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反転、膨張。変わって染まって?
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その頃、幾つかのロッカーを開けてメイを探していたウォルターたちは、何もない教室で一休みしていた。ここに来るまでに、下半身のない女子生徒に追いかけられたり、家庭科室に踏み込んだとたん包丁が飛んできたり、窓ガラスが急に割れたり……とホラー現象に見舞われたりした。
しかし、『空気が読めない性質』の七瀬が「どういう仕組みですかね?」とか「相当古かガラスごたぁ」などのんびり言ったりしたお陰でタルトとあいおはちょっとだけ心が救われていた。
「でも、0点の答案は怖かったよぉ」
職員室に入った時の事を思い出し、タルトは部屋の隅で三角座りをし、七瀬に励まされていた。
「しかし、ミルちゃんはいませんね……」
ぽそ、と手蹴が呟く。そして、それとなく仲間たちの方を見た。
(私のこの姿も、ホラーかもしれません)
手蹴は掌を見る。と、その末端が少し黒くなり、テラテラと光り、細くなる。彼女の正体はタールでできたようなアメーバの姿をしたあやかしである。
(私は進化を求めます。味覚による刺激こそが更なる進化を齎すのです)
彼女の目的。それは、味覚の刺激を得るべく吸魂ミルちゃんを捕食する事だったのだ。
「少し疲れていないかい?」
不意に、ウォルターに声をかけらた手蹴は手を人に擬態させ振り返る。
「いいえ、大丈夫です。お気遣いありがとうございます」
丁寧な所作でお礼を述べれば、ウォルターは「異変があればすぐにでも言ってほしい」と念を押す。
しばし休んでいた一同だったが、ここに来て僅かに歌が聞こえてきた。それはどんどん近づいているように思え、ウォルターは僅かに警戒する。
「! う、歌が聞こえる……。どゆこと??」
「そんな! 私達以外にいないわよね?」
タルトとあいおが突如聞こえた歌声にガクブルしながら辺りを見渡す。と、アイオがそっとあいおを小突く。
「こんな時こそ、あいおのろっこんですわ! ろっこんで何か楽しい感じの声をお出しなさい!」
「は、はい!」
あいおは急いでマイクを握る。彼女のろっこん『ミラクル☆ボイスチェンジ』は出したい音をイメージし、マイクで喋る事で自分の声をイメージした音に変えて出すことが出来る(但し、あいおが聞いた事のある音のみ)。
彼女は、和む音をと考え猫の鳴き声をイメージした。あいおの声が愛らしい猫の声になり、どこかほっこりする空気が漂う。
「かわいい……。どこかに猫がいるみたい……」
「かわいか猫ちゃんですねぇ」
タルトと七瀬が和んでいると、猫の声の合間に歌声が別の方向へ流れていくのを感じる。
「あれも、怪異ですの? それにしてはどこか自分の意思みたいな物を感じますわ」
徐々に冷静さを取り戻したアイオが僅かに首を傾げながら考察し、ウォルターと七瀬はそっと廊下を覗いてみる。
暫し息を飲み、耳を澄ませ……歌がどんどん近づいてくることに気付く。
(怪異ですかね?)
(逃げる準備が必要かな……?)
二人が顔を見合わせ、耳を澄ませていると……薄暗い場所から、瑠奈が歌いながら歩いていくのを見た。
「? 瑠奈、ですか?」
七瀬が怖がらせないよう問いかけると、瑠奈は頷く。ウォルターは生徒の一人である瑠奈に事情を問うと、彼女は自分の異変を語る。その内容に二人は「なるほど」と頷いた。
「皆に吸魂ミルちゃんの影響を受けさせないようにしていたんだね。だが、ここは危ない。一緒に行かないか?」
ウォルターは心配になり、瑠奈に手を差し伸べる。だが、彼女はその手をそっと止めて寂し気に微笑んだ。
「やっぱり、危険性があるので……一緒には行けません。心配してくれて、ありがとうございます」
瑠奈はそれだけ言うと一礼し、そのまま行ってしまった。
(生徒に気遣わせてしまうとは……)
ウォルターは罪悪感を覚えたまま瑠奈の背中を見送る。だが、この時。彼は自分に向かった怪異の存在に気付いていなかった。
「ウォルター先生、そこ」「うぐっ?!」
七草に指摘され、ウォルターはその存在に思わず身がすくむ。彼が苦手としている蛇っぽい物だったからだ。
二人の声で気づいたのだろう、あいおとタルトの手を握ったアイオがすっ飛んできた。
「何! 何なの?!」「先生大丈夫ですの?」「ふぇ、へ、蛇??!」
「一気に三人とも話されても困りマース!! 先生、立てマースカ?」
「あ、ああ……でも、まだ……」
露草が一気に来た三人娘を宥めつつウォルターへ手を差し伸べる。だがウォルターは腰を抜かしたのか、わなわなしている。しかも一匹先生に絡みついているではないか!
「あれ、せんせー急に止まってどうかしたとです? ……あぁ、はいはい、アオダイショウなら毒はなかですよ」
と、七瀬がアイオから箒を借り、蛇の周りをトントンと叩く。すると、蛇は驚いてどこかへと逃げて行った。
ウォルターはほっ、としたものの……生徒たちに情けない姿を見せてしまった、と顔を紅潮させつつ内心落ち込む。
「……もしかして蛇こわかです? 先生、誰にも弱点はあるもんです」
「そうです! だから元気出してください!」
「ね? また変なの出るの怖いから先に行こうよ! メイ先生がいるロッカー探さなくちゃ!」
七瀬、あいお、タルトに励まされ、アイオも頷く。
「そう言えば、もう結構ロッカーのある部屋は回ったと思ったけど……あとどこを見ていないかな」
ふと落ち着いたウォルターが確認しようと七瀬達に問う。と、考えていたタルトがポニーテールを弾ませて挙手した。
「そう言えば美術室にはまだ行っていないと思う!」
「なら、そこに行ってみませんか?」
あいおの提案で、一同は美術室を探してみることにした。
「手蹴さーん、出発しますわよ~」
まだ部屋にいるだろう手蹴へ声をかけたアイオは、そこが無人である事に目を見開いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
コメディ
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
53人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2022年03月06日
参加申し込みの期限
2022年03月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2022年03月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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