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猛暑注意報!
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☆狂おしき熱の中で
朝鳥 さゆる
が目覚めたのは、気怠く暑い空気の中でした。
あたりを見回し、ここが姫木じゅんの部屋だと気付きます。
「起きた? 今日の寝子島は水着デーだって」
じゅんがそう声をかけてきました。
「部屋の中にいても蒸し暑いだけだから、外に行かない?」
さゆるが黙ってうなずくと、
「じゃあシャワー浴びようか。冷水でいい?」
誘われるままにさゆるはじゅんと共にシャワールームに入り、冷水シャワーを浴びました。
「気持ちいい! プールの前のシャワーみたいだね」
屈託なく笑うじゅんの表情は中学生くらいに見えるけれど、実年齢は20代後半。
20代に見える高校生のさゆるとは対照的でした。
互いの情事の痕跡を消してから体を拭き、水着を着て二人は部屋を出ました。
さゆるは、上の斜めに布が垂れ下がっている布がショーツ部分とジョイントしている、
個性的なデザインのビキニ
。
じゅんはゴスロリっぽい感じのフリルビキニです。
葉利沢 倫理子
の第二の人格Maliceは、倫理子の身体を好きなように使っています。
倫理子の人格も時折意識を取り戻しているのですが、あまりにも弱い倫理子は、体からMaliceを追い出すことなどできませんでした。
Maliceは今、
ビキニの水着姿
で街を歩いています。
「水着デーというからそうしただけよ。町長公認なんだし」
(それにしても……町の中を水着で歩くのって解放感はあるけど、周囲が同じように水着姿じゃかえって興ざめよね)
そんなことを思いながら歩いていたMaliceは、はっとしました。
(あれは……)
向かい側の歩道を水着姿で歩いているのは、朝鳥さゆると姫木じゅんでした。
途端にMaliceは、胸の奥が詰まるのを感じました。
体が怒りで熱くなり、どす黒いモノが沸き上がってくる感じ。
それを表に出さず、Maliceは気配を隠して二人の後をつけることにしました。
じゅんとさゆるは、人気のない星ヶ丘の砂浜へやってきました。
じゅんが波打ち際に寝そべり、さゆるも並んで隣に寝そべります。
濡れた砂は、そこまで熱くはありませんでした。
そうして二人は、しばらく無言で波に洗われていました。
「……じゅん、あたしがどこへ行ったか聞かないの?」
さゆるが口を開きました。
さゆるは5月から7月にかけて、じゅんの前から姿を消していて。
七夕の日の翌日に戻ってきたのです。
けれどじゅんは、何も聞かずにさゆるを迎えたのでした。
「さゆるがあたしのところへ帰ってくるのはわかってた……」
じゅんは小さく口角を上げ、そのまま二人はまた無言になりました。
何度目かの波が寄せてきたとき。
不意にじゅんがさゆるに覆いかぶさってきました。
「お願いだから……今度はもう、黙ってどこかへ行かないで」
じゅんの言葉に、さゆるは無言のまま彼女を見つめ。
「…………」
波の音を聞きながら、二人は長いキスを交わしました。
物陰に隠れたMaliceは一部始終を見届けていました。
飛び出したい、怒鳴りつけたい衝動を堪えて。
Maliceはそっとその場を離れました。
何度も深呼吸を繰り返します。
ようやく嫉妬の炎が静まった時、Maliceの顔に浮かんだのは……
怒りでも絶望でもなく、残酷な笑みでした。
(今すぐには奪わない)
「……そうよ、最後に手に入れるのは、この私」
いつしかMaliceの機嫌はよくなっていました。
「お嬢さん、一人? 一緒に遊ばない?」
いやらしい視線をMaliceの身体に這わせるナンパ男。
虫の居所が悪ければ蹴散らすところですが、Maliceは男を追い払うことをしませんでした。
「ちょっとならいいわよ。楽しませてくれる?」
どちらが捕まえたのかわからない、肉食の色を一瞬瞳に滲ませて、Maliceは答えます。
「もちろん! 任せなよ」
軽薄に肩を抱かれながら、Maliceは男と共に歩き出しました。
今日見たことは刹那の快楽で忘れることにしよう。
そう思い、胸の奥で燻る熾火にひとまず蓋をしたのでした。
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月25日
参加申し込みの期限
2022年04月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年04月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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