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シャボンがぱちんと弾けたら
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卒業式も間近に控えたその日、
羽生 碧南
は自室に積み上げた段ボールを見回して、息を吐いた。
大体の引っ越し準備は終わった。来月からは木天蓼大学寮への入居が控えている。
「あ、そうだ買い物」
引っ越しと生活環境が変わる。それに伴って買い足さなければならないものもあるだろう。
碧南はシーサイドタウンに向かうことにした。
その道中、不意に緑色のシャボン玉が飛んできて、碧南の前でパチンと弾けた。
一人でのんびり買い物をする予定だったのだが。
「碧南さん」
不意に聞き慣れた声が聞こえ、振り返った。
「洋二さん?」
恋人の、
鷹取 洋二
だった。嬉しそうに歩み寄ってきた。
「偶然だね。買い物かい?」
「はい、新生活の準備をしようと……」
なんとなく彼の周辺を観察すると、洋二も一人のようで、同行者はいないようだ。
ドキドキしてきた。
(買い物を一緒に……って言ったら迷惑じゃないかな)
恋人なのだから買い物デートはおかしくない。しかし、彼も彼で一人で済ませる用事があるからこそここにいるのだと思う。
「そうだ、お店を一緒に回ってお昼を食べて、買い物をして3時にお茶をしよう。この前、小さなケーキ屋を見つけたんだ」
自然にさらりと口から出たのは、この上なく一日デートのプランだった。
碧南はぽかんとした後、クスクスと笑う。
「はい、喜んで」
「待ち合わせも良いけど、こうやって偶然会えて嬉しいよ。あ、それと敬語は禁止」
碧南は、はっとして口を押さえた。
「突然だったから、つい」
「我を忘れるくらい嬉しかったってことかな?」
「うん。洋二さんに会えて舞い上がってた」
お互い顔を赤くしつつ、笑い合った。
洋二がすっと碧南の手を取った。
「あ」
「新生活日用品はこっちだね 行こう」
軽く引っ張られて、握った手はすぐに離れてしまったが、数秒なのにすごく名残惜しい。
見ると、洋二の顔は少しだけ赤かった。人混みの中だと、確かに少し照れる。
二人で歩いていると、近くのキッチンカーで新作スイーツを配っていたらしく偶然もらってしまった。ジェラートにパイ生地やチョコレートなどのお菓子が混ざったパフェのようなスイーツである。
「ごちゃ混ぜって感じだけど、美味しいね」
「一つ一つのお菓子が全部味が良いから、かも」
試供品にしては出来が良すぎる気がする。
(今日は運が良いような気がするけど)
あのシャボンが弾けてから、心が軽いと言うか、不思議な感覚が続いている。
「うわ!」
洋二の叫ぶ声に慌てて隣を見る
「洋二さん? 大丈夫?」
「ああ、うん。驚いた。黒いボールが目の前にと思ったら見間違えだったみたいだ」
(ボール?)
不思議には思ったものの、あまり気にせず、ベンチでゆっくりと食べようという話になった。
「あ、温かい飲み物買ってくるね」
碧南はそう言って近くの自販機に向かった。無糖の紅茶を2本買って戻る。
「ああ、ありがとう。払うよ」
洋二は鞄の中に手を入れた。
「いいの、今日は付き合ってもらうことになりそうだから」
そう言うと、洋二の顔が真顔になった。
「洋二さん?」
不安になる表情である。
(紅茶、だめだったっけ)
そんなことを考えていると、洋二が青い顔で鞄の中を探り始めた。
「どうしたの? 財布?」
「な、ない……。僕の財布が」
力なく呟く。
「え、え。ポケットとかは」
「ポケットにも、ない。え、あ……どうしよう」
血の気が引いていく洋二、さすがに大丈夫だよ、とは言えない。
「も、もうだめだ。おしまいだ。消えてしまいたい……」
よほどショックだったのだろう。とんでもないことを言い出している。
「急いで探そうよ、交番にも行ってみよう? 手伝うから、ね?」
「あ、ああ。そうだね。ありがとう」
碧南は洋二の手を取った。
「急ごう! 大丈夫だよ、頑張って探そう」
どうしても見つからない時は、全力で慰めよう。碧南は固くそう違うのだった。
シャボンの効果は……神のみぞ知る。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年06月17日
参加申し込みの期限
2024年06月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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