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すべき恋など決まってない
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ずいぶん夜も更けて、ランタン作りのブースは少し賑わいが収まっていた。
あおいと隣り合わせに並んで、今日買った木彫りの人形をモデルに図案を描いていく。
少々無言になってしまっても、色鉛筆が紙を滑る音が作業に集中しているのだと知らせてくれるから居心地も悪くなく、考えをまとめるには最適だった。
そうして修は、ぽつりと切り出す。
「俺は記憶を複数持っていて、そっちの俺はあおいを知ってるみたいなんだけど……あおいもそう?」
「私、は……記憶はないよ」
記憶の数は知識の数。狐の獣人はそれが尻尾に現れ、優位性を示す特徴になっていた。
持っている記憶の数に応じて尻尾の本数が増え、鮮明な量が増えるほど太さが増す。けれど自身で管理する記憶でなく、別人格として成り立っているあおいの場合、その尻尾には何も反映されていない。
「私はきっと思い出せないの。その記憶は、私の中のお姉さんみたいな『私』が持っているから」
「それで、か……」
己の心の内側で喜んでいる『誰か』が、この再会に感謝している。
修はその跳ねる気持ちを静めるように、どこかへ導くようにキャンドルランタンを組み立てて、そっと火を灯した。
「機会があったら……会えて良かったって。感謝している人がいたって、あおいが伝えてくれたら嬉しいよ」
「……どうして? 直接言えたほうがいいよね」
「俺も君も彼等とは別の人間だから、かな。記憶の『彼』と、あおいの中の『彼女』が会ったところで、過去の再来でしかないというか……」
例えば特別な一夜のみ逢瀬が許される。そんなのも素敵かも知れないけれど、彼らに敬意こそあってもそのために自分たちを犠牲にするつもりはない。
「俺は記憶のおかげで、あおいを探そうと思えた。だから『彼』には、あおいと引き合わせてくれたことに感謝しているし……『彼』と縁があった『彼女』にもありがとうと伝えたい」
修がランタンをかざせば、狐の絵が灯火とともに揺れ動く。
尻尾が二つ、三つと増えたように見えたかと思えば、その向こう側にスーツを着て誰かを待つ青年のシルエットが浮かんだ。驚きつつも直感で思う、あれは過去の自分だと。
慌ててあおいもランタンに火を灯し、修のランタンの隣へ掲げてみる。同じように狐の尻尾は揺らめき、ドレスを翻して少女は青年に駆け寄っていく。
二人が手を取り合えば、シルエットは鮮やかな衣装に身を包んだ姿を現した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
恋愛
神話・伝説
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年08月05日
参加申し込みの期限
2022年08月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年08月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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