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リア充爆発した!
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寝子ヶ浜海浜公園は、季節を問わず、多くの人が訪れる場所だ。
賑やかに活動的に過ごしたい人にはもちろんのこと、波音を聞きながらくつろげるベンチもあるため、癒しスポットとしても人気がある。
「今日は気持ちいいお天気ね」
「そうね。暖かくて、紗月がいて、申し分ないわ」
初瀬川 理緒
は、隣に座る
佐和崎 紗月
の手を取り微笑んだ。
紗月ははにかみ、理緒の手を握り返す。
絡みあう指。重なる視線。
「紗月、今日の服もとても素敵ね」
「ありがとう。理緒ちゃんもよく似合ってるわ」
二人、買ったばかりの服を着ている。
紗月は肩にフリルがついた丸首のブラウスに、ブラウンチェックのマーメイドスカートを合わせていた。
足元はヒール低めのストラップシューズ。
理緒はブラウスの上に、クロップドニットを重ね、ロングのティアードスカートをはいている。
足元はショートブーツ。髪はいつものポニーテールだ。
さやさやとふく秋風が、紗月の髪をさらい、なびかせる。
舞う毛先に、理緒は繋いでいないほうの手を伸ばした。
「紗月の髪は綺麗ね。風に揺れるとウェーブが際立って、とても繊細だわ」
「私は理緒ちゃんの髪が好き。まっすぐで、理緒ちゃんらしくて」
事実、二人の髪はケアが行き届き美しい。
が、好きだからより美しく見えるのだ。
甘く優しい二人の時間。
そこに突然、割り込んだものがあった。
「……ボール? ずいぶんカラフルね」
「しかも結構大きい……」
突如現れた球状の物体に、理緒と紗月は目を瞬いた。
サイズは、大人のひと抱えくらいはあるだろうか。
スポーツで利用するものかと思ったが、とりに来る人はないようだ。
「普通のボールじゃないのかしら?」
「一体どうなってるの?」
愛らしい顔を並べて、大きなボールを見つめる二人。
その十数秒後。
「わっ!」
ぽん、ぽん!
ボールはひとつふたつと数を増やし、二人を囲むような配置となった。
そうなれば、さすがにまずいと思うのが、寝子島暮らしの人の常。
だが、逃げるのがちょっと遅かった。
ぶおおおおおんっ!
「きゃああああっ!」
ボール、もとい爆弾は同じタイミングで爆発し、理緒と紗月を吹き飛ばした。
いろいろな理屈法則を完全無視で、胸周辺や腰あたり、スカートの裾がびりびりと破れていく。
「こんなことってある!?」
肌と下着が露出したまま起き上がり、理緒は叫んだ。
しかし文句を言いながらも、すぐに気にするのは紗月のことだ。
「紗月、大丈夫? 怪我してない?」
「ありがとう。大丈夫よ。理緒ちゃんは……」
紗月は、理緒と同じようにボロボロながらも身を起こした。
そして見やるは傍らの理緒……なのだが。
「あっ!」
瞬時に目を、そらしてしまった。
お腹の底からこみ上げてくる笑みは、とうてい無視できるものではない。
が、なんとか噴き出すのだけは我慢した。
「紗月、どうしたの?」
「う、ううん、何でもないわ。理緒ちゃんは平気?」
「ええ、大丈夫よ」
グラドルという仕事柄、体に傷でもついていたら大変だ。
二人は互いの腕をとり、肌を撫ぜて、傷の有無を確認した。
だがグラドルという仕事だとわかっていても、大好きな理緒のことであっても、紗月は言えなかった。
(理緒ちゃんの髪がアフロになってるなんて……)
「で、なんでいきなり爆弾が?」
紗月の心、理緒知らず。
互いの体に傷がないとわかるやいなや、理緒は周囲を見回した。
胸の横や脇腹、太腿など、けっこう肌が露出しているが、気にする様子はいっさいない。
というか、無傷だとわかったら、かまう余裕が消えたのだ。
「私のお気に入りの服、ボロボロにするなんて許せないっ!」
理緒は激怒していた。
落ち着いて理緒ちゃん、と紗月が声をかけても、その怒りはおさまらない。
――という状況にも関わらず、二人の間にまたも、爆弾が発生した。
「今度は爆発させないわ!」
理緒は迷う間もなく、新たに現れた爆弾を蹴り飛ばした。
破れたティアードスカートが、ふわぁっと大きくめくれ、ふくらはぎから太腿にかけて丸見えになる。
そして、爆弾は。
ぶおおおおんっ!
