this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子カルガモのお引越し☆大作戦
1
2
3
4
つぎへ >>
夏の暑い中でも、池に浸かっていればそれなりに涼を取ることができる。だが、子供達が生まれたからにはここから引っ越さないといけない。池には外敵もよく来るし、餌も少ない。
――あの川に行かないと。
寝子カルガモは、小さな頃に過ごした川を思い出す。そこに行くまでの大冒険も。
寝子ヶ浜海浜公園にいた
佐藤 プリンス 雄太
は、てちてちと歩く寝子カルガモ達を発見した。
「わあっ!」
思わずついていこうとした時、カァー、カァー、という声が聞こえた。電線の上に止まった数羽が、寝子カルガモを見下ろしている。何となく、黒目が光っている気がする。
(もしかして……)
雛達を狙っているのかもしれない。どうしようと思った時、木の影でくつろいでいる猫達が目に入った。
「そうだ!」
雄太のろっこんは、声を掛けて応えてくれた猫と会話ができるというものだ。
(猫さん達にお魚を持っていって、引っ越しの護衛をしてもらおう)
早速、雄太は新鮮な魚を買いに行った。
「えっ、寝子カルガモがお引越しをを始めた!?」
町長室で秘書の仕事をしていた
三折部 朝衣
は、電話を受けて驚きの声を上げた。そろそろかなと思ってはいたが、遂に始まったらしい。高卒で役場に就職してから一昨年も去年も職員として引越しに関わった。
(でも……)
今の立場では、総務課に居た頃のように寝子カルガモの世話はできないだろう。
沈んだ気持ちで受話器を握っていると、同僚達の視線を感じて顔を上げた。彼らは微笑んでうんうんと頷いている。怪訝に思っている朝衣に、電話口の相手である総務課の職員が言う。
『だから、これから寝子カルガモ達の引越しの手助けに行ってくれ』
「え?」
『異動しても、担当は三折部さんだよ。誘導の仕方と、各種トラブルに適切に対処したのが評価されているんだ。それに、寝子カルガモの親が顔を覚えているかもしれないしね』
同僚達を改めて見ると、彼らはまた頷いてくれる。
「ありがとうございます」
朝衣はしっかりお礼を言って、町役場を飛び出した。到着するまでは公園職員が寝子カルガモについていてくれるそうだ。
「あっ!」
氷水で冷やされたアジを何匹か購入した雄太は、道路脇を進む寝子カルガモ達を見つけた。その後ろを、何匹かの猫がそろりそろりと付いてきている。どの猫も獲物を狙う目をしていた。
「…………」
雄太は袋からアジを一匹出して、尻尾を握りしめて猫達に近付いた。
「猫さん猫さん」
「にゃっ!?」
話しかけると、アジに釣られたのか猫達はにゃあと鳴いて寄ってくる。
「猫さん達にお願いがあるんだ。報酬にお魚をあげるから、カルガモさん達の護衛をしてくれないかな」
「にゃっ!?」
アジに伸ばしかけていた右前足をぴたっと止めて、猫はびっくりした声を上げた。袋を注視していた他の猫達も丸い目を更に丸くしている。
『な、何てこと言うにゃ! あのカルガモは今日のごはんにゃ!』
「でもほら、カルガモさん達、かわいくない?」
『そんなことよりおいしそうにゃ!』
「護衛してくれたらお魚あげるよ? からすから守ってくれたら違うお魚もあげるよ」
――猫達は顔を見合わせた。
――お魚はほしい。
――カルガモもほしい。
――迷っているうちにお魚の鮮度が落ちてしまう。
『きゅ、究極の選択にゃ……』
『かわいくないことはないけどカルガモ食べたいにゃ……』
みゃーみゃーと相談を始める猫達に、雄太はやる気を出させようと説得を続ける。
「猫さん達も、カルガモと仲良くしてくれたら嬉しいな」
護衛してもらうのは無理でも、猫が寝子カルガモ親子を襲わないようにはしたい。
『にゃー……』
困ってしまった猫達の視線は、アジに注がれている。
「からすより、猫さん達の方が強いよね。だから、御願いだよ。からすにじゃれついて、追っ払ってくれないかな?」
『わかった。引っ越しが終わるまでだぞ?』
お腹の部分が白い、アーモンド色の猫が言った。えっ、と、雄太と猫達の目がその猫に集まる。目つきの悪い件の猫は、他の猫達をちょいちょいと呼んで雄太に聞こえないひそひそ声で何か喋った。すると、皆の目がキラキラと輝く。
『寝子カルガモを守るにゃ! だからほっけの干物がほしいにゃ!』
『カラスには爪一本触れさせないにゃ! だからアジをよこすにゃ!』
『だから脂の乗ったサーモン柵がほしいにゃ!』
「よかった! 終わったらスーパーで買ってくるね!」
雄太がアジを渡すと、猫達はあっという間にそれを平らげて寝子カルガモ達を追いかけていく。
「猫さん達だけじゃなくて、お兄さんやお姉さんにも協力要請しよう」
後を追いながら、雄太は携帯端末を取り出した。
「僕一人じゃできないことでも、みんなでやればできるかもだし」
カメラで寝子カルガモ達を動画撮影して、インターネット上にアップロードした。
(カルガモのお引っ越しがうまくいけば良いんだから、誰の功績とか、関係ないもん)
活躍して女の子にモテるならそれに越したことはないけれど。
「よし、楽しくがんばろうっと」
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子カルガモのお引越し☆大作戦
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
沢樹一海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年06月28日
参加申し込みの期限
2022年07月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年07月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!