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爆裂クッキングでファイヤー!!
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桜井 ラッセル
は足を止めた。
(おお、大盛況)
噂の若手料理家、爆裂! ファイヤークッキングのゆかり先生が来ていると聞いて見に来たのだが、皆考えることは同じらしい。
「そこのあなた! 是非是非出演を〜」
「 えええ!?私が飛び入り料理人にですか?!」
リリエル・エーテライト
が舞台へと連れて行かれるのが見えた。
「おお、スタッフも豪快だな」
強制連行されているようにも見えてしまう。
ふと空を見ると、晴月が現れた。
(晴月)
ラッセルは控えめに手を振って、彼女に合図を送る。
(こっちこっち!)
晴月はこちらに気づいたようで笑顔になった。
そっと、人混みの最後の列へと移動する。ゆかり先生と調理台が設置されている舞台が高くなっているため、どこにいても良く見える。
「ラッセル」
降りてきた晴月の手を引いた。
「今、料理の先生が料理してるんだ。見学しようぜ」
「料理?」
「ほら」
指をさした先、舞台でじゃがいも、人参、玉ねぎの花火が上がり、良い感じの大きさにカットされて調理台のボールへと吸い込まれて行く。
「何あれ、凄い! 初めて見た」
「俺も……初めて見た」
晴月は目をキラキラさせているが、とんでもない光景である。斬新なカット方法だ。
「ラッセルも料理出来るの?」
「まぁ、簡単なものならな。味は悪くないと思う。今度、晴月に作ってやるよ」
「わぁ、楽しみ」
そう言いながら、舞台の上でカレー食材を炒めながら小爆発を繰り返しているゆかり先生を見る。
「いや、待て待て待て。あれは出来ないからな?」
「でも、料理の先生何でしょ? 真似して見て。ラッセルの料理楽しみにしてる!」
「あれは、演出っつーかあの人の特殊能力みたいなもんだから」
「! あれ何? 食……材?」
ゆかり先生が手で持ち上げて、客に見せているのは丸鶏だ。
「ああ、あれは鶏肉だな。へぇ、丸ごと煮込むのか」
「鳥?」
晴月がこちらをじっと見てくる。
「いや、待て。一瞬でも嫌な想像しないでくれ?」
○
リリエル.エーテライトは連れてこられた舞台の上で緊張しまくっていた。
「いやぁ、飛び入り参加ありがとうございます! 1人、しっかりと挙手をして頂きました」
(うう、知り合いがいた気がして手を振ろうとしただけなのに……)
「あ、あの、これって色んなところに見られてるんですよね?」
近くのスタッフさんに耳打ちする。
「大丈夫ですよ! ゲストなんですから。力を抜いてやって下さいね!」
(緊張はしちゃいますけど、中継を盛り上げれるようにがんばリリエルです! おー!)
まだ明るい時間だが、スポットライトが2人を照らした。
「わたくしは、丸鶏のファイヤーカレーを作りますわ! さぁ、ゲストさんは何を作ってくださいますか?」
「えっと、じゃあ私もカレー……甘口フルーツカレーを」
「まぁ、甘口! チョイスが素晴らしいですわ」
ゆかり先生はキラキラと目を輝かせている。
「では、開始です!」
リリエルはまず、人参じゃがいも玉ねぎを切り始めた。
(具材はシンプルが良いですね。フルーツソースに拘りましょう)
野菜の後に鶏肉をカットする。その瞬間、隣の調理台でボンッという音がした。
「!?」
用意したまな板の上に落ちてきたのは、丸鶏だった。所々こんがり焼けている。
「あらぁ? メインが消えてしまいましたわ!?」
ざわつく会場。
「ゆ、ゆかり先生」
リリエルはまな板ごと、丸鶏を見せる。
「そちらに飛んでましたのね! ありがとうございます。表面に焼き目をつけていただけなのにそちらにお邪魔してしまうとは」
「いえ。これ、このまま鍋にいれるんですか?」
「ええ、今はお野菜を炒めてますので、水を入れたら一緒に煮込みます」
「あ、鶏肉の表面をを一度焼いてから入れると肉汁の旨味が出る……とかそんな感じですか?」
「まぁ! 分かりますのね! 肉汁も一緒に入れるのですわ」
ボンッ、ボンッ、ボンッ。
「!」
楽しそうに説明するゆかり先生、炒め途中の鍋から小さい爆発が数回起こった。
「まさかお料理強者の方とご一緒出来るなんて」
嬉しいのだろう、それはそれとして、炒め途中の野菜たちがぷるぷると震え始めた。
「あ、あの! 私も頑張るので、味見してくださいね!」
「もちろんですわ」
リリエルは鍋に肉と具材を炒めて水を入れ、煮込み始める。
「キャー!」
ゆかり先生の声と同時に、鍋の中に丸鶏がダイブ。
「きゃー!?」
「も、申し訳ないですわ。楽しくなってしまって」
「は、はい、大丈夫です」
トラブルはありつつも、リリエルはフルーツソース、カレールウの順に鍋へ入れ、グツグツと煮込んで、完成させた。
(甘口フルーツカレー。自信アリです)
横を見ると、丸鶏加熱に圧力鍋を使っていたゆかり先生も調理を終えたらしい。
「完成です」
と、司会の人が乱入。
「まずは、味見をしてもらいましょう!」
リリエルとゆかり先生、お互い交換で味見をするということらしい。
小皿に取り分けて、舞台の中央で試食。
(辛い、ですけど美味しい)
「んん! シンプルな具材ですけど、フルーツソースが甘みを引き出していて美味ですわ〜。りんご、マンゴー、モモ、はちみつが入ってますわね! 甘すぎずとても良いです」
さすがの食レポだ。
「えーと、ゆかり先生のカレーも美味しいです! 香ばしさと鶏肉の旨味がギュッと詰まってて、辛めですが、一気に食べられてしまいそうです」
客からは拍手が起こった。
ゆかり先生に笑いかけられたので、リリエルも恥ずかしそうに笑い返す。
(盛り上がったのなら良かったです)
ゆかり先生&リリエルの対決を見学しつつ、ラッセルは感心したように、
「あの子も相当料理の上手いなぁ」
「凄い〜。ラッセルはいつ作ってくれる?」
晴月は待ちきれないとでも言いたげに聞いてくる。
「れ、練習させてくれ」
小皿に取り分けられ、カレーが配られ始めた。
「フルーツカレーと丸鶏のファイヤーカレーでーす」
丁度、フルーツカレーを作っていたリリエルがラッセルのそばまで来ていた。
「はい、どうぞ」
「ああ、ありがとう」
と、リリエルが晴月を見る。
「ごめんなさい。彼女さんの分取ってきます」
お盆に乗せていた試食用のカレーが後1つ分しかなく、丁度切らしてしまったようだ。
「あー、良いよ。その代わり、スプーン2つもらえるか?」
「分かりました」
リリエルはそれらを手渡して、たたっと舞台の方へ駆けていった。
「分けっこして食べようぜ」
「うん!」
近くのベンチへ移動して、晴月とカレーを楽しんだ。
「あま~い」
フルーツカレーを気に入ったようで、こちらはほとんど食べたようだ。
(外で晴月と飯食べるっていうのも、なんか良いな)
冷たい風が吹き抜けて行くが、カレーは温かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年08月20日
参加申し込みの期限
2023年08月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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