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夢みる。したいこと
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月原 想花
は魔導師になる夢を見ていた。それもただの魔導師ではない。空を司る夜の魔法使い――天空魔導師になる夢である。
「ぼくの名前はソウカ。魔法アカデミーを卒業したばかりの見習い天空魔導師だ」
夢の世界の想花は、ある村からモンスターの討伐を依頼され、目的の場所に向かっていた。
空は満天の星空。天空魔法は夜しか使えず、想花には今が依頼にうってつけの時間だ。
「さて、ここが目的地の村か」
誰もが息を潜めているのか、しんと水を打ったように静まり返った村の様子を想花は見渡す。
「……っ!?」
そのとき、ひゅっと風を切って何か飛来する気配を感じて、想花はとっさに首を傾げて飛来物をよけた。
見れば、それは鋭利に尖ったコバルトの石だった。
石が飛んできた方角を見やると、いつのまにか無数のモンスターの群れが棍棒やより大きなコバルト石を手に想花を取り囲もうとしていた。
「……コボルト?! それも高い知能を持つ、ハイコボルトかっ!」
ハイコボルトはぞくぞくと姿を現して、想花は己に向けられた明確な殺意に背筋が冷たくなる。
怖い。逃げたい。でも、それでは魔導師になった意味がない。
「……落ち着け、ぼく。焦らなくていい。いつも通りにやればいいだけだ……!」
想花はハイコボルトの群れの包囲網をわずかな隙を突いて突破すると、距離を取ってから目を閉じて耳を澄ませる。
(……吹き抜ける風の音やさざめく虫の声、ささやく星の声に耳を澄ませる。そして、「彼ら」と対話して、ほんの少しだけ力を貸してもらうんだ)
コボルトの足音が迫る。殺意の波動が肌を焼く。
「月よ、星よ。ぼくに力を貸してくれ!」
刹那、たなびく夜気のカーテンから無数の光が地表に降り注ぎ、コボルトの群れを貫いていく。
『グォオオオオオオオンッ……』
悲痛な叫び声をあげて絶命していくコボルト達はほどなくして脆く青いガラクタ石に転じて、ボロボロと砕けていった。
「ふぅっ……。やったか」
想花が砕け散った青い石を見て、ほっと息をつく。
「でも、あれだけの群れが一気に押し寄せてきたということは近くに奴らの巣があるのかもしれない。油断はできないな」
できることなら、奴らの巣を叩いて、もう村に危害を加えることがないようにしておきたい。
そう思ったときだった。
「え……? 霧……?」
唐突に風に乗って濃厚な霧があたりを包み込みはじめた事に気づいて、想花は驚きの声を上げた。
その頃、
桜井 ラッセル
は、ファンタジーの世界の中を竜の翼で自由に羽ばたいていた。
(これが竜の飛び心地かー。いやー、やっぱりカナリアとか、フクロウとは全然違うもんだなー)
いつか竜になってみたいと思っていたラッセルは夢で夢が叶ったことにやや浮かれて前方不注意の状態になっていた。
と、そんな彼の目の前に突如巨大な鋼色の竜が横切った。
「って、うわああああ! あ…?」
ぶつかる直前、鋼色の竜はくるりと弧を描くように宙を舞い、ラッセルとの衝突を回避した。
「どうした風竜? らしくもない。いつもの威勢はどうした?」
その竜はくつくつと喉を鳴らすように笑うと愉快そうにラッセルを見下ろした。
(……風竜? それがこの世界での俺の名前か……)
話を聞くと、この鋼色の竜は銀竜といい、風竜――つまりラッセルの師にあたる竜らしい。
「まだ呆けているようだな。腹でも減らしたか? ついてくるがいい」
そう言うと、ぐるりと背を向けて銀の竜が空を羽ばたいていく。
(なんか面倒見良さそうなヤツだな。ちょっとついていってみるか?)
ラッセルが銀竜についていくとそこは無数の竜が飛び交う飛竜の狩り場であった。
(すげー。ドラゴンがいっぱいだー。いや、まあ俺もドラゴンなんだけど)
若く逞しい竜達は、ごつごつとした岩場を行き交う狼や猪のようなモンスター達を空から急襲し、瞬く間にただの骨に変えていく。
「おい。こいつに少し分けてやってくれ」
「ん? おお、銀さんと風竜か。いいだろう」
銀竜が赤い竜に話しかけると、赤い竜は腕と爪で器用に切り分けた生肉を譲ってくれた。
(さすがにまるっと形が残っているのはキツいけど、これならなんとかイケるか……)
せっかくの厚意であるから、ラッセルは意を決して生肉を貪り食う。
「どうだ、美味いか?」
「ああ。助かったよ」
竜になっているせいか、生肉は異様に旨かった。やはり性格も形から影響を受けるのか、ラッセルは不思議とドラゴンっぽい口調に変化していく。
「どうだ? 少しは思い出してきたか? 我々竜族はこの屈強な肉体と長い寿命を経て得た知識を武器にして生きている。野山に棲んでその地の守護者になるにせよ、人と契約して共存の道をさぐるにせよ、種の誇りを忘れてはならぬ」
銀竜は滔々とラッセルに竜の生き様について語る。口調はいかめしく厳しいが、やはり面倒見の良い性質のようだ。
「ああ。俺も竜として恥ずかしくない道を歩もう」
「その意気だ。では、我はこれからコボルトが異常発生している山に向かう」
「あ、なら、俺も連れていってくれないか? もっと竜としての生き方を学びたい」
「ほう。随分と殊勝なことだ。いいだろう。だが、遅れるなよ?」
言うが早いか、もう銀竜は空を羽ばたいている。
さっきとは速さが全然違う。ラッセルの本気度を試しているのかもしれない。
ラッセルもすぐに翼をはためかせて銀の背中を追う。
二体の竜はすぐに荒れた山に辿り着いた。
こちらの気配を感じてか、荒々しい岩肌の洞窟から無数のコボルトが這い出てくる。
「相手はコボルトとはいえ油断するな。やつらはハイコボルト。時には弓や魔法を使う個体もいる」
「わかった!」
銀竜とともにラッセルは凶暴化したコボルトの群れを討伐した。
すると、敗走したコボルト達からラッセルらを煙に巻くように、どこからともなくモクモクと霧が湧いてきた。
「……む? なにやら妙な霧が出てきたな」
「……ホントだ。なんだこの霧。自然に発生したものじゃない……?」
ラッセルが呟いたとき、二頭の竜は完全に深い霧に飲み込まれてしまっていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月25日
参加申し込みの期限
2023年03月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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