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星降る☆ビアガーデン
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寝子島町役場勤務に勤務する
三折部 朝衣
は、多忙な日々を送っている。
だがこの日は珍しく、定時で上がることが出来た。業務を終え、NYAINEをチェックすると、
住沢 遥人
から着信があった。
逸る心を押さえつけ、役所の外に出てからスマホを耳に当てた。NYAINEでも事足りるが、やはり声を聞きたい。
『今日は仕事、大丈夫?』
「今、終わって出たところ」
『よかった。食事行かない?』
「いいけど、どこで?」
『予約してるんだ』
どこにとは答えず、笑いを含んだ声で遥人は言った。
――サプライズね……。
電話を切って、ふむ、と朝衣は考え込んだ。サプライズは、嫌いではない。それが悪意であったり、度の過ぎたふざけたものでなければ。その点については、遥人は心配ないだろう。
それにサプライズと言っても、食事であることは分かっているのだし、突拍子もないことはすまい――と思っていたのだが。
「ここ?」
「そう」
遥人はにっこり笑って頷いた。
「いらっしゃいませ。お席にご案内いたします」
スカートの両端を摘んですっと腰を落としたのは、メイド――想花――である。真っ黒なロングスカートに真っ白なエプロンドレス。生地も仕立ても良いことは、素人の朝衣にも分かる。
そのメイドの案内に従って、二人は二階へ向かう。
「ち、ちょっと、大丈夫なの?」
遥人の袖を引いて、朝衣は小さな声で尋ねた。
「何が?」
「何がって……」
『星ヶ丘ビアテラス』のことは、朝衣も知っていた。今年の春に発表され、僅か五日で予約を締め切った一日限りのビアガーデンだ。予約が殺到して、抽選になったという。
それも、二人が案内されたのは更に倍率の高いVIP席である。自分の通勤着をちらりと見下ろして、朝衣はどうにも居心地の悪い思いになった。
想花が椅子を引き、先に朝衣が、次に遥人が腰掛けた。潮風が心地いい。
「本日、専属メイドを務めます、月原と申します。お気軽に何でもお申し付けくださいませ」
「ありがとう。まずはビール――ニャレッティを」
「かしこまりました」
想花が下がり、すぐにグラスと瓶を持ってきた。ラベルには、陽気なイタリア男性が描かれている。それを注ぐと、想花はまたすぐに下がった。二人の視界には入らないところで待機しているようだ。
言いたいことは色々あったが、まずは乾杯と言われ、朝衣はグラスに口を付けた。
「――美味しい」
とろんとしたフルーティーな味に、朝衣は思わず呟いた。
「だろ?」
悪戯っぽく遥人は笑った。「気に入ってくれると思った」
「気に入ったは気に入ったけど、いつ予約入れたの?」
「発表があった日」
朝衣は呆れた。
「そんな。今日早く上がれるとは、限らなかったのに?」
「うーん。本当は休みを取れないかなと思ったんだけど」
そういえばひと月ほど前に、そんなことを訊かれた気がする。日付は覚えていないが、多分今日だったのだろう。休み前だから無理、と素っ気なく答えたことは記憶している。
「言ってくれればよかったのに……」
そうしたら、何としてでも休みをもぎ取った。
「仕事の邪魔はしたくなかったからね」
「駄目だったら、どうするつもりだったの?」
「その時は諦めて、友達を誘うつもりだった。――男だからね、言っとくけど」
そこは心配していない。
「そいつにも、もしかして、とは言ってあったから。大丈夫だったと伝えたら、『残念!』ってさ」
「悪いことしたわね……」
「大丈夫。別の日に奢るから。ここじゃないけど」
瓶を一本空ける頃、料理が運ばれてきた。
「ごめん。僕の独断で、イタリアンのコースにした。大丈夫?」
「もちろん」
朝衣も、イタリアンがいいかと思っていたのだ。一緒に運ばれてきたビールは、メッシーニャだ。
「もう一回乾杯」
「何に?」
「そうだなあ……今日という、良き日に?」
くすり、と朝衣は笑った。
透き通る海に、キラキラ光るヨット。
自分の好みを全て把握してくれ、しかし決して無理強いはしない恋人。
確かに良い日だ。
「そうね……良き日に!」
「良き日に!」
ちん、とグラスが鳴った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
泉 楽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年04月03日
参加申し込みの期限
2022年04月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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