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反転、膨張。変わって染まって?
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あいおもまた考えた。どうしたら先生は出てきてくれるかと。
「怖いよーっ!瓜山先生助けてーっ!」
あいおがろっこんの力を使って子供の声を出すと、怖がっていたメイの顔が僅かに引き締まったように見える。彼女は深く考えながら、もそもそとロッカーで動いている。
「……あぁ、なるほど。これはこれは……」
いつの間にか合流していたらしい道哉が、ホラー現象だらけの美術準備室を見渡してため息を吐く。彼は襲い掛かるホラー現象をスルーし、ロッカー内のメイへと声をかける。その仕草は、堂に入っていて。まるで、力ある物に怯えるように、怪異たちが僅かに動きを止める。
それはそうだろう。彼の正体は『長い間生きている猫又』なのだから。
「誰かいるかい? 私と同じ呼び寄せ体質になっている子かな? ここに逃げ込んだとみて間違いないかい?」
彼がそっと呼びかけると、隙間から見えたメイはこくり、と頷いたように見えた。
美術準備室にてメイ救出作戦が行われている一方、美術室では滴の周りを浮かぶ吸魂ミルちゃんが部屋に来たもの達へとふわふわ寄っていく。だが、瑠奈が軽やかな歌を歌いウインクする度に、風にのって押しやられる。
それでも戻ってくる吸魂ミルちゃんに対し、露草がスケッチブックを片手に立ち向かう!
「ミルちゃんこちらーデースYoooooo!?」
反応したのか、ミルちゃんが露草の方へ向いていく。ろっこんの多用でちょっと疲れていた瑠奈は、一息つくことが出来た。
それでも、ふよふよと吸魂ミルちゃんは隙あらば美術準備室へと飛んでいこうとする。その度に露草がスケッチブックを手に素早く動く。ウォルターもまた何かを悟ったのだろう。美術室にあったスケッチブックを手に吸魂ミルちゃんを追い払う。
「それにしても、この小さいの何でしょうかね? 追い払えばよかとですか?」
「そうデース! 一先ずは準備室に行かせないで下サーイ!」
七瀬の問いに露草が頷き、どうにか吸魂ミルちゃんを近寄らせないことに成功している。その間も、滴は我関せずという様子で絵を描き続けている。
手蹴はその様子を見ながら、再度吸魂ミルちゃんを食べようとした。が、口内で潰した瞬間にふわり、と消えてしまった。
(やはり食べられませんか)
手蹴は残念だ、というような眼差しで吸魂ミルちゃんを見つめる。
「ふぐっ……怖くて動けないよぉ……」
情けない声を上げ、美術準備室の入り口にへたり込んでしまったタルトを見、露草は「もうすぐ終わりマース! 大丈夫デース!」と励ましながらも吸魂ミルちゃん引き寄せをがんばっている。ウォルターは、この状況をこれ以上悪化させぬよう、七瀬たちとがんばるしかないな、と顔を上げた。
と、その時。手蹴はふらりと美術準備室へと向かって行った。
美術準備室のロッカーの前では、道哉がメイに語り掛けていた。
「嬢ちゃんを追ってきた幽霊たちは、君にひっついている虫を目当てに集まってるんだ」
「……!」
メイは『ひと』である。それ故にこの表現のほうがしっくりくるだろう。なるほど、と周りの者が納得しているのもつかの間、彼はこう続ける。
「取らないとこのままだぞ。……腹も減るだろう。夜になったらどうなることやらなぁ」
「~~~~!?」
メイがあからさまに怖がっている。だが、彼女は目で何かを探しているような動きを見せ……ややあってロッカーを内側からどうにか開けようとし始めた。口元から両手を離した彼女は何度もロッカーの扉を押す。そして、漸く転がり出た彼女は周りの光景に目を見開き、悲鳴を上げようとして堪えていた。
「ほら、引っぺがせ」
「で、でもどこに虫が……」
道哉に言われ、彼方此方と自分の周りを見るメイ。だが、口に偶然目がいった紗月が目を見開く。
「先生の、舌に何かいますっ」
「吐き出してください!」
あいおがアドバイスすれば、メイは舌をもごもごさせる。だがうまく取れないらしい。
(こうなったら手を……)
紗月がそう考えた時、メイの口が開き……影がその中に入ったかのように見えた。だが、次の瞬間には……ホラーな物は少しずつ消え始めていた。
「! ど、どういうことなの?」
楓香は困惑したが、メイは深くため息を吐きその場に座り込むのを見、手を差し伸べる。メイは顔を真っ赤にして「みなさん、ご迷惑おかけしました」と小さな声で礼を述べた。
(今のは……?)
理緒が辺りを見渡すも、影のような物はもうない。アイオと彼女は不思議そうに肩を竦めた。
(やっぱり、ダメでしたか)
影の正体は、手蹴の触手だった。彼女は的確な動きで、メイの口の中にいた吸魂ミルちゃんを潰したのだ。
彼女が振り返ると、滴はにこり、と笑ったように見えた。いつの間にかふよふよと靄のような物が彼女へと向かっているのを見かける。
「……? どうしたのデース?」
露草が不思議そうに問いかけると、滴はくすり、と笑った。
「秘密」
次の瞬間、露草を含むすべての者達が酷い眩暈に襲われ……我に返った時、一同は寝子島へと帰ってきたのだった。
瓜山先生についた吸魂ミルちゃん、除去完了!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月06日
参加申し込みの期限
2022年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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