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<悪魔ダスト1>夜道に現れるは夢に誘う幻蟲
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「ここはどこでしょうか? 迷ってしまいましたね」
紫苑は角から現れるインセダミーに臆することなく火炎放射を放ち、焼いていく。
入り組んだ洞窟の中で仲間とはぐれることは窮地であり、恐怖と不安が加速するだろう。だが彼女はその例には入らないようだ。
インセダミーを焼きながら紫苑は洞窟の奥へと進んでいく。
すると行き止まりへ行きついた。そこには誰もいない。
「これは、はずれでしょうか。仕方ありませんね、戻ると……?」
「あらあら一人なのねぇ? ふふ、ついてるわぁ」
振り向いた紫苑の目の前に立っていたのはインセだった。
「一騎打ち、ですね。お手柔らかにお願いしますね」
「勿論、その身体……傷をつけるわけにはいかないもの。たっぷりと搾る為にもねぇ」
残っていた燃料を全て吐き出すように火炎放射を放つと、バックステップしながら紫苑は距離を取った。
インセは羽を広げて飛び上がり、その火炎放射をかわす。紫苑はそのタイミングで音なく手を合わせ、ろっこん“死音”を発動させた。
音を発さなくなった紫苑の動きを読むことができなくなったインセは彼女の放つ火炎放射をまともに受けた。羽の一枚を焼かれ、インセは紫苑を睨む。
「おいたが過ぎるわねぇ、そろそろ終わりにしてあげるわぁ!」
羽を広げて低空飛行で迫ってきたインセ目掛けて替えのボンベを取り出すと紫苑はそれを投げ、そのボンベ目掛けて火炎放射を放った。次の瞬間、ボンベに引火し大爆発が起きる。
煙が収まるとそこにインセの姿はなかった。いくつかの甲殻の破片と思わしき物が焦げてそこらに転がっている。紫苑は衝撃でぼろぼろとなった自分を見て、ふうと息を吐く。
「随分汚れてしまいしたが、片が付いてよかったです。後は――――っ!?」
土の中から飛び出すように現れたインセが紫苑の頭を掴んで地面へとうつ伏せに打ち倒したのだ。
ぼろぼろの身体で紫の血を流しながらインセは苦々しい顔を浮かべる。
「はあはあ、やってくれたわねぇ? あんな、無謀な攻撃をするなんて思わなかったわぁ。それじゃあ、あなたで回復させてもらうわねぇ」
インセの股間辺りにある甲殻が内部から押し広げられるように開く。中から黒く、歪な棒状の吸精器官が現れた。
紫苑の衣服を引き裂き、下着をはぎ取ると吸精器官を紫苑のある部分へと押し当てる。
「これをするとほぼ壊れてしまうからぁ、したくはなかったんだけど仕方ないわよねぇ」
にやりと笑ったインセは紫苑へと覆い被さるのだった。
紫苑は小刻みに震えながらあらぬ方向を見て涎を零し、舌をだらしなく垂らしていた。太ももからは液体が流れ落ち、盛大に床を濡らしている。
「あっ、がっ……はふ、ううう……あ、ふ……」
インセはある程度傷が塞がった体を確認し、立ち上がった。吸精器官をしまうと伸びをする。
「ありがとう、だいぶ回復したわぁ。やはり生気を吸収するにはこれが一番効率がいいわねぇ」
ごとっとインセの腕が一本、床に落ちる。
何事かと思う前に再び白刃が煌めき、インセの身体に傷が増えていく。
「これ以上、好き勝手はさせない。ここで終わりにしてやるよ」
「そうですよぉ、正直、営業妨害なんですよねぇ……」
インセの前に現れたのは、御剣とダストの二人だった。
三対の腕を振り回し、無数の衝撃波をインセは笑いながら放つ。
やたらめったら飛来するそれをダストが鎖を振り回し、的確に打ち落としていった。
御剣はその間を抜け、ろっこんで加速しながらインセの隣を走り抜け、すれ違い様に斬撃を加えていく。
爪で斬り裂こうと腕を振るインセだが何度も振り下ろされるその腕が彼を捕えることは無い。彼はあまりに速いのだ。
ぐらついたインセに追撃しようとしたダストだったが、がくりとその場に倒れてしまう。彼女の身体は小刻みに痙攣し、身体を駆けまわる快感がダストを苦しめた。あまりの快感にダストは腕で体を守る様に縮こまってしまう。それでも収まらない焼けるような快感が、彼女を襲った。
「あなたとは後で遊ぶわぁ、そこで大人しくしていてちょうだい、さあ次で決めましょう? あまりしつこい男は、好みじゃないの」
「奇遇だな、俺もしつこい女は嫌いだ」
インセと御剣の動きが止まる。
