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あなたのそばに、いけるかな?
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毎日の利便性を基準に考えたほうがいいよと言われれば、家賃を理由に駅から離れてみて。
自炊をするならとオシャレなキッチンの部屋を勧められれば、旧市街は暗い通りも多いしと心配してみて。
大学近くの学生限定アパートも興味はあったし、ペット歓迎な設備満載のマンションも気になったけれども、綾花にとっては決め手に欠けるようだ。
(やっぱり、珪さんと会う時間も優先したいです)
珪の勧めるままにあれこれと物件を見比べてみたけれど、新居を選ぶ基準として揺るぎなく残ったのは、やはり彼の近くに住むということだった。
どうせなら同じアパートでもいいくらいなのだが、残念ながら彼のアパートはペット不可。ならば夕食の差し入れに行けたり、休日に行き来しやすい距離をと思うのだけれど。何故だか気になる物件の殆どは、珪のアパートから離れてしまう。
(確かに、他の条件は凄くいいんだけど)
彼が真剣に話を聞いて、綾花を思って探し出してくれたのがよくわかる。けれども。
住み心地を優先するべきか、珪を優先するべきか……綾花はむぅっと眉間に皺を寄せて考え込んだ。
今だって猫鳴館に住んでいる。少々の難あり物件でも、大家さんの許可さえ取れたら簡単なリフォームをする自信はあるし、綾花と同じく寝子高出身で猫鳴館を良く知る両親ならば「いい勉強になる」と、喜んで送り出してくれるだろう。
寮と違って頼る人がいないと言う点で心配なのは、虫と防犯面。だからこそ何かあったときに、すぐ助けを求められる距離に彼がいてくれたら安心なのに。
(それに、近くなら安心だって……珪さんの言う近くって、どれくらい?)
もしかしたら、移動手段に車がある彼の許容範囲は思っているより広いのだろうか。致し方ないようで、なんだか自分ばかり寂しがっているようで悔しくも感じ、綾花はますます思案顔だ。
「もしかして、イメージしづらいのかな」
「そう、かもしれません」
細かい番地まで載っていないのだから、同じシーサイドタウンだと思ったのに実際は距離があった、なんてことも起こり得るだろう。意外と遠そうに見えた場所なんかが、一本道で繋がっていて近く感じることだってあるかもしれない。
そうやって悩んでたって始まらないし、何より今日は珪が一緒なのだ。1人では勇気がいることでも、挑戦できる気がしてくる。
「あの、珪さん。私が色々と見落とさないように、一緒に下見へ行ってくれませんか?」
「構わないよ。周辺環境は1度でわかるものじゃないから、気になる地区は何度か足を運んでみるのもいいね」
自分の目で確かめるのは必要だからね、と笑う珪に慌てて綾花は訂正を入れる。
「そうじゃなくってお部屋の下見です。今から、不動産屋へ付き合って下さい!」
もちろん珪が言ったように、周辺環境のチェックも大事だ。
夜間の人通り、休日昼間の騒音。よく通り抜けることがある道でも、そこに暮らすという目線で見て耳を傾けると、意外と不都合に気づくことだってある。
住みたい地域が決まっているならなおのこと、家賃が見合っているか考えるのにも情報はあるほうがいい。遠方への引っ越しであれば何度も足を運べないけれど、近隣でシーズン前の今なら十分に調べる時間はある。
(珪さんの部屋の近くが私にとって住み心地良い場所か、自然に調べられそうだけど)
不満があれば引っ越しを決めるくらいだ、彼にとって住みよい場所なら不安はない。ならあとは、紹介写真や宣伝文句に騙されないよう、厳しい目でお部屋のチェックをするだけだ。
意欲に満ちあふれた綾花の顔を見た珪は、呆気にとられたように瞬くと仕方がないなというように苦笑した。
「……それなら、見に行ってみる?」
些か焦り過ぎな気もしたけれど、今を逃せばシーズン入りしてのんびり見て回ることもできない。変な悪徳店舗で詐欺紛いな契約を迫られるくらいなら、保護者として同席するのも悪くないと思ったのだろうか。
それでもどことなく、部屋というプライベートな空間に付き添って良い物やらという迷いが見受けられ、綾花はくすりと笑って仲介会社一覧のページを開いた。
「珪さんが着いてきてくれるなら安心です。即決する気はないけど、私って思い切りがいいところもあるので」
一緒に部屋を探したという言葉が誤解を生むとすれば、綾花が浮かれまい上がってしまったとき。2人の部屋探しではなく、信頼できる先生であり一人暮らしの先輩に相談にのってもらった――そのことを忘れなければ、決して珪に迷惑をかけることはない。
「なるほど、僕は綾辻さんのブレーキ係か。これは重大な役目だね」
「そうですよ。冷静で慎重な珪さんにしかお願い出来ないんですから」
だから、次の機会も。
人生の転機が訪れたときには、また2人で部屋を探していたらいいなと、綾花は未来へ期待を膨らませる。
――住むところはどこがいいかな?
そうやって話し合う楽しみを胸に、今はピッと自分の部屋探しに集中することにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年12月10日
参加申し込みの期限
2023年12月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年12月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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