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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
君も私もアイドルに！？
◆アイドル旋風
ある冬の日のこと。
そのとき寝子島ではアイドル旋風が巻き起こっていた。誰もがアイドルになって活躍できる。そしてその姿を応援できる。
路上ライブも活発に行われていて、ギターやピアノで弾き語りをしたり音楽に合わせてダンスを披露するなど、それぞれの魅力を如何なく発揮している。道行く人々もその様子を静かに見守ったり、声援を投げかける。
風の精 晴月もそんなアイドルの１人として路上で活動していた。サポートとして桜井 ラッセルの姿もある。しかし晴月は自信なさげに俯いている。
「大丈夫だって！ 晴月は他のアイドルにも負けねーって！」
その言葉に嘘偽りはなかったが、晴月はそれでも顔を伏せたまま。
「だってこんなに……キラキラしてるし可愛いし……って俺の感想じゃなくて。今はゼロからスタートでファンは少ねぇけど、晴月にはほっとけない魅力があるから自信持てよ！ 保証する！」
その言葉に小さく頷くと、不安なまま晴月は路上ライブを敢行する。立て看板には『新人アイドル晴月』と大きく載っており、カバー曲も受け付ける旨をポップなイラストと共に書きこむ。過去にあやかし忘年会で歌ったことはあるが、その時とは違った注目を浴びている。
歌い終わると通行人から拍手が送られる。しかしそのまま言葉を交わすことなく人々は去っていった。有名アイドルへの道は険しい。
「お疲れ～。いい風ふいてるよなー」
ラッセルは努めて明るいトーンで労いの言葉をかける。どうしようかと思っていると、同じように活動している先輩たちが声を掛けてくれた。
「お疲れさま。さっきの歌よかったよ」
「ありがとうございます！」
２人で頭を下げる。
片づけをしながら世間話をしていると、合同ライブが開催されることを教えてもらう。
「マジですか！ 晴月は初心者アイドルだからすっげー助かります！」
場所は寝子電スタジアム。これはチャンスだ。乗るしかない。２人はそのための準備を始めた。
＊ ＊ ＊
神魂の影響は寝子島全体に及んでいる。
落合 まゆらは、いつの間にかアイドルとして注目を浴びている自分に気づいた。
「いや、まだ声優として正式なデビューもしてないのに……これって神魂の影響ってやつ？」
ガヤで出演したことはあるが、あまりに展開が急すぎる。しかしたびたびこういった事象を経験していると、案外慣れてくる。
「この現象もどうせ１日くらいしか続かないだろうし」
そう割り切って、一日中アイドルとして楽しむことにする。道行く人に声を掛けられるため、軽い変装をしたり人通りの少ない道を歩く。
（嬉しい反応だけど、いきなりだと焦るわね）
そうして歩いていると、寝子電スタジアムで合同ライブが開催されることを知る。この風に乗って開かれた、とても貴重なライブになるだろう。
（声優デビューして、将来もし売れっ子になったら必然的にキャラソングを歌ったり、歌手活動もすることになりそうだしね。それならその事前のリハーサルと思えば一石二鳥じゃない？）
そんなわけで、まゆらもこのライブに参加することにした。
＊ ＊ ＊
喜矢武 あいおも寝子島に吹いている『アイドルの風』を感じ取っていた。
「このチャンスを逃すわけにはいきません！」
アイドル活動研究部・部長として、これほどの好機を逃す手はない。
そして彼女は寝子電スタジアムで合同ライブが行われるという情報を得た。スタジアムまではすぐなので、アイ活研として出演するために向かう。NYAINで部員にも集合するように連絡し、顧問の雛鶴 さゆり先生には部室から衣装をもってきてもらうようにお願いした。
同じくアイ活研で活動する花咲 夢乃も行動が早かった。
「アイ活研として、そしてアイドル好きとしてこの機を逃すわけにはいきません！」
彼女が抱いた思いはあいおと同じだった。
合同ライブということはたくさんのアイドルが出演するはず。ではその人たちを応援するために効率的な方法はなんだろうか。
「まずライブ出演アイドルのグッズを発注します」
可能な範囲で合同ライブに出演するアイドルを調べる。寝子島高校の先生もアイドルになっているので、夢乃はすぐさま学校にアイ活研への部費予算増額を申請した。
（とりあえず私のお小遣いで立て替えておきますから、なんとかなるでしょう）
同時刻。
合同ライブのことをねこったーで知った光村 千恵は桃井 かんなとともに寝子電スタジアムにやってきた。まだステージは始まっていないのに、すでに大勢の人が集まっている。ペンライトやグッズも手に入れて、あとは幕が上がるのを待つばかり。
こうして着々と合同ライブに向けて、各々の準備が進められた。
ある冬の日のこと。
そのとき寝子島ではアイドル旋風が巻き起こっていた。誰もがアイドルになって活躍できる。そしてその姿を応援できる。
