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◆祖父の存在
朝方。
鴻上 彰尋
は寝子島から都内へ向かっていた。
目的は祖父の墓参り。毎年行っており、以前訪れたのは夏の盆だった。その時期には祖父の家に宿泊して過ごしている。いつものように祖父の家に立ち寄り、荷物を置く。荷物といっても一泊分の着替えなどで、たいした量ではない。
「それじゃ墓参りに行く前に、やるか」
彰尋は家の窓を全部開けて空気を入れ替え、押し入れにあった布団を干し、掃除を始めた。手入れをする人間がいないので、ほこりもだいぶ溜まっている。それらの作業がひと段落する頃には昼過ぎになっていた。しかし3月ということもあり、夏のときよりは幾分楽だった。少し休憩して諸々道具を抱えると、祖父の墓へ向かった。
墓の敷地は思っていたほど汚れていなかった。きっと以前会った家政婦さんが今も掃除してくれているのだろう。本当にありがたい気持ちでいっぱいになる。彰尋は軍手をはめて草むしりを始めた。夏ほどではないが、雑草が生えてくるには十分な暖かさだ。そして墓石を軽く掃除して水で汚れを流す。最後に来る途中で買った花とおはぎを添える
目を閉じて、手を合わせると静かな時間が流れた。そしてゆっくりと目を開くと、彰尋は語り始めた。
「まず、無事木天蓼大学に合格したよ。ありがとう」
前回来た時は夏休み中に自主映画を作ることになった件や志望する大学に関することなどを報告した。こうして合格を伝えることができて彰尋は安堵する。他にも大学でしたいこと、家族のこと。様々なことを話した。いつのまにか結構な時間が経ち。気づけば夕暮れに変わっていた。
「そろそろ行くよ。またね」
夕方の涼しい風を浴びながら墓地を後にした。その日の夜は軽く食べて、早めに布団に入った。朝早くから寝子島を出発し、祖父の家に到着して掃除をして、そして墓参りへ向かった一日。きっと思った以上に疲れていたのだろう。彼はすっと眠りに就いた。
彰尋はその日、夢を見た。
縁側で祖父と並んで座っている。それが夢だと分かっていても、祖父に会えたことが純粋に嬉しかった。最初に浮かんだ言葉を率直に伝える。
「俺のことを大事にしてくれてありがとう」
祖父はただ頷くだけだった。
「父さんから見放された俺に色んな事を教えてくれたから、演劇の道を見つけて……こうして前に進むことが出来たんだ」
彰尋の話を祖父は優しい瞳で静かに聞いている。もしかしたら、今までもこんな風に優しく見守っていてくれたのかもしれない。それから寝子島での生活など、他愛のない話を続けた。そしてふとした拍子で目が覚めた。もうすぐ日が昇る、そんな時間だ。
彰尋は夢と同じように縁側に座って、祖父のいた場所を眺めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
星織遥
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月10日
参加申し込みの期限
2024年07月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年07月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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