ付いてます! ほんとに生えてます~~~!」
「あはっ、あはははっ、ちょ、耳の裏はくすぐったいよぉ……んっ……」
ウォルターは反射的に鼻にかかった吐息をもらして身をよじった。その姿の、なんと官能的なことか!
「ふおおおおおお~~~~~かわいすぎます~~~~~っ」
たまらず七瀬は床に――床はベイビーピンク色した一面のクッションだった――顔を押し付けた。
ウォルターはそれを見てクスクス笑い、挙動不審になっている七瀬の頭を撫でた。
「耳があるのは七瀬も、だけどね~」
言われて七瀬ははっと頭を触ってみる。
「本当です! 僕も耳、あります!」
「つまり僕らはおそろいで猫ちゃんになっちゃったってわけだねぇ」
ウォルターはゆぅらりと尻尾を揺らしたのだった。
七瀬とウォルターがいる場所は、ピンクの壁とクッション床のある部屋で、天井からはちょうちょの玩具がぶら下がっていた。肉球の形の窓があって、春っぽい雲が浮かんだ青空は見えるが、出入り口にあたるようなドアはどこにも見当たらない。なによりこの部屋には、七瀬とウォルターのほかには誰もいなかった。
大事なことなのでもう一度言う。この部屋には二人の他に誰もいない。
「……ええと、ふたりきりですね」
「そうだねぇ」
「僕ら、ここで、何をしたらいいんでしょう」
「何って……なんでも好きなように過ごしていたらいいんじゃないのぉ? どうせ夢なんでしょう?」
ウォルターはこの状況を軽く捉えているようだ。ふだん仕事に追われる社会人としては、夢のなかでくらいゴロゴロのんびりを満喫したいと思っているのかもしれない。
だが、七瀬にとっては、この状況は二度とないかもしれないチャンスだった。
「どうせ夢なら、好きなように……」
唱えて、七瀬はまなざしを胸元へと落す。
自分のシャツの胸元には真っ赤なハートと可愛いネズミが描かれている。黄色で塗られた吹き出しに書かれた文字は――『Chu』。チュウ。ネズミの啼き声と読むこともできるけれど、このときの七瀬は別な意味に取ってしまって……。
「ウォルターさん、あの……鼻チュウ、してもいいですか?」
猫たちがよくする、鼻同士をあわせるあの仕草を、七瀬はねだった。
ウォルターは、何を言われているのか咀嚼するのにニ三度瞬きして。
「いいよぉ」
と目を閉じ、顎をあげて鼻先をつきだした。
(なんて……なんて可愛いんでしょう……!)
七瀬の心臓はばくばくと大忙し。
(いいんでしょうか、本当に……?)
ああ、でも、ねだったのは自分なわけだし。
こうして待ってくれているのだから、いかなければ男が廃る。
(ちょ、ちょっとだけ……)
七瀬は自分の鼻先を、そっとウォルターの鼻先に当てる。
「ふ、ふぅ~~~……」
息……! 息があたりそう……!
緊張して、しっぽの毛が勝手に逆立つ。
(もう少しで唇もあたりそう……なんて、考えちゃだめです、僕!)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年01月03日
参加申し込みの期限
2025年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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