路上ライブも活発に行われていて、ギターやピアノで弾き語りをしたり音楽に合わせてダンスを披露するなど、それぞれの魅力を如何なく発揮している。道行く人々もその様子を静かに見守ったり、声援を投げかける。
風の精 晴月もそんなアイドルの１人として路上で活動していた。サポートとして桜井 ラッセルの姿もある。しかし晴月は自信なさげに俯いている。
「大丈夫だって！ 晴月は他のアイドルにも負けねーって！」
その言葉に嘘偽りはなかったが、晴月はそれでも顔を伏せたまま。
「だってこんなに……キラキラしてるし可愛いし……って俺の感想じゃなくて。今はゼロからスタートでファンは少ねぇけど、晴月にはほっとけない魅力があるから自信持てよ！ 保証する！」
その言葉に小さく頷くと、不安なまま晴月は路上ライブを敢行する。立て看板には『新人アイドル晴月』と大きく載っており、カバー曲も受け付ける旨をポップなイラストと共に書きこむ。過去にあやかし忘年会で歌ったことはあるが、その時とは違った注目を浴びている。
歌い終わると通行人から拍手が送られる。しかしそのまま言葉を交わすことなく人々は去っていった。有名アイドルへの道は険しい。
「お疲れ～。いい風ふいてるよなー」
ラッセルは努めて明るいトーンで労いの言葉をかける。どうしようかと思っていると、同じように活動している先輩たちが声を掛けてくれた。
「お疲れさま。さっきの歌よかったよ」
「ありがとうございます！」
２人で頭を下げる。
片づけをしながら世間話をしていると、合同ライブが開催されることを教えてもらう。
「マジですか！ 晴月は初心者アイドルだからすっげー助かります！」
場所は寝子電スタジアム。これはチャンスだ。乗るしかない。２人はそのための準備を始めた。
＊ ＊ ＊
神魂の影響は寝子島全体に及んでいる。
落合 まゆらは、いつの間にかアイドルとして注目を浴びている自分に気づいた。
「いや、まだ声優として正式なデビューもしてないのに……これって神魂の影響ってやつ？」
ガヤで出演したことはあるが、あまりに展開が急すぎる。しかしたびたびこういった事象を経験していると、案外慣れてくる。
「この現象もどうせ１日くらいしか続かないだろうし」
そう割り切って、一日中アイドルとして楽しむことにする。道行く人に声を掛けられるため、軽い変装をしたり人通りの少ない道を歩く。
（嬉しい反応だけど、いきなりだと焦るわね）
そうして歩いていると、寝子電スタジアムで合同ライブが開催されることを知る。この風に乗って開かれた、とても貴重なライブになるだろう。
（声優デビューして、将来もし売れっ子になったら必然的にキャラソングを歌ったり、歌手活動もすることになりそうだしね。それならその事前のリハーサルと思えば一石二鳥じゃない？）
そんなわけで、まゆらもこのライブに参加することにした。
＊ ＊ ＊
喜矢武 あいおも寝子島に吹いている『アイドルの風』を感じ取っていた。
「このチャンスを逃すわけにはいきません！」
アイドル活動研究部・部長として、これほどの好機を逃す手はない。
そして彼女は寝子電スタジアムで合同ライブが行われるという情報を得た。スタジアムまではすぐなので、アイ活研として出演するために向かう。NYAINで部員にも集合するように連絡し、顧問の雛鶴 さゆり先生には部室から衣装をもってきてもらうようにお願いした。
同じくアイ活研で活動する花咲 夢乃も行動が早かった。
「アイ活研として、そしてアイドル好きとしてこの機を逃すわけにはいきません！」
彼女が抱いた思いはあいおと同じだった。
合同ライブということはたくさんのアイドルが出演するはず。ではその人たちを応援するために効率的な方法はなんだろうか。
「まずライブ出演アイドルのグッズを発注します」
可能な範囲で合同ライブに出演するアイドルを調べる。寝子島高校の先生もアイドルになっているので、夢乃はすぐさま学校にアイ活研への部費予算増額を申請した。
（とりあえず私のお小遣いで立て替えておきますから、なんとかなるでしょう）
同時刻。
合同ライブのことをねこったーで知った光村 千恵は桃井 かんなとともに寝子電スタジアムにやってきた。まだステージは始まっていないのに、すでに大勢の人が集まっている。ペンライトやグッズも手に入れて、あとは幕が上がるのを待つばかり。
こうして着々と合同ライブに向けて、各々の準備が進められた。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2023年10月19日
- 参加申し込みの期限
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- 2023年10月26日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2023年10月26日 11時00分
