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トッピング☆いちご狩り
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寝子高入学を間近に控えたある日、
朝永 真深
は予定もなくスマホを眺めていた。
読書とゲーム好きの真深だが、窓から降り注ぐ陽光に誘われたかなんだかそわそわする。
(この春のうららかな陽気の中で、何もしないで過ごすのもどうかなあ)
と思いつつ漫然と見ていたSNSに、美味しそうなイチゴの写真が現れた。
「今年もこんなにたくさんねこおとめが採れました!」というポストのアカウントは『九夜イチゴ農園』と書かれていた。
唐突にピンときた。
「おいしそう……今日はイチゴ農園へ行こうか」
そうと思い立ったら行動は素早い。
真深はすぐに身支度を整えて、九夜山の麓にあるというイチゴ農園へ向かった。
「イチゴピザ……これって本当においしいの?」
売店の看板を見た真深は首を傾げた。
「チョコフォンデュコースとイチゴ狩り食べ放題コースかあ」
どちらも魅力的で、真深は迷った。
けれど香ってくるチョコの匂いを無視できない。
「チョコフォンデュコースお願いします」
そう受付に告げた時、自分より少し年下に見える女子のグループが笑いさざめきながらビニールハウスに入っていくのが見えた。
(やっぱりイチゴ狩り食べ放題コースもいいな……)
気分屋の真深はつい思ってしまう。
だが後悔しても始まらない。
(目の前のチョコフォンデュを楽しまなきゃ)
真深はチョコレートファウンテンに向かい、採れたばかりだというねこおとめをチョコにくぐらせた。
「これは五色スプレーをかけて……次はナッツを砕いたものをかけよう」
色とりどりのチョコいちごができあがっていく。
「ああ、おいしい」
甘酸っぱい香りと味を楽しみながらチョコいちごを頬張る。
「チョコフォンデュって何個でも行けちゃうよね。というか、行き過ぎて困るんだけど!」
あとでどうカロリーを落とそうか、とちょっと気になる。
(あー、でもそんなこと言ったってイチゴおいしいしトッピングだっておいしいし)
結局、我慢することなどできず。
様々なトッピングを楽しんでチョコフォンデュを終えた真深は、受付に声をかける。
「すみません、イチゴ狩り食べ放題コースに参加します」
係のお姉さんは、わかるわ、というようににっこりとほほ笑んでくれた。
ちょっと恥ずかしいけど。
(めったにない機会だもの、どっちかだけで我慢なんてできない)
とはいえさすがにそんなには食べられない。
摘んだイチゴはあまり食べず、適当な量になったらお持ち帰りすることにした。
「これでジャム作ったらおいしいだろうな」
帰ってからが楽しみになる真深だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月10日
参加申し込みの期限
2024年09月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年09月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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