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\ オーバータイム!/
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寝子島高校
すべき恋など決まってない
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昼と夜が手を取り合ったように、砂浜と海が境界線を探すように。
遠く離れていた物が一つになるように、二色の衣装は触れあった場所の色が溶け合い、混ざり合う。
それでも、これが一時の逢瀬と知っているかのように、この場では決して同じ色には染まりきらない。
「俺が仲良くなりたいのは、今のあおいなんだ。『彼女』のこと内包し、姉と慕う……君なんだ」
「なん、で……そんなに?」
「こういうのを多分、ひとめぼれって言うんだろうな」
信じない? と冗談めかすように笑ってしまうのは、あおいの息が詰まらないようにと……少しばかり照れくさいからだ。
沢山話がしたいとか、ただ一緒にいたいとか。そう素直に思える人に会えた。
笑顔が素敵だなとか、声が優しいなあとか。ぼんやり見惚れてしまうということを知った。
――知らなかったんだよ、今の俺は。
踊る二人には目もくれず、修はまっすぐにあおいを見て話し出す。
格好悪いと思われても、そうなのだから仕方がない。
まだ会ったばかりで格好良いところを見せたくても、見て欲しいのは取り繕った自分では無くて。
失敗もする、苦手だってある、万能じゃ無いから君に悲しい顔をさせてしまうことだってあるだろう。
でもそれは、努力で乗り越えられることだってきっとあるから。
知らない君を知って、俺を知ってもらって。ひとつひとつ積み重ねていければいいと願う。
言葉に詰まりながら本音を吐露するなんて、人には滑稽に見えたかも知れないけれど、そんな些末なことを気にしている余裕は無い。
今のあおいをどう思っていて、どうなりたいか伝える必要がある。
「あおいが大切にしている『彼女』がいなければ、俺たちは出会えなかった……そういう過去生の考えがあるのは否定しない。過去の俺たちがいたからこそ、魂が繋がっているからこその巡り会いだって」
でも、と区切って修は踊る二人を見る。姿形こそ似ているけれど、今同じような雰囲気で踊れるかと言われれば、難しいだろう。
連れ添った年月が違う、知らないことが多すぎて彼女のリードが形式通り行くかもわからない。
あの二人と自分たちは、同じ魂を持つ別の存在なんだから。
「過去を大事にしたいのは、今に繋げてくれたからだ。俺がドキドキしているのは、君だけなんだよ」
隣を見れば、信じられない物を見たかのようにあおいが目を見開いている。
「大丈夫だよ、あおい」
優しく微笑めば頬を赤くして、何を返せばと口をまごつかせていて。
そんな顔も、もう少し見ていたいかなと思うけれど。
「ゆっくりでいいんだ、俺たちのペースで仲良くなりたい。お互いを知っていきたいんだ」
自分たちにはまだ沢山の時間がある。けれど、終わりを迎えた時間も確かにある。
ランタンの灯火が揺らめいて、ダンスの終わった二人が一礼する。
何か思いの含む視線を交わしたあと、お互いに微笑み合ってトンッと夜空を跳ねた。流れ星のような一筋がランタンに吸い込まれ、一際明るく輝く。戻ってきた、のだろうか。
「……見付けられて良かったですね」
『彼』の思いは『彼』の物だ。穏やかに『彼女』を想う心に声をかけると、修の尻尾がぶわりと膨らむ。
記憶に飲まれず受け入れたことで、知識の一つとして蓄えられたようだ。
あおいの様子に変化はない、ということは、彼女から姉代わりの『彼女』を消さずに済んだのだろう。あおいは確認するように静かに瞳を閉じて、会話できたのか安心したように微笑んだ。
「ねぇ修くん。私には過去の記憶がないけど……これでいいかな」
手を差し出したあおいは、満面の笑みを浮かべている。
――これからも、よろしくね!
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あとがき
担当マスター:
浅野 悠希
ファンレターはマスターページから!
この度はリクエスト頂きありがとうございました、浅野です。
ifシナリオの続編ということで、元シナリオに収まりきらなかった設定やらを掘り返してきました。
寝子島とは違う世界だけれど、まったく繋がっていないわけではない。
繋がっているからといって、重なるわけでもない。
バトンは受け取っても、走るフォームもコースも自由なんだという物語になっていれば嬉しいです。
別の世界ではどんな物語が始まるのでしょうか?
これからがとても楽しみですね!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
神話・伝説
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月05日
参加申し込みの期限
2022年08月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年08月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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