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星氷花 on ザ・ビーチ
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【連日暑く……はないけれど、プールに行こう!】
花もほころぶ三月の候。
倉前 七瀬
が目にしたSNSにはコメントでは『花が凄く綺麗!』とあるのに、写真には何も映っていない画像のオンパレードという、不可思議現象の起きている『ドーム型複合スパ&プールレジャー施設【NEKOJIMA!】』――これはまた面白そうなことが起きているに違いない。
七瀬はさっそく、「連日暑くてたまらんので」と、もし時間が有ればとこの機会に
ウォルター・B
を誘うことにした。
――そう、「連日暑くて」――
「……寝子島は、春ですよね?」
「……。七瀬の現象の方が面白くてつい来ちゃったけど、本当に風邪だったらレジャーなんか行ってる場合じゃないからね。ちゃんと休むんだよ」
珍しく、ウォルターがまともな口調で心配するレベルである。
仕方ない、総ては【NEKOJIMA!】これが諸悪の根源である。これに関しては、誰かが悪い訳では決して無いのである――
そうして入った建物内ビーチサイドでは、七瀬はサーフパンツにTシャツ着用。ウォルターも同じくサーフトランクスに薄手のパーカーを羽織った姿。カラッとした空気の中では、換気も良くビーチサイドでも湿度による布の重さを感じることもない。
互いにビーチサイドのテーブルのひとつに上着を掛けて、早速流れるプールの方へと向かう。
「ウォータースライダーとかがあるけれども、そっちじゃなくていいのぉ? 七瀬」
「行きたいです? ウォルターさん」
「いやぁ。悲鳴を上げる七瀬って一度見てみたいじゃない? 僕自身は、どっちでもいいんだけどぉ」
「ウォルターさん、悲鳴上げるかもなくらいに、うち泳ぎが得意じゃないって分かってるじゃないですか」
「あはは、ちょっと見てみたかっただけだよぉ」
そのような軽口を交わしながら、七瀬は浮き輪を借りて、流れるプールでゆったりと流されながら進んでいく。
「なんだか水面を漂うクラゲになった気分です。花も一緒にふわふわ舞って漂って……癒やされますねぇ」
「僕はなんだか教え子が本当にクラゲになっちゃったみたいで落ち着かないよ……――ああ、七瀬。水中。花が綺麗だよぉ」
ウォルターの言葉に、たぷん、と。少し浮き輪から身を離して水中に潜れば、水中には色とりどりの花が咲くように浮かんでいた。
心の中で感嘆の声を上げつつ、水面に顔を出す。
「あ、あれ……前髪に、花びらが張り付いているみたいですが……取れな……」
「もう、しょうがないなぁ」
七瀬が、ウォルターに助けを求める前にその様子を察したウォルターが七瀬の神に手を伸ばして、ずっとついていたらしき薄桃色の花びらを指で掬うように取る。
「そんなこと言って、ウォルターさんだってついてるじゃないですか」
「僕はそんな七瀬みたいなトロいこじゃないからね――」
「はい」
七瀬は、そう言いかけたウォルターの顔横の髪にずっとついていた、薄青の花びらをそっと指でつまみ取る。
「……う~ん」
その光景に、ウォルターは一瞬だけ明らかに『不服』という表情を七瀬に見せて、納得いかないとばかりにうなり声を上げたのだ。
そのように、運動量が少なげに見える流れるプールでも、遊んで昼食時になればおなかも減るというもの。
『……ぐぅう』
と、僅かに空腹を訴え、その声を強くしていくおなかの虫に七瀬は困ったようにウォルターを見やる。
「そう言えば、もうお昼の時間だね。混み合う前にフードコートで何か食べちゃおうか」
「はい、そうですね」
プールから上がれば、温度差すらも心地良い。よほど計算され尽くされている事が伝わる空調からも感じ取れる。
フードコートで向かった先では、七瀬はフライドポテトとアメリカンドッグを購入し、ウォルターも同じくフライドポテトを注文した。
同時に、目玉はかき氷であると聞いていた事もあり、二人は混み合わない程度に頭を悩ませる。
売店のスタッフによればシロップが凄まじい色にならない範囲で相掛けも可能だという。
しばしの熟考の末、互いがフードコートのテーブルの上に持ち帰ってきたかき氷は、七瀬の方は片面にブルーハワイともう片面にレモンの綺麗なライムグリーンに滲んだかき氷。ウォルターは珍しく少々悩んでから、メロンシロップの練乳掛けを持ってきた。
さっそく、二人は同じタイミングでかき氷を食べ始める。
「……うん、何となくだとは思うんだけどねぇ。ここは敢えて聞いておこうかな。七瀬はどうしてそのカラーなんだい?」
「はい。食べたかった、が一番の理由ですけど――黄色と青でウォルターさんの色って感じがしませんか?」
自慢げに少し子供っぽく胸を張る七瀬に、ウォルターは若干頭が痛いという雰囲気すら味わわせてに呆れて見せる。
「……いや、でした?」
「いやぁ? 七瀬の考えている事なんかお見通しだしねぇ」
そう言いながら、自分の方のかき氷を口に運んでいる。
「ウォルターさんは、どうしてメロンの練乳掛けなんです? 何でしょう、凄くらしくない、というか」
「ん~。こっちの方が物凄く『七瀬らしい』でしょ? 色も、練乳で味まで甘いのも」
「む~……釈然としませんが、一口ください」
「そういう直球なところ、七瀬らしいよねぇ。はい」
掬われた練乳掛けのメロンを一口七瀬がぱくり。
「甘い……これが、僕らしい、ですか」
「そう、瞳の色も、考えが練乳並みに甘いところも。『らしい』で言ったら、僕の方が再現率は高いんじゃないかなぁ」
それこそ、ふふん、とウォルターが自信をチラリと七瀬に見せる。
「むぅ……そういえば、練乳はともかく。かき氷のシロップって色と香りが違うだけで味は同じだそうですね」
「そうだねぇ、あればかりは本当に騙される方が悪いと言わんばかりで複雑ではあるけれどもぉ」
「こうして食べてみると、わかっていても違う味に感じます。不思議です――というわけで、ウォルターさんもう一口」
「七瀬、君は親鳥から餌を受け取るひな鳥か何かかなぁ? それなら存分に味わえるようにメロンのシロップ部分だけあげようか」
『あーん』と口を開ける七瀬に、呆れてみせながらもシロップ部分を掬い、きちんとその口に運ぶウォルター。
「味の違いはどう~?」
「違うように感じますねぇ……」
「それは、世界中の料理作る人が泣いてしまうから早急に直すように」
何しろ先のやり取りの後――ウォルターが、真面目に七瀬に告げる。
それでも『貴方からもらうから、味が特別違って感じるのだ』と――七瀬が言うには、まだまだ難しい関係ではあるが、
いつかは、告げられるように。そう微かな願いを寄せて――
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担当ゲームマスター
斗々
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月27日
参加申し込みの期限
2024年08月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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