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反転、膨張。変わって染まって?
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その頃、手蹴は……大量の触手を全身から生やした黒い狼の姿になっていた。彼女は、吸魂ミルちゃんの気配を感じ、ウォルターたちが騒いでいる間に追いかけたのである。
その途中、ブヨブヨとした肉の塊みたいなおばけに襲われるものの返り討ちにして捕食。「これはこれで……」と美味しそうに貪った。
腹が膨れた頃、瑠奈のろっこんが発動し風に乗って吸魂ミルちゃんが飛んでくる。これ幸いにと口にしようとしたのだが、潰れた傍から消えていく。
(? これでは食べようがないですね……)
その事を残念に思う手蹴は夢中になるあまり瑠奈に近寄りすぎた事に気付いた。そっと下がった彼女は徐々に人の形に戻りながら瑠奈の背後に立つ。最初は驚いた瑠奈だが、直ぐに何か閃いたのか優しい笑みを浮かべた。
「あなたも、巻き込まれたの? ……本当はウォルター先生に託したいけど……。一緒に行く?」
「そうですね。(吸魂ミルちゃんも食べられなかったので)」
手蹴はこくん、と頷いて歩きはじめる。瑠奈は、彼女と並んで歩きながら歌い、静かに考える。
――あたしの愛した寝子島を。
――東京で閉じこもっていた日々から飛び出して、新しい日々を手に入れようと手を伸ばした、あの入学から今までの時間を。
――普通の高校生暮らしからフツウのアイドル暮らしに変わったこの島を。
――神様からもらったこの力とともに。
――神様からもらったあの笑顔のために。
――ただ、護るために。
(だから……)
瑠奈が祈るような思いで歌っていると、手蹴が吸魂ミルちゃんを目で追っている事に気付いた。だが、警戒しているのだろう、と考え、そのままにしている。彼女に憑りつかぬよう風を起こせばよいのだから。
そうして、二人そろって歩き……やがて、美術室のような場所につく。そこでは一人の少女が絵を描いていた。白と黒のツートンカラーという珍しい髪の少女だ。
「美術室って、ここかな?」
聞き覚えのある声がして振り返ると、タルト達もここに来ていた。そして、瑠奈たちが入ってきた場所からは露草達が……。
彼らの目の前で、複数の吸魂ミルちゃんに囲まれながら絵を描いているのは、
黒白 滴
だった。彼女はどことなく楽しそうにキャンバスに向かっており、彼らに気付くのに時間がかかった。彼女は一同を一瞥し、またキャンバスに向き直る。
「それ、は……?」
「黒白さん……何か描いているのでしょうか?」
そっと手蹴と露草が問いかけると、滴はくすり、と笑った。
「お姉さんたちは、何だと思う~?」
キャンバスに、鮮やかな色合いの絵を描いている滴は、ほんのり笑っているようだった。部屋の隅から蛇のような物が出、固まるウォルターとタルトを七瀬が庇ったり、ふよふよと浮く吸魂ミルちゃんを歌いながらウインクして放たれる風で追い払おうとする瑠奈の様子など気にも留めていない。
普段の滴を知る人々が見たならば、彼女の描く絵が普段とはがらりと変わっている事に気が付くだろう。そして、よく見ればそれは……。
「吸魂ミル……ちゃん?」
手蹴が首を傾げながら答えれば、滴は「せいか~い♪」とのんびりと言って絵に没頭する。
「って固まっている場合じゃありませんわ! ロッカー! ロッカーはどこですの?」
アイオが辺りを見回せば、部屋の奥に『美術準備室』と書かれたプレートを発見する。突如降りてきたオバケをホウキで叩き落とし(ついてきたきなこがびっくりしてひっくり返ろうとしていた)、あいおを連れてドアを開ける。
「そ、そうよ! 私達の目的はメイ先生を助ける事なんだから!」
「メイ先生のホラー呼び寄せ体質の解決方法は解らないけど、行くしかないね」
紗月と理緒も頷き、アイオたちに続いて美術準備室へと突入。4人が見たのはデッサン用の見本や道具の奥にあるロッカー。しかも心なしか震えているように思えた。
だが、犇めいているのは大きなムカデやら、火の玉やら、ゾンビ……。そして、ポルターガイストなのか、絵具やキャンバスなどが飛んでいる。その上度天井一面に目が出ており……見事にホラーなものばかりだ。メイのホラー呼び寄せ体質の所為だろうか。
「何?! ここどうなってるのよっ! ホラー成分マシマシじゃない!!」
紗月の手を握ったまま身構える理緒だが、眼を逸らすことはしない。彼女は傍らの紗月と共に怖がりながらも奥へと踏み出す。
「あぁ、もう! お呼びではありませんことよ!」
アイオが飛んでくる火の玉を追い払い、あいおは小鳥のさえずりをイメージ、発する。鎌首をもたげるムカデの下をくぐり、固く手をつないだ紗月と理緒はなんとかロッカーへとたどり着き、開けようとした。だが、錆びているのか中々開かない。
「きゃあああああ! ムカデいや! でもこのままじゃ先輩たちが危ないし~~~!」
4人に続いた楓香は恐怖に屈しそうになりながらも花弁が舞い散るイメージを脳裏に描き、ろっこんを発動させる。すると、白いキャンバスが飛んでムカデにぶち当たりよろめかせる。
「手伝いますわ!」
アイオが箒でムカデの頭を叩きのめし、ムカデは気を失ったのか普通サイズのムカデになってしまった。
「先生、大丈夫ですか?」
その間に紗月が声をかけながら理緒と共にロッカーを開けようとするが、硬くて開かない。隙間から見えたメイは、必死に口を押えているように見えた。
(こういう時は……どうすれば……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月06日
参加申し込みの期限
2022年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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