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星降る☆ビアガーデン
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「い、いらっしゃいませぇ~」
ビアガーデンよりは居酒屋のような挨拶で、店員に迎えられた。
慣れてないんだろうなあと思いつつ、極力表情には出さないようにして、
「予約の澪乃ですが」
と
澪乃 湊弥
は言った。
「は、はひっ。こちらへどうぞっ」
右手と右足を同時に出しながら、巧は二人をテラス席に案内した。VIP席と違って、さすがに椅子を引いてはくれないが、湊弥も
古苗木 美姫
も、もちろんそんなことは知らない。
「メ、メニューがお決まりでしたら、お呼びくださいませ!!」
またぎこちない歩き方で、去っていく巧を見送り、くすりと湊弥は笑った。
「笑っちゃ可哀想ですよ」
「ああ、うん、馬鹿にしたわけじゃないんだ。けっぱってると思って。俺もあんなだったかなあって」
「初めはみんな、あんなものです。多分」
「そうだね」
「それより、料理は何にします?」
「焼肉、海鮮バイキング、バーベキュー……どれも捨てがたいなあ」
「ビールもたくさんあるんですね。これ、クラフトビールのお試しコースっていうの、頼んでみません? 地元でも作っている農家さんがいるのでなんだか気になっていて。普通のビールと、どう違うのかな、初体験? させてください」
「初体験」という言葉にどぎまぎしながら、湊弥はそうだねと頷いた。何が「そう」なのか、自分でもよく分かっていない。
「海鮮はおつまみにもなりそうですねえ……」
ううん、と美姫は唸り、「湊弥さん、好き?」と尋ねた。
「も、もちろん!」
湊弥は反射的に答えてから、美姫がメニューを指差しているのに気づき、
「か、海鮮は俺も好きだよ。したっけそれにしようか」
と、慌てて付け加えた。
「そしたら、海鮮食べ放題コースにしましょう」
「う、うん」
美姫の顔をまともに見ることが出来ずに、湊弥はベルを鳴らした。すぐに巧が飛んでくる。ぶつぶつ復唱しながら、ハンディターミナルにメニューを入力しているのを聞く限り、間違いはないようだ。
すぐに最初のビールが運ばれてきた。
エルニャンガーはドイツのクラフトビールだ。小麦由来の甘い香りとフルーティーな味わい、ほのかにポップの苦みも感じられる。
「美味しい……これ、もっと飲みたいです」
「お試しコースだからね。全種類一杯ずつって書いてある」
その上、グラスが小さい。
美姫が不満そうに口をちょっと尖らせた。それを可愛いと思いつつ、
「気に入ったのは買えるそうだから、何本か買う?」
「そうしましょう!」
美姫の顔がぱあっと輝く。眩しい、可愛い。ああくそ、冷静になれ俺、と湊弥は己に言い聞かせた。
注文した品が次々に運ばれてくる。マグロのユッケ、イカの塩辛乗せ冷奴、エビの唐揚げ、ホタテのバター焼き。統一感がないのは、目についたものを片っ端から頼んだからだ。
それに合わせるように、クラフトビールも選んでみた。たとえば、マグロのユッケにはニャルクリンラガー、イカの塩辛乗せ冷奴にはニャルックリンソラチエースといった具合だ。
もちろん、料理に合わないビールもあった。苦みが強すぎたり甘すぎたりと料理の味を消してしまうビールは、一度箸を休めて先に飲んでしまうことにした。ビールそのものは、どれも美味しいのだから。
結果、これまでにないハイペースでアルコールを摂取することになり、二時間も経つ頃には二人とも顔を真っ赤にしていた。
「湊弥さん、将来はどうするつもりですか?」
とろんとした目つきで、美姫が尋ねた。若干、呂律が回っていない。「ですか」が「れすか」に聞こえる。
「進路、かい? 一応決まってはいるけど……。本土の方のIT企業でさ、研究に使ってたプログラム言語を活かして働く予定だよ」
「そうですかあ。私は教員免許を取ってみたりしてます、教育課程はほぼ履修したんですよねえ」
「教員を目指すのか。美姫さん、子供好きだし、いい先生になりそうだ」
「ありがとうございますう」
とろんとした目つきが、今度は熱を帯びてきたようだ。
湊弥は咄嗟に視線を逸らし、
「か、風に当たる? 少し、酔いを醒ました方がいいかもしれない……」
と、誘ってみた。
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担当ゲームマスター
泉 楽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月03日
参加申し込みの期限
2022年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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