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\ オーバータイム!/
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すべき恋など決まってない
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先ほどはさらりと端まで流してしまった屋台たちを、今度はゆっくりとまわってみる。
さっき取れなかったヨーヨー掬いにもう一度挑戦したいとか、スマートボールの景品に並ぶ小物が可愛いだとか、あおいは表情を変えながら良く喋った。
その様子は、彼女が飛び出してしまう前とは少し違う気がする。
「あっ! あっちのかき氷はシロップ2種類かけられるんだって。あとでもう1個食べちゃおうかな」
「かき氷なら、向こうに砂糖水の氷で作ったふわふわしたのもあったよ」
「それもいいなぁ……こっちは果物を凍らせて削ったのだって。さっきは見落としちゃってたかな」
はぐれるまでは、元気ではあるけど控えめな印象だった彼女が、少し快活な様子を見せている。
初対面での緊張や遠慮、諸々のことから解放されて彼女の魅力が増しているのだとしたら。
「もったいないことをしたな。もっと早く気づいていれば……」
「そうだよね、こんなにいっぱい食べられないよ」
「ああ、ごめん……あおいの笑った顔は可愛いなって話」
褒められるのは嬉しいけれど、食べ物の話をニコニコしながら話していたなど、恥ずかしすぎる。
あおいは熱くなる頬を隠すように両手をばたつかせた。
「ち、違うからね? お祭の雰囲気が美味しそうに見せるってだけで、食いしん坊じゃないからね?」
「じゃあ、かき氷やフルーツ氷はどうしようか、いらない?」
「……もう少し吟味したら食べたいです」
顔を見合わせて、ふはっと笑いが零れる。
こうやって好きな物が知れたらいい、穏やかな時間が流れればいい。
時に会話に詰まっても、目線を追って同じ物を眺めてみて、違うことを感じたならまた話せばいい。
始めから全て上手くこなそうとしないで、失敗を恐れないで。大事な物を見失わなければ、それで。
そうして、二人は再び木彫りの人形を扱う露店の前にやってきた。
初めて、二人が出逢った場所。惹かれ合うように対を選べた奇跡。
修が輪廻の巡りに感謝した再会は、あおいにとってはどうだっただろう。
……あの時は、霞がかってよく見えなかった顔がはっきり見えて、聞こえなかった声が心地よく耳に届いて。
鮮明に流れ込んだ記憶に浮かれていた所もあっただろう。
けれど、高鳴った鼓動は自分の物だ。
「あおい、さっきの約束はまだ有効?」
「さっき?」
「あとで……ランタンを一緒に置きに行こうって」
待ち焦がれた人が来るように、目印になるように。きっと灯台や迎え火みたいな意味もあり、祭が終わればあるべき所へ送り出す意味もあるのだろうキャンドルランタン。
その灯火に、何を思えばいいのかが分からなくて、修はまだランタンを作っていなかった。
「一人じゃきっと、上手く話せなかっただろうけど……今なら、話せる気がするんだ」
「誰と?」
「……大切な人たちと、かな」
尻尾をひと撫でする修は、決意を秘めた眼差しをしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
神話・伝説
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月05日
参加申し込みの期限
2022年08月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年08月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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