静かな時間が流れ、集中した二人には周囲の音が失われたようにすら感じた。
洞窟の天井からぽたりと水が滴り落ちる、それが地上に落ちたその刹那、二人が動き出した。
まず仕掛けたのはインセだった。全力のインセの爪の一撃が御剣を掠める。
御剣は爪に脚を裂かれながらも、空気を足場に飛び上がり加速してインセの頭上からサバイバルナイフの刃を振り下ろしたのだ。煌めく白刃がインセの首を落とす。
首を失った身体がふらつき、どさりと倒れて霧散する。首も同様に消え去ったようだ。
世界の速度が元に戻ると御剣はふうっと息を吐く。
「この島で好き勝手はさせない、俺がいる限りはな」
こうしてインセによる一件は見事解決され、寝子島の夜に平和が戻ったのであった。
◆
ダストの店にてマッサージを受けながら、紫苑と神無、妙子はまったりとくつろいでいた。心地の良いダストの手が三人の身体を癒していく。
「気持ちがいいですねぇ……」
「ええ、とっても。病みつきになってしまいそう」
「凄いですねぇ、これは通ってもいい、かもっ」
ダストは魔法で腕を増やすと三人同時にマッサージするという離れ業をやってのけているのだ。インセからヒントを得たのだとか。
裏マッサージまで受けた三人はもれなくダストの店の裏ポイントカードを作っていた。やはり病みつきになってしまったらしい。
三人を見送ったダストは別室で待っていたティオレの元を訪れる。
「お待たせしましたぁ、それじゃあ……再戦といきましょうかぁ」
「ああ、いいねぇ。待たされた分、容赦しないよ?」
暗い部屋に二人の艶声が木霊する。
数時間後、ティオレは店を後にした。惜しい所まではいったが、今日も今日とて引き分けのご様子。
リベンジを誓い、ティオレはその場を後にするのだった。
「意外と被害って出てるんだね、状況の資料とか纏めるの大変かも」
真白と御剣は店の店員用休憩室で事後処理の資料を纏めていた。
御剣はそれを終え、伸びをする。すると誰かが背後から抱き締めてくる。柔らかな胸の感触が背中にあった。
一瞬、真白かと思ったが彼女は隣でジュースを飲んでいる。では誰だ。
「お疲れ様ぁ、いいんですよぉマッサージしてあげてもぉ?」
「いや、それはいいよ。ツクヨに怒られたくないからな」
「あなたはお硬いですねぇ、別にいいんですよ、ダストちゃんはぁ。体のどこがツクヨと同じで、違うのかぁ、試してもぉ?」
壁際に追い詰められ、体を密着される御剣の額を汗が流れる。こんな所をツクヨに見られたら大変なことになると。
更に顔を寄せようとしたダストの頬に赤い剣の切っ先が向けられる。
「……それ以上は駄目ですよぉ、死にたいんですかぁ?」
修羅場かなと真白はささっとソファーの陰に隠れて巻き添えを喰らわないように状況を見守った。懸命な判断である。
「少しぐらい味見してもいいじゃないですかぁ、ケチケチせずにぃ」
「はぁ? わかりました、死にたいんですねぇ、じゃあここで消してあげますよぉッ!」
武器を出してついには戦い始めるツクヨとダスト。嗚呼、モテる男は辛いものだ。
寝子島には異形や妖異が現れることもある。
だが安心して頂きたい。その度に彼らがそれらを討伐しているのだから。
今日も今日とて、寝子島の平和はこうして守られているのだ。
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あとがき
担当マスター:
ウケッキ
ファンレターはマスターページから!
遅れまして申し訳ございません!
皆様のおかげで無事、インセは討伐され寝子島の夜に平和が戻りました。
さらわれていた人々も無事に救出されたようです。
寝子島に潜む怪しげな異形は後を絶ちませんが、これからダストちゃんたちが頑張ってくれることでしょう。
こちらのシリーズはアルカニアと並行して進めていきますのでご期待くださいませー!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
お色気
定員
20人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月09日
参加申し込みの期限
2022年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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