理緒と紗月から数メートル先、空中で爆発した。
強めの風が巻き起こるが、スカートがちょっと舞う程度。
これなら誰に被害を与えることもない。
「そうか、ああやって蹴ればいいのね」
紗月はなるほどとうなずいた後、理緒を真似て、近場の爆弾を蹴ってみた。
期待していたのは、ころころ転がった先で爆発してくれること。
だがたぶん、蹴るタイミングがちょっと遅かった。
ぶおおおおんっ!」
「きゃあっ!」
ころ、くらい転がった場所。つまりは紗月から数十センチ離れた位置で、爆弾は爆発した。
爆風に舞う髪。めくれ上がるスカート。
さらさらだった髪は、埃まみれのごわごわになってしまった。
(でも理緒ちゃんもアフロだし……気にしてなんかいられないわ。それに――)
人気の寝子ヶ浜海浜公園には、老若男女、多くの人がいる。
爆弾がどんな理由で現れ爆発しているかはわからないが、子供やお年寄りに何かあったら大変だ。
「もおおっ、ほんと許さないんだから!」
怒りに任せて爆弾を蹴りまくっている理緒を横目に見ながら、紗月はまた、近くの爆弾を蹴り飛ばした……のだが。
ぶおおおんっ!
(スカートがまた破れた!?)
ぶおおおおんっ!
(今度はブラウスの背中がっ……ここ爆風受けてないのに!)
ぶおおおおおんっ!
「ああっ、あっちで爆発が……理緒ちゃん、大丈夫かしら。ってこっちも……」
ぶおおおおおおんっ!
「きゃああっ!」
「紗月、無理しないで!」
悲鳴を聞き、振り向いた理緒は絶句した。
(紗月、髪の毛ぼさぼさ……スカートやぶれて太腿も丸見えだし、ブラウス、なんで胸と背中やぶれてるの……あれじゃほとんどビキニだわ)
恋人のあまりの姿に一瞬我が目を疑う。が、自分も似たようなものだと我に返った。
通常であれば、すぐに着替えに帰るレベル。しかし今の理緒には、この場を離れる選択はない。
「だって許せないわ。お気に入りの服をこんなにしてっ! 紗月をあんなにしてっ! もう徹底的に壊してやるんだからっ!」
--結局。
あたりの爆弾すべてを破壊する頃には、二人の服は完全ボロボロ、ただのボロ布状態になっていた。
おかげで露出もすさまじく、爆弾がない状態なら、完全に通報されているレベルだ。
「もうこんな状態で歩いて帰るのは無理……」
「どうしよう、理緒ちゃん……」
ベンチに座り、困惑顔で呟く二人。
そのとき紗月の肩に、ロングカーディガンがかけられた。
「……いきなりすみません。あの、これ着ていってください。あなたたちのおかげで、私、爆発に巻き込まれなかったので!」
「私もです! このシャツワンピース、私はおってるだけなので、よかったら着てください!」
「……みなさん……ありがとうございます」
寝子島住民の優しさに目を潤ませつつ、理緒と紗月は立ち上がった。
服は必ずお返しします! と連絡先を聞き、ショップに寄って、新しいものを購入。
着替えてから銭湯に行き、埃まみれの身体をリセットした。
「最終的に一番ショックだったのは、アフロになったのを知らなかったことだわ……」
すべてが片付いた後、理緒はそう呟いた。
その言葉に、紗月はアフロを見た瞬間のことを思い出し、やっと小さくふきだしたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月23日
参加申し込みの期限
2023年03月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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