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葬儀屋はいつだって迷子
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★霊界で大騒ぎ!
「――ッ……!」
……こんなところでこういう風になるとは思わなかった。
人探しで悪霊と遭遇する、つくづく自分に運が無いものだと思う。
緋埜 伊吹
はそう感じながら、反射的にマスクを外した。息を吸う。喉が灼ける感覚を覚えながら――。
「おやおや、こんなことになるとは……」
霊界の案内を買って出ていた
三毛谷 道哉
は想定外のことに眉を下げつつ、後ろで葬儀屋を見る。邪魔にならないように隠れていた。戦えないなりの素行ができるこの態度は上々。……しかしながら、悪霊に囲まれるかたちとなっていて、抜け出すには相応のことをしなければならないだろう。
火を噴きながら悪霊を払う――この前は葬儀屋さんの機転があって効果は抜群だったけど、流石に今回同じものは持ち合わせていないらしい。
事実、葬儀屋は降参するように手をひらつかせていた。
葬儀屋に攻撃が向かないように伊吹は攻撃を続ける、そこに背後から迫る悪霊の火の玉があった。
「おっと……隙ありだよ、伊吹だったかな?」
――背中の傷は武士の恥なんて言葉もあっただろう、不注意でまぬけな傷なんてみっともないぞ。
「それに、無茶はいけないよ。……私も戦えるんだ、人にも頼り給え」
「……」
鋭い指摘にぐ、と言葉を飲み込んで、しかし助太刀してくれる道哉に感謝するように、伊吹は頷く。
「……よろしい。では私も助太刀しようね」
それからは乱闘というかたちだった、道哉は飛んではねて相手の相打ちを狙う、伊吹は火を発しながら広域を攻撃していく。
「……ひえー……本当にファンタジーの世界ですねぇ」
しみじみと言うものの、自分も何かしなければならないと鞄の中を漁る。
「よっと……お二人とも! これ!」
「これは?」
「それなりに霊験あらたかなお守りでーすー!」
投げ渡されたそれを手にすると、悪霊達が半歩引く。……どうやら効果はきちんとあるもののようだ。
先程から隠れているとはいえ、葬儀屋が狙われていなかったのも、これの効力があったためだろう。
「……て、てめぇら、そんなの持ってると卑怯だぞ!」
「卑怯もなにも、持てるものは使わないと、ね?」
はは、と苦笑いを浮かべながら、爪の威力と、持ちうる能力、『ほころびの光』――脆いところを見通すその眼でとらえた相手を、祓う。
――すごいな……。
伊吹はその手慣れた動きを見ながらも悪霊祓いの手は止めない。それでも、火力を抑えて、できうる限り、反動を抑えていった。
――受けるなら正面の傷がよいとはいえ、捨て身は考え物だね……その内分ってくれるかねぇ……。
道哉は心の内でそうぼやいた。
……と、こうして悪霊の喧騒から離れた三人は、麩菓子を口にしながら歩いていく。
「ヤモリの黒焼き! ありがたいねぇ! それで? ミタマおばあちゃんのことだろう?」
道哉から贈り物をもらったあやかしは、喜んでミタマおばあちゃんのことについて話す。
じきに、墓の具体的な場所についても伝え聞いた。
「ふむ、目的はこれでほとんど達成かな。……先に他の二人の子には探してもらっているんだったかな?」
「ええ。確証はふたりとも持っているようですが、具体的な場所についてはまだ探索中と思われます。合流しましょうか」
あ、そういえば――と、葬儀屋は伊吹に何かを手渡す。
何だろう? と伊吹が見てみれば、飴玉を渡された。
「お喉が大変……に、なるんですよね? お大事にしてくださいな。あ、三毛谷さんも、どうぞ」
伊吹は穏やかに笑う葬儀屋に、面食らいつつ、枯れた喉でありがとう、と述べてありがたく受け取る。
……舐めてみれば、ハッカの味のする素朴なのど飴だった。
★お墓参りはニギヤカに!
「あ、来た来た~!」
「んむ……待ってたよ」
タルトがぶんぶんと手を振り、想花が麩菓子をもぐもぐと食べながら待っていた。
――そこは、駄菓子屋だった。あやかしが店主として居座っている。
「話は聞いているよ! ミタマおばあちゃんのお墓……? というか、もはや祭壇なんだけれども」
祭壇? と伊吹と道哉、そして葬儀屋は首をかしげる。
きっと見た方が早いね――と、タルトと想花は三人を案内を開始する。
駄菓子屋の奥は存外広く、そして入り組んでいて、その奥に、墓があった。
……墓、というには派手に飾り付けがされている――それこそあやかし達が好き勝手モノを持ち寄って、置いていっているようだった。
「す……ごいですね」
「ガハハ! いいだろう! ミタマおばあちゃんはこういうの喜びそうでな!」
あまりの派手さに驚いている葬儀屋に、あやかしはとても愉快そうに声をかける。
「ともあれ、目的はお墓参り。……やりましょうか」
「……その前に」
派手さに驚きつつ、少し乱雑なことを気にしたのか、伊吹が整頓を始める。自然と、他の四人も綺麗に飾り付けを綺麗にしはじめる。
あとは、線香を供えれば完了だったが、生憎火がなかった。
伊吹がすうと息を吸って、そっと線香に火をつける。
――五人はこうして、奇妙なお墓参りを終えたのだった。
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あとがき
担当マスター:
tk
ファンレターはマスターページから!
今回もご参加、ありがとうございました!
無事にニギヤカにお墓参りを済ませることができました。
皆様いろんな探し方をされていて、とても素敵でした……!
この度はありがとうございました!
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担当ゲームマスター
tk
前回シナリオ
葬儀屋がやってきた
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月08日
参加申し込みの期限
2024年10月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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