this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ハロウィン☆デイズ・オーバータイム!
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
(大学を卒業しモデル専業となって半年……あっという間だったな)
土曜の夜、ハロウィンの街をパレードしながら
城山 水樹
は思いました。
水樹の衣装は<魔界のわがまま悪役令嬢>。
普通の悪役令嬢なら上品で露出が少ないドレスになるところですが、魔界なのがポイントで、上品な中にも胸元が見えたりレースのスカートが短めだったり。
普段はラフな軽装を好んで着用する水樹ですが、ハロウィンとなれば話は別です。
モデルである水樹は、自分の見せ方を心得ていました。
「綺麗だよ、水樹」
隣を歩く<婚約者の魔界近衛士官>の役どころの衣装の、
ヒュー・ヒューバート
が声をかけました。
「こうしてハロウィンを楽しむのは2年ぶりね」
「……ああ」
頷くヒューを見つめながら、水樹の胸が古傷のように、少しだけ痛みました。
(去年のハロウィンは私が犯した過ちのせいで全く楽しめなかったのよね。一時は破局を覚悟したけれど……)
去年の春、タイに出かけた時行きずりのアバンチュールを楽しんでしまった水樹。
それは一夜の思い出として消えることなく、ずっと彼女の心を苛んで。
そしてヒューに裏切りを告白することとなったのでした。
(春に奇跡的な関係修復をしなかったら……もう一緒にはいられなかったかもしれない)
2年前パレードも、ひとりじゃないことが嬉しかったものですが。
別れの危機を経た後はまた喜びもひとしおで、こうして二人で歩いていることが不思議で特別なことに感じられました。
(水樹に渡されたこの衣装──2年前のパレードも確かこんな感じの軍服だったような)
ヒューは思いました。
(あの時は確か、帝都を滅ぼそうとした怪人だとか言ってたっけ)
今回はそこまで妖しいメイクではなくほっとしたのですが。
あの時水樹は和ゴスの妖狐だったっけ、と懐かしく思います。
(それにしてもあまり慣れないな。僕はフォトグラファーで、普段は写す側だけど、今はこうして二人で撮影されたりしてるわけで)
一緒に暮らさないか、とヒューが水樹にプロポーズしたのは今年のイースターのこと。
指輪も花束もないプロポーズでしたが。
「こんな私でもいいのなら……私こそ、これからもよろしくお願いします」
笑い泣きしながら水樹は答え。
現在、水樹は参道商店街の実家を出て、木天蓼市内のヒューのアパートで二人で暮らしているのです。
手を繋ぎながらゆっくりと歩くと、パレードが始まってすぐに注目の視線が向かってくるのを感じました。
様々な美男美女たちの仮装の中でも、本職のモデルである妖艶な水樹の存在感は段違いでした。
さらにコスメブランドのイメージガールを務めているのですから、目立たないわけがありません。
水樹がにこやかに手を振ると、観客が魅了された様子で手を振り返します。
それを見て、隣のヒューも手を振ります。
(ふふ、いいでしょ。私の素敵な彼氏よ)
それから水樹は、
「トリック・オア・トリート!」
と叫んだのでした。
「どうぞ!」
お菓子が次から次へと差し出されます。
観客から山ほどお菓子をもらいにっこり微笑んだ水樹は、驚いているヒューに視線を向けます。
「今度は一緒に言うの!」
「ええ?」
付き合わされることになったヒューはちょっと恥ずかしさを感じつつ、
(でも悪くない)
と思うのでした。
(こんな感じで最愛の人と時を過ごせるって……本当に貴重だ)
もう決して放したくない。
ヒューは握る手にぎゅっと思いを込めるのでした。
「……こんなにたくさんお菓子貰って大丈夫なのかな?」
ヒューの嬉しい悲鳴に水樹は、
「日持ちはするから少しずつ食べればいいでしょ」
と答えるのでした。
「あら、あれ見て」
水樹が指をさし笑い出したほうを見て、ヒューも思わず頬が緩みました。
そこにいたのは
浜 マンボウ
くんと
寝子 サンマ
さんですが、かなり無理矢理なハロウィンコスプレをして練り歩いていました。
サンマさんの頭には海賊の帽子がちょこんと載り、サーベルを腰? に刺しています。
マンボウくんは体型的にもっと難しかったのか、体にペインティングをしてかぼちゃの姿になっていました。
水樹が笑ってしまうのも無理はありませんが、その声でマンボウくんが突然、
「きゅう」
と失神してしまったのでした。
「わあ! 大丈夫かい?」
「しょうがないわねえ」
ヒューと水樹は慌ててマンボウくんを抱き起して、しばらく介抱することになったのでした。
気がつくと、サンマさんがじっとこちらに視線を向けていました。
「やってくれたな。罰ゲームしてもらうぜ」
「ええっ、私のせい? みんな笑ってたでしょ?」
不満そうな水樹。
(罰ゲームって……)
はらはらしながら様子を見るヒュー。
そしてサンマさんは言いました。
「問答無用。明日の仮装コンテストに出てもらうぜ」
「そういうことなら、引き受けたわ」
あっさり引き受ける水樹に、
「あの、もしかして僕も……?」
とヒューが尋ねると。
「当然でしょ」
と水樹は笑いました。
「もう離れたりしないんだから」
その言葉と共に、二人の想いは静かに熱く燃え上がるのでした。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ハロウィン☆デイズ・オーバータイム!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月31日
参加申し込みの期限
2024